スピンオフドラマ第2弾! 瀬戸康史が「グレーテルのかまど」への思いを語る「もう体の一部みたいなものです(笑)」2022/12/17
お菓子にまつわる数々の物語を、15代ヘンゼル(瀬戸康史)と魔法のかまど(キムラ緑子)がおくる「グレーテルのかまど」(NHK Eテレ)。12月21日に放送される待望のドラマ企画第2弾は、多忙なパティシエとなったヘンゼルと、この世に未練の残るゴーストが織り成すロマンチックホラー・コメディーです。
今回は、へンゼル役の瀬戸さんにスピンオフドラマの見どころや、11年続く「グレーテルのかまど」への思いなどを伺いました。
──スピンオフドラマの第2弾が制作されると聞いた時の心境はいかがでしたか?
「率直にうれしかったです。本編の10年後くらいが描かれている、ちょっと大人になったヘンゼルを演じることができるということと、緑子さんが声だけではなく人物として出てくるので、一緒にお芝居ができることがすごく楽しみでした」
──スピンオフドラマに出演されるゲストの方にも毎回注目しています!
「毎回、個性豊かなすてきなゲストの方が来てくれています。前回の美村(里江)さんに続いて、今回は宮澤エマさんが来てくれて、個人的にうれしかったです」
──宮澤さんの印象はいかがでしょうか?
「エマちゃんとは、昨年出演したミュージカル『日本の歴史』で初めてお会いしました。それに続いて大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では僕の姉役、そして今回は僕がときめくゴースト役。同い年で縁を感じますし、一緒に芝居をしていてとても楽しい役者さんです」
──今回のドラマはファンタジー要素があってクリスマスにぴったりの内容だと思いますが、注目してほしいポイントはありますか?
「思いを込めて一生懸命(料理を)作れば、どんなに遠くにいる人にもその思いは届くんだということを感じてもらいたいです。今回の内容はファンタジーですが、強く思いを込めることは大事だなと」
──番組の放送開始から約11年がたちますが、あらためて番組に対する思いをお聞かせください。
「なくてはならない存在になっています。11年もやっていると、もう体の一部みたいなものです(笑)。お菓子屋さんとかに行くと、『グレーテル見てます!』と必ず声をかけられますし、そう言っていただけるのも長年やってきたからだろうなと思うので、本当にうれしいですね」
──最近、周りで一番反響が大きかったなと実感した回はありますか?
「最近だと、『ゴールデンカムイのカネ餅』ですね。この回が放送される前に、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で、僕が下手くそな餅を作って(大泉洋さん演じる)源頼朝を殺しかけるシーンがあったんです。そこでも少し話題になりましたが、『グレーテル』ではちゃんとした餅を作っているというギャップで、ちょいバズりしました(笑)」
──ヘンゼルと魔法のかまどのやりとりも、SNSではよく話題になりますよね。
「皆さん注目してくださっていてありがたいです。僕とかまど役の緑子さんとの掛け合いは、パイロット版からこんな感じだったんですよ」
──アドリブ多めな…?
「そうです。それで11年も続けてこられたというのは本当に奇跡だと思いますし、どんどん仲も深まっているような気がします」
──あらためて、キムラ緑子さんはどんな存在ですか?
「番組と同じく、なくてはならない存在ですね。相棒であり、尊敬できる先輩であり、いつも僕を褒めて甘やかしてくれる、すごく大切な人です」
──ヘンゼルを“演じながら”料理をするという難しさはありますか?
「演じているから…という難しさはないですね。料理を作る手順や、スタジオの温度調整が難しいことはあります。僕が体温高めなので、触った途端にチョコレートが溶け始めてしまうこともありますし(笑)。逆に楽しさの方が大きいです」
──どのような部分に楽しさを感じますか?
「料理やお菓子がどんどん形になっていくところですね。『これ作れるのかな…?』と不安に思ったものが完成した時は、本当にうれしいです」
──今後、番組を通して挑戦してみたいことはありますか?
「今回のスピンオフドラマでアメを使ったのですが、今後、またアメを使ったお菓子を作れたら面白いかなと。できるかは分からないですけど、ステンドグラス風のアメ細工とかに挑戦したいです」
──放送は年末ですが、2022年はどんな年でしたか?
「目まぐるしかったです! いろんな作品に携わらせていただいて、いろんな役にも挑戦しました。そのたびに大きな壁にぶつかって、それを毎回乗り越えたのか…ぶち壊したのかは分からないですが(笑)。その繰り返しだったので、すごく達成感のある1年でした」
──ありがとうございました!
【番組情報】
「グレーテルのかまど スピンオフドラマⅡ パティシエ・ヘンゼル クリスマスの魔法」
NHK Eテレ
12月21日 水曜 午後10:00~10:45
NHK担当・M
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