コンビ結成15年でつかんだ帯番組のMC。「もうないだろうなと思っていたところに、すてきなお話をいただいた。フジテレビのお昼を盛り上げたい」――「ぽかぽか」ハライチ インタビュー2023/01/05
フジテレビの新しいお昼の顔として、1月9日から始まる生放送バラエティー「ぽかぽか」。“みんなの楽しいが集まる場所”を合言葉に、何が起こるか分からない生放送ならではの楽しさや、さまざまなスタジオゲストたちとの軽快な楽しいトークなど、“楽しい”がたっぷり詰まったバラエティーをおくる。
同番組の司会に抜てきされたのはハライチ(岩井勇気、澤部佑)と神田愛花さん。3人の化学反応が楽しめる番組となりそうだ。
今回は、結成15年でようやくつかんだ司会の座に就くハライチのインタビューをお届け。久しぶりのコンビでの仕事にちょっとドキドキの様子…!? タッグを組む神田さんのインタビューは1月6日午前7:00に公開予定。お楽しみに!
――まず、「ぽかぽか」の話が来た時の率直な気持ちをお聞かせください。
澤部 「最初は、『次のお昼の~』みたいな感じで話を聞きました。その時は、曜日レギュラーなんだろうなと思ったんですけど、まさかの(司会)みたいな。めちゃくちゃびっくりはしましたね。マネジャーがもう慌てっぱなしで(笑)。電話がかかってきて『澤部さん、今1人ですか? 私も(1人で話せる場所に)移動しますんで…!』と言われて。絶対、写真撮られたんだ…と思いました(笑)。何も心当たりがないけど、なんかやっちゃったんだ…ってビビッてたらこれだったんで、まずはホッとしましたね(笑)」
岩井 「僕に電話が来た時は、そこそこ酔っぱらってて。しかも、めちゃくちゃ電波が悪くて断片的にしか聞けず。だから言ってることをつなぎ合わせて、この番組が始まるというところにたどり着きました」
澤部 「お昼の…帯…M…C…みたいな?(笑)」
岩井 「はい(笑)。つなぎ合わせて、なんか始まるみたいだなって(笑)」
――司会が決定してから、それぞれどなたか相談した方はいましたか。また、周りからの反響はいかがでしたか。
澤部 「相談は特にしなかったです。反響…、ノブコブ(平成ノブシコブシ)の吉村(崇)さんからすぐに連絡がきました。うちの事務所が表参道にあるんですけど、『表参道でデモ行進する!』とおっしゃってました(笑)」
岩井 「僕は唯一、どうしたらいいんですかねって相談した人がいて。爆笑問題の太田(光)さんなんですけど。『昼とか思わずに思いっきりやればいいんだよ』みたいなことを言ってくれて。『なんなら俺が行ってやろうか』と言われた時に、初めて『あ、この人に相談するべきじゃなかった』って思いました(笑)」
一同 「あはは!」
澤部 「フジテレビの生放送と一番相性が悪そうですけど(笑)」
岩井 「昼にピエロのメークをしてこられたら…って(笑)」
澤部 「また、社長(太田光代)に怒られちゃう(笑)」
岩井 「ちょっとミスったなとは思いましたけど、いい言葉をいただいたなと思っています」
――コンビ間で打ち合わせなどは…?
澤部 「特にしてないかなあ」
岩井 「うん、してないっすね」
澤部 「特に2人ではしてないですけど、事務所の人と俺らでご飯に行った時にこいつが言ってたのは『俺はそのままやるからな』って。『お前がちゃんとツッコめよ!』って。そのくらいですかね」
毎日会うのは中学生以来! 「ドキドキもあるし、楽しみでもある」
――久しぶりのコンビでの仕事で、お昼の生放送バラエティーですね。
澤部 「まだあんまり考えないようにしているんです。でも、お風呂に入っている時とかに『毎日やんのか…何時間も…ヤダヤダヤダ…』って。『めちゃくちゃ大変じゃない!』ってハッとする瞬間があるんです。(岩井に向かって)毎日会うわけでしょ?」
岩井 「そうですねえ」
澤部 「中学以来ですから! 仕事だってほぼ別々だったので、そこのドキドキもありますよね。楽しみでもありますけどね」
岩井 「あんまり考えないようにしているんですよね、僕も。(取材時は)特に企画とかもまだ決まっていないから、まだ“やるか分からないこと”みたいな感じで。…やってみてって感じですかね」
澤部 「確かに。生放送のバラエティーという部分に関しては、ちょこちょこやらせてもらっていますけど、コンビで生放送ってあんまりなくて、久しぶりなんですよね。取材とか行われてちょっと実感が湧いてきたというか。初回をやってみて、1週目が終わって…徐々にですかね」
岩井 「僕は生放送好きですけどね。かつて『ピカルの定理』(2010~13年/同系)という番組をやっていたんですけど、コントの収録をやってコントに出てたはずなのに、オンエアでCGで消されていたことがあって。そういう処理が行われないので、生放送好きです。…まあ、フジテレビですけど(苦笑)」
一同 「あはは」
澤部 「言うなよ、お前の思い出話(笑)」
岩井 「いや、言わせるなよ…!」
――(笑)。コンビで挑戦する上でやりやすいところはありますか?
澤部 「すんごいボケてくれる! 2人だと安心する面はありますね。…けど! やっぱり、何を言うか分からない怖さ(笑)。果たして俺はそれを正せるのかっていう不安はありますね。『ぽかぽか』を通じて、岩井を陽の人間にできたらなって思います(笑)」
岩井 「いたらツッコんでくれますから助かりますけどね。僕はテレビをあまり見ていなくて、芸能人を知らなくて。『この人なんの人なんだろう!』って思う時がめちゃくちゃあるんです。そういう時は澤部に預けて」
澤部 「(笑)」
岩井 「澤部の接し方を見て『あ、こういう接し方をすればいい人なんだ!』と思う時が多々あるので、助かりますね」
ゲストに呼びたいのは、自分を見つけてくれたあのタレント
――お二人とタッグを組むのは神田愛花さんです。楽しみなことがあれば教えてください。
澤部 「神田さん面白い人ですからね。単純に楽しみです。岩井さんもそうですけど、何言うか分かんないっていう…(笑)。神田さんもめちゃくちゃですから! 何を言うか分からない2人にツッコんだりしなきゃいけないというのは怖いですけど、そういう面も生放送なりに楽しんでいけたらなと思います」
岩井 「気を付けてても変なこと言っちゃう…」
澤部 「…気を付けてないよ別に!」
岩井 「…まあ、気を付けてないんですよ」
澤部 「気を付けてないんかい」
岩井 「気を付けてないんで(笑)。なんかそれが名物みたいになったらいいっすけどね」
澤部 「あはは」
岩井 「『今日はなんか言うんじゃないか!』って思ってもらったり、『今週も変なネット記事になっちゃってる!』というのを名物みたいにしてくれて、それにあぐらがかける状態になりたいなって」
澤部 「(笑)。どういう番組になるかもちょっと分かんないからなあ。模索中ではありますね。でも、神田さんもいらっしゃって、3人のグルーブ…? 何て言うんですかね、ジャズというか、セッションというか…生放送ですからね。その掛け合いのよさは出していかないとなとは思っています。放送回数を重ねて、どんどん3人のチームワークを築き上げて、出していきたいですね!」
――3人のグルーブ感、楽しみです! その掛け合いに加わる方として呼んでみたいゲストはいらっしゃいますか。
澤部 「ゲストかあ。岩井さん、いる?」
岩井 「僕があんまりフィーチャーされていない時期に見つけてくれて育ててくれて『いいよ!』って言ってくれた坂下千里子さん。千里子さんに何かしらの形で出ていただけたら、うれしいですね」
澤部 「千里子さん、いてくれるだけで楽しいからね! 楽しいが集まるね」
澤部家のランチタイムや旅行にカメラ入れ!? 「中継先に若手芸人を行かせて…」
――生活サイクルがガラッと変わると思いますが、今のうちにやっておきたいことなどありますか。
澤部 「何でしょう。なーんにも考えてなかったですね…(笑)。でも、リズムを作んなきゃっていうのは、帯(番組)をやっている方々がおっしゃいますよね。最初は分かんなくても、自然とできてくるんですかね。今は妻とのランチを大事にしていたんですけど、それに行けなくなるっていうので…。ちょっと澤部家が揺れています(笑)。でも、妻とのディナーを増やしていこうかな」
岩井 「いいと思いますよ、ランチしてもらっても。中継つなげばいい」
一同 「(笑)」
澤部 「フジテレビっぽいな(笑)」
岩井 「中継先に若手芸人を行かせて」
澤部 「あはは! 嫌がるから、うちの妻が!(笑)」
岩井 「そういうのもいいと思いますね(笑)。(帯番組持っている人たちも)旅行で休み取ったりするじゃないですか。俺、全然休みいらないんで、澤部が旅行に行っている時とかも中継つないで…」
澤部 「絶対嫌だよ! 休みじゃなくなっちゃうじゃん(笑)」
岩井 「突撃してもらって…(笑)」
――そしたら岩井さんの家にも…。
岩井 「絶対嫌ですね」
澤部 「めちゃくちゃキレるでしょ?(笑)」
岩井 「めちゃくちゃキレますね。めちゃくちゃキレてもいいんだったら来てもらっても」
一同 「(笑)」
――では最後に、意気込みをお願いします!
澤部 「芸人始めた時に『自分たちの冠を!』『自分たちがMCで!』って言ってましたけど、なかなかチャンスが巡ってこなくて。15年やってきてもうないだろうなと思っていたところに、すてきなお話をいただきました。だからフジテレビのお昼、日本のお昼を盛り上げたいなと思います。今、こうやって取材されていた時が一番よかったなって、この日が思い出にならないように…(笑)」
一同 「(笑)」
澤部 「『あ、もう終わるんだ番組…。最初の囲み取材楽しかったなあ…』ってのがすぐ来ないように(笑)、頑張りたいと思います」
岩井 「そもそも柄じゃないなとは思うんです。でもよく考えたら、朝やお昼の番組をやっている芸人のMCの人、全員、人相悪いっすからね」
澤部 「冷静に考えたらね(笑)」
岩井 「だから、自分も意外と適任なんじゃないかなって思っています」
澤部 「(笑)」
【プロフィール】
ハライチ(はらいち)
2006年にコンビ結成。09年の「M-1グランプリ」で決勝に進出し注目を浴びる。16年からTBSラジオにて冠番組「ハライチのターン!」、21年からsmash,にて冠番組「ハライチのYAMi」を担当。
岩井勇気(いわい ゆうき)
1986年7月31日生まれ。埼玉県出身。ボケ担当。「おはスタ」「ゴッドタン」(ともにテレビ東京系)、「まんが未知」(テレビ朝日)、「土曜RISE!我流しか勝たん!~生活革命新裏技~」(フジテレビ)などに出演中。コンビで出演中のラジオ「ハライチのターン!」のほかに、「ボートレース戸田presents ハライチ岩井 ダイナミックなターン!」(TBSラジオ)にも個人で出演している。
澤部佑(さわべ ゆう)
1986年5月19日生まれ。埼玉県出身。ツッコミ担当。「相葉マナブ」(テレビ朝日系)、「なりゆき街道旅」「爆買い☆スター恩返し」(ともにフジテレビ系)、「そこ曲がったら、櫻坂?」(テレビ東京系)などに出演中。
【番組情報】
「ぽかぽか」
1月9日スタート
フジテレビ系
月~金曜 午前11:45~午後2:45
取材・文/フジテレビ担当 Y・O
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