「チグハグ」が大バズりしたTHE SUPER FRUIT! スパフルの“裏デビューシングル”はド直球な1曲に2022/12/21
2022年8月に発表したデビューシングル「チグハグ」がTikTokを中心に人気を呼び、総視聴回数が12億回を超えた男性版清純派7人組グループ・THE SUPER FRUIT(阿部隼大、堀内結流、星野晴海、小田惟真、田倉暉久、松本勇輝、鈴木志音)。TikTok流行語大賞2022も受賞した彼らが、12月21日には“裏デビューシングル”として「馬鹿ばっか」をリリースします。まぶしいほどにみずみずしくてフレッシュ、気のおけないやりとりも楽しい7人に、新曲の魅力とこれからへの思いを聞きました。
――まずは“裏デビューシングル”と聞いた時の感想を教えてください。
星野 「裏!? なんじゃそりゃ!でした(笑)」
鈴木 「セカンドシングルが来るのかなと思ったら、裏デビューって」
松本 「『そもそも裏って何?』ってなったよね」
田倉 「グループをもう1個作っちゃうのかと思った(笑)」
――「馬鹿ばっか」というタイトルも印象的ですね。
堀内 「今まで僕たちは『Seven Fruits』『君はリアコ製造機』『チグハグ』など、どちらかというとキラキラでポップなイメージの曲を歌うことが多かったんですけど、ここまで直接的な表現をするタイトルにビックリしましたし、素直に『どういう歌なんだろう?』って思いましたね」
田倉 「『チグハグ』はどちらかというとキャッチーさから入っていって、徐々に『この歌詞いいな』と思わせていく曲なんですけど、『馬鹿ばっか』は変化球なしで、いきなり豪速球を投げつけている感じというか」
堀内 「間違いない(笑)」
小田 「一見タイトルだけ見ると、キツいことを言っているように思えるんですけど、ちゃんと歌詞を理解すると、実はほとんど『チグハグ』と言っていることが変わらないんです」
星野 「確かに。文字だけでは伝わらないものがあるというか。聴く前と後では大きく印象が変わる曲でもあると思います」
阿部 「深いメッセージが込められていますし、でも口ずさみたくなるようなメロディーも入っていて。中毒性があるなと思いますね」
松本 「あと単純にド直球に『馬鹿ばっか』と言っている分、聴いていてすごく気持ちがいいです(笑)」
阿部 「ダンスもキャッチーなので、TikTokなどで踊ってくれるとすごくうれしいですね」
田倉 「あの振り付けを最初に見た瞬間は、全員が『おぉ~!』って」
小田 「盛り上がったよね~」
鈴木 「『チグハグ』の時と振付師さんが同じなんですよ」
松本 「歌っている時はニコニコやクールなど、いろいろな表情もしていて。パフォーマンスでは僕らのそういう部分にも注目して見ていただけると面白いと思います」
――MVでは黒シャツを着た大人っぽい姿も披露していますね。
小田 「ぬれ髪にしてみました! クール系っていうか、セクシー系…?」
星野 「メークチェンジもしてね」
堀内 「あんなメーク初めてやったよね」
田倉 「みんなはがっつりメークをされていたのに、僕だけ一切いじられていなくて。髪の毛をぬらしたら、そのまま『じゃあ行ってきて~』と出されちゃって。『もうちょっと目元とか、やらなくていいんですか?』って聞いたら『あ、大丈夫!』って(笑)」
鈴木 「元がいいんだよ!」
松本 「元が濃い顔をしているからね」
星野 「なんだ、自慢話か」
田倉 「違う! なんかそれじゃ俺、めっちゃ性格が悪いみたいじゃん!(笑)」
鈴木 「いいよ、いいよ~」
星野 「格好いいよ~」
田倉 「違うって!(笑)」
松本 「結流くんも、めちゃくちゃ格好よくて。『身長がめっちゃ高い人みたい』って話をみんなでしていました」
小田 「ホントはちっちゃいのに(笑)」
堀内 「バストアップだったからね(笑)」
星野 「でも韓国風っていうのかな。時計ブランドのCMをしていそうな男前感があった」
田倉 「あとはアレだね、胸のシャツのボタンを何個外すか問題」
鈴木 「そうそう!」
堀内 「椎真は何個開けたの?」
小田 「僕、3個」
田倉 「俺、3個」
堀内 「俺は2個」
阿部 「最初の撮影メンバーは3個開けてたんですけど、後のメンバーはチーフマネジャーさんから『セクシーすぎるから、ちょっと閉じようか』って言われちゃって(笑)」
星野 「でも晴は逆に全部閉じて行ったら、二つ開けられたよ」
全員 「あははははっ!」
松本 「暉なんて、すごかったじゃん」
田倉 「僕は三つ開けた上に、襟をひっくり返して肩も出しました」
堀内 「やってたわ~!」
鈴木 「あれはチャラかった!」
星野 「ヤダ~」
田倉 「いやそれが不思議なんですけど、僕、似合うんですよ(笑)」
小田 「いいよ、また自慢は(笑)」
阿部 「いい、いい。今はいい(笑)」
田倉 「ちょっとぐらい、いいじゃん!(笑)」
――2022年はどんな1年でしたか?
堀内 「怒濤(どとう)だったね」
阿部 「時間が過ぎるのが過去イチ、早かったです」
松本 「もう毎日が大切なことをしないとっていう危機感…じゃなくて(笑)、緊張感がありました」
小田 「何におびえてるの?(笑)」
田倉 「本当にたくさんの場所に遠征に行かせていただいたので、自分が今、何県にいるのかが分からなくなったこともあって」
阿部 「分かる。俺、名古屋で山手線の時間を調べたことがあるもん」
全員 「あはははっ!」
小田 「本当にこの1年は濃かった…。一気に2年ぐらいたって、今はもう17歳の気分だもん」
鈴木 「というか、まだ15歳なんだ」
田倉 「俺らだってまだみんな10代だ!」
阿部 「でも俺は、あと2カ月ほどで20歳に…(笑)」
小田 「僕もあと1カ月で16歳だよ?」
星野 「うるさいな、16歳」
田倉 「この若造がぁ!」
小田 「きゃははははっ!」
――ずっと一緒にいることで、グループとしての絆も深まりました?
星野 「なんかもう家族に近いよね」
堀内 「本当に家族と同じレベルです」
阿部 「おそ松さんみたいだね」
松本 「あ、確かに!(笑)」
鈴木 「分かる!」
星野 「(冷たい視線で)おそ松さんって…笑えるわぁ」
――ちょいちょい挟まれる星野さんの毒舌が面白い(笑)。
星野 「え~、でも違うんです。僕、正直に生きてるだけなんです」
鈴木 「あはははっ! 正直が毒舌(笑)」
田倉 「僕は本当に毎日震えながら生きてます」
小田 「ここ(星野と田倉)のやりとりが面白いんですよ」
田倉 「ツッコミのナイフが鋭すぎて、時々「あれ、貫通した?」と思います(笑)」
――2023年への意気込みも聞かせてください。
田倉 「そうですね~。まず晴海には、もうちょっと優しくなってもらって」
星野 「もっと鼓舞していこうと思います」
全員 「あはははっ!」
堀内 「2023年も爪跡を残したいですね。来年もスパフルは来るぞ!というのを示せたらなという思いはあります」
阿部 「今の勢いをさらに加速していきたいです」
小田 「2022年はTikTokの流行語大賞をいただけた分、来年もそれ以上に頑張らないとなって。駆け抜けていきたいです」
田倉 「ありがたいことに賞をいただけましたけど、グループとしてはまだ1個目の賞なので。もっといろいろな人に認めてもらえる機会を増やしていきたいです。そして、あわよくば事務所にいっぱい僕たちの賞状などを飾れたら」
堀内 「それは格好いいわ」
小田 「堂々とね(笑)」
【プロフィール】
THE SUPER FRUIT(ざすーぱーふるーつ)
グループ名の由来は、フルーツのように“あるとうれしい”特別な存在になれるようにという願いと、“新鮮さをいつまでも届ける”という意味が込められている。2021年10月1日から3カ月間のプレ始動を経て、4月6日にLoppi・HMV限定盤ミニアルバム「THE SUPER FURUIT」を、8月31日にはデビューシングル「チグハグ」をリリース。12月21日にはLoppi・HMV限定盤 裏デビューシングル「馬鹿ばっか」が発売される。
取材・文/松木智恵 撮影/蓮尾美智子
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