Feature 特集

スペシャルインタビュー

菊池風磨×ニューヨーク「初めて視聴率表見たんですよ」「燃え尽きようとしてる？」「超絶限界」インタビュー2022/12/21

　今年7月に特番として放送され、10月からは隔週レギュラーとしてスタートした「超絶限界～ソコまで見せる!?大百科～」（フジテレビほか）の3時間スペシャルが、12月27日に放送決定！

　Sexy Zone・菊池風磨さんと、ニューヨーク・嶋佐和也さん＆屋敷裕政さんがMCを務める同番組は、この世のありとあらゆる“超絶限界”の禁断映像・瞬間を撮るために、芸能人たちがとんでもない熱量を持って奮闘する姿を楽しむバラエティー。今回はゲストにSexy Zone・佐藤勝利さん、ジャニーズWEST・藤井流星さん、山本舞香さん、平成ノブシコブシ・吉村崇さんを迎え、「消防」「海上自衛隊」「激レアグルメハンター」の内情に迫っていきます。

　ニューヨークの2人は、「激レアグルメハンター」として海外ロケにも挑戦。巨大生物との接触を試みたようですが…？　そんなロケの感想やレギュラー化した番組の印象などについて、菊池さんとニューヨークの3人に語っていただきました！

「超絶限界」は「1年くらいで解散する伝説のバンド」？

――収録お疲れさまでした！　いかがでしたか？

菊池　「3時間スペシャルの収録でしたが、すごくあっという間に終わった感じがしました。VTRもボリュームがあって面白かったですし、スタジオでも消防隊や自衛官の皆さんからいろんなお話をお伺いできて。普段知り得ないことを質問させていただいたりもして、すごく楽しい収録でした」

屋敷　「3ネタあったんですけど、それぞれにもうとんでもないお金がかかってたんですよ。もうこれチーフプロデューサーが、この番組にいくらかかったかをちゃんと発表した方が視聴率上がるんちゃうかなって」

菊池　「ははは（笑）。確かに！」

屋敷　「『超絶限界今回○○円かかりました』ってタイトルにした方が見る人多いんちゃうかなっていうくらい。僕らもね、ロケ行かせてもうたんですけど、たぶん今のテレビでなかなかない規模のロケやったんで。スタッフさんもみんな『こんなん久しぶりや』って言ってましたね。昔のテレビのいい部分というか、そういう良さが出てるんじゃないかなと思います」

嶋佐　「今回、年末特番ということで、われわれもがっつり海外ロケ行って、巨大モンスターと対峙（たいじ）してきましたんで。そこはぜひ見ていただきたいなと思ってます」

――10月にレギュラーとしてスタートしてから約2カ月がたち、このたび全国ネットで特番として放送。手応えは？

屋敷　「2カ月か～」

菊池　「すげえ長く感じる。半年くらいやってた感じしますけど（笑）」

嶋佐　「俺も。めっちゃ分かります」

菊池　「でも、本当にネタは強いですよね。パンチがあるというか、一切妥協を許さない感じ。そういう気迫が面白さにつながってるのかなと思いますね」

屋敷　「なんか、デビューしてから1年くらいで解散する伝説のバンドってこんな感じなんかなって」

菊池　「ははははは！　じゃあ終わっちゃいますよ（笑）」

屋敷　「燃え尽きようとしてる？　それくらいの勢いで今走ってるなって感じします、この番組」

嶋佐　「この、絶頂の感じね」

――反響を感じることはありますか？

菊池　「特にスペシャル回は言われましたね。いろんな人に『F-15戦闘機乗ってるの見たよ』って言われたりしました」

屋敷　「僕はTwitterで『ニュージーランドに行ってきた』って書いたら、関係者の人から『何で行ったの？』と聞かれることが多くて。『フジテレビの“超絶限界”っていう番組です』って答えたら、『あ～！　知ってるよ』って言われたりしたんで、結構知ってくださってるんやなって思いました」

嶋佐　「うん。視聴率は全然悪くないみたいです。この番組だけなんですよ、打ち合わせの時に視聴率表のコピー見せられて、『先週の視聴率、こうでした。並びがこうで…』って説明されるの」

菊池　「確かに（笑）」

屋敷　「『ついに○○（裏番組）、倒しました！』って（笑）」

嶋佐　「初めて視聴率表見たんですよ、僕。芸人やってて」

菊池　「僕も初めてでした」

屋敷　「それをゲストの方にも見せてたのは驚いたけど（笑）」

SixTONES・田中樹＆髙地優吾、ニューヨークもロケへ！

――ニューヨークのお二人は、「激レアグルメハンター」としてニュージーランドロケにも挑戦されました。

屋敷　「レギュラー回でも登場してくださった、グルメハンターの谷田圭太さんに案内していただいたんですが、ロブスターを捕まえるというくだりで、谷田さんが船に酔ってしまって。たぶん放送では使われない部分だと思うんですけど、そこがめっちゃおもろかったんですよね。谷田さんってどんな時も諦めへんし、こっちが『もうやめましょうよ』って言ってもその獲物をハントし続けたい人なんですけど、ロブスターの時は酔いすぎて『もう無理です！』って（笑）」

菊池　「最高だな～」

屋敷　「『もうボキボキに心が折れました！』って。その時がめっちゃおもろかったんで、ちょっとでも使ってほしかったなって思います」

菊池　「流してほしいですね～」

嶋佐　「巨大生物を目の当たりにして、行ったかいがあったなと。日本では見られないようなものが見れたので、テンションが上がりました。でも今は、無事帰ってこれて本当に良かったなって」

屋敷　「行く前は本当に不安でしたから」

嶋佐　「本当に怖かった！」

――ロケの内容は何も聞かされていなかったとか…。

屋敷　「『超絶限界』と知らされてからは、めっちゃ憂鬱でしたよ。ただただ『もう無事に帰るしかない』って」

嶋佐　「出発するまでは本当に嫌でしたね…。途中で『もうやるしかない』って腹くくりましたけど」

――「海上自衛隊」パートでは、SixTONESの田中樹さん、髙地優吾さんが海上自衛隊パイロットの登竜門である、教育部隊の訓練に挑戦されていました。

菊池　「2人は歴も近いですし、田中に関しては同期なので、2人が出てくれるのはうれしかったですね。でもなんか、不思議な感覚でした。『こんなつらいことをやってくれるんだ』と思いましたし、あとは2人とも結構動ける方だと思うんですけど、海上自衛隊の方々の訓練となると、あんなに動けないもんなんだなって。それだけ海上自衛隊の皆さんってすごいんだなって思いましたし、2人との対比もあって、見応えのあるVTRでした」

“ジャニーズあるある”“芸人あるある”

――スタジオでは、「消防隊」と「海上自衛隊」の“業界あるある”が明かされましたが、皆さんが感じる“業界あるある”はありますか？

屋敷　「こないだギャル曽根さんに言われたんですけど、スタジオで収録が終わっても、先輩がはけるまで後輩は待ってるんですよ。ギャル曽根さんに『なんで皆さん、はけないんですか？』と聞かれたんですけど、それはたぶん芸人のノリというか。ジャニーズってそんなんあります？」

菊池　「どっちかっていうと僕らもそうですね。先輩が出るまで僕らも出ないですね」

屋敷　「じゃあ“ジャニーズ・芸人あるある”か」

菊池　「でも僕らの場合、一緒のスタジオになることがあんまりないんですよ」

屋敷　「そっかそっか。そんなごっちゃにならないか」

嶋佐　「僕は、これはたぶんなんですけど…。芸能界って、いろいろジャンルがあるじゃないですか。僕らのような芸人、菊池さんのようなジャニーズ、あとは俳優、ミュージシャンとか…。いっぱいいらっしゃる中で、芸人が一番“車を持ってる率”が少ないかもしれないです。意外とめちゃくちゃ売れ切ってる人も、全然車持ってない人いますから」

屋敷　「マジでマジで推測っすね（笑）」

嶋佐　「“芸人、売れてても意外と車持ってないあるある”。理由はたぶん、いろんな現場行くからだと思います」

屋敷　「確かに。1日三、四つ行くと、駐車場がめっちゃめんどくさいんですよ。やったらタクシーの方が楽なんです。あとタクシー代は（経費で）落ちるのに、ガソリン代は落ちひんとか」

――ニューヨークのお二人は、車を買う予定は？

嶋佐　「特に考えてないですね」

屋敷　「まぁね。あったら便利やなと思いますけどね。でもやっぱり四つとか現場があると面倒くさいですね。あと、みんなめちゃくちゃ酒飲むからちゃう？」

嶋佐　「確かにな。（千鳥の）大悟さん持ってないもんな」

屋敷　「酒飲むからや！（笑）。あとジャニーズあるあるで俺思ったんは、吉本の芸人くらい実は働いてる」

菊池　「ははははは！（笑）」

屋敷　「こないだ、なにわ男子のツアーの最終日に見に行かせていただいたんですよ。次の日、収録でフジテレビに行ったら、なにわ男子が朝7時半に入ってて！　『全国ツアーのファイナルの翌日に、朝7時半から働いてるやん！　すごいな！』と思いましたね」

――最後に、一緒にMCを務める中で、お互い印象が変わった部分はありますか？

菊池　「僕は、嶋佐さんと合うなと思ったのは、昔やってたゲームが同じだったんですよ」

屋敷　「収録中、ちっちゃい声で言ってたなぁ。絶対誰にも伝わらんような例えを」

菊池　「僕、スーファミ（スーパーファミコン）の『魂斗羅スピリッツ』ってゲームが大好きだったんですけど、VTRのある場面で僕がぽろっと『魂斗羅みてーだな』って言ったら、嶋佐さんが『えっ、魂斗羅知ってんの!?』って（笑）。『あの画角変わるのいいですよね！』とかって2人で盛り上がっちゃいましたね。印象というと少し話が逸れますけど、こないだ河合（郁人）くんから夜中に連絡があって。『今何やってる？』って聞かれたんで『仕事の合間です』って送ったら、『今、屋敷さんと飲んでます』って返事がきました」

屋敷　「その日以降、2回くらい飲んでる（笑）」

嶋佐　「河合くん、俺んちのベランダで焼き肉したよ」

菊池　「マジっすか！（笑）」

嶋佐　「俺んちのベランダで焼き肉しようよ」

菊池　「いいっすか？　じゃあ河合くんと行かせてもらいます（笑）。その時は魂斗羅ハードモードでやりましょ！」

嶋佐　「ハードモードやりたい！」

菊池　「ハードモード、あれ子どもがやったら泣きますからね。めちゃくちゃ難しいですから！（笑）」

【プロフィール】

菊池風磨（きくちふうま）
1995年3月7日生まれ。東京都出身。A型。2011年、Sexy Zoneとして1stシングル「Sexy Zone」でCDデビュー。主な出演作は、映画「もっと超越した所へ。」、ドラマ「時をかける少女」（日本テレビ系）、「嘘の戦争」（フジテレビ系）、「吾輩の部屋である」「バベル九朔」（ともに日本テレビほか）、「イタイケに恋して」（日本テレビ系）、「ファイトソング」（TBS系）、「トモダチゲームR4」（テレビ朝日系）など。「芸能人が本気で考えた！ドッキリGP」（フジテレビ系）にドッキリクリエイターとしてレギュラー出演中。23年1月22日より、ドラマ「ギバーテイカー」（WOWOW）が放送・配信スタート。23年4月より、倉科カナとダブル主演を務めるドラマ「隣の男はよく食べる」（テレビ東京系）が放送予定。

ニューヨーク
嶋佐和也（1986年5月14日生まれ、山梨県富士吉田市出身）と、屋敷裕政（1986年3月1日生まれ、三重県熊野市出身）が、ともに東京NSC15期生として入学。2010年、コンビ結成。「M-1グランプリ」2019・2020、「キングオブコント」2020・2021ファイナリスト。現在のレギュラー番組は、「NEWニューヨーク」（テレビ朝日系）、「まだアプデしてないの？」「マッドマックスTV論破王」（ともにテレビ朝日ほか）、「ラヴィット！」木曜レギュラー（TBS系）、ラジオ「紗倉まなとニューヨークのマジックミラーナイト」（文化放送）など。

【番組情報】

「超絶限界海上自衛隊＆消防＆激レアグルメハンター大百科SP」
フジテレビ系
12月27日　火曜　午後6：00～9：00
MC：菊池風磨（Sexy Zone）、ニューヨーク（嶋佐和也、屋敷裕政）
ゲスト：佐藤勝利（Sexy Zone）、藤井流星（ジャニーズWEST）、山本舞香、吉村崇（平成ノブシコブシ）
ロケ出演：ジョイマン（高木晋哉、池谷和志）、どぶろっく（森慎太郎、江口直人）、やす子、田中樹（SixTONES）、髙地優吾（SixTONES）、森泉
進行：藤本万梨乃（フジテレビアナウンサー）

取材・文／宮下毬菜（フジテレビ担当）