「夫婦円満レシピ」で連ドラ初主演・佐津川愛美、1日誰かと立場を入れ替えられるなら？「フレッシュな感情をお芝居に生かしていきたい」2022/11/16

　テレビ東京系にて放送中のドラマParavi「夫婦円満レシピ～交換しない？一晩だけ～」。漫画・越川珠江さん、原作・アオイセイさんの人気漫画「夫婦円満レシピ～それでも夫を愛している～」を原作に、さまざまな理由でセックスレスに悩む夫婦を描くドラマです。

　今回は、主人公の仁科志保を演じる佐津川愛美さんに、クランクイン直前に伺ったお話をご紹介します。

――あらためて作品の印象をお聞かせください。

「お話をいただいた時点で、『過激なシーンを原作の表現そのまま描くことはないです』と伺っていたので、志保の心情だけを純粋に追うことができました。ですので、私の中ではセンセーショナルで刺激的な作品という印象はなくて。とても真剣に悩み合って、お互いに向き合おうとしているいい夫婦の話だなと感動して読ませていただきました」

――連続ドラマ初主演で緊張されているとのお話でしたが、今はいかがですか？

「意識してしまうと不安になって緊張してしまうので、主演であるということを意識し過ぎないように自分に言い聞かせながら現場にいます。でも、ほかの演者さんやスタッフの皆さん、監督とコミュニケーションを取るにあたって、自分をさらけ出さないと相手も心を開いてくれないなと思ったので、不安に思っていることをお話させていただいたりしました。千賀（健永）さんも空気作りでフォローしてくださったり、ほかの皆さんもたくさんフォローしてくださって…。とてもいい関係が築けてきていると思っています」

――本作に対して、特にこだわった点があれば教えてください。

「原作の志保の心情にとても寄り添って読んでいたので、ドラマの脚本として上がってきた時に気になる点をお話させていただき、プロデューサーさんと一緒に脚本を作っていきました。志保の心情をどのようにドラマで描いていくかが、一番こだわった点です。本打ちに3回も参加させていただいたのですが、それはこの作品が初めてです。原作のここのシーンはどうしても入れたいですとか、志保の心情を表す上で必要だと感じた部分は足していただいたりしました」

――ナレーションでの芝居もあると思いますが、普段の演技より難しい点などありますでしょうか？

「ほかの作品でもナレーションをやらせていただいていたり、ラジオドラマの経験もあったので、今回の作品で後からナレーションをとるということに難しさを感じることはなかったです。声だけの演技というのも面白くて好きです。こちらも映像でのお芝居同様、楽しんでいただけたらうれしいです」

――佐津川さんが1日誰かと立場を入れ替えられるとしたら、どんな人と入れ替わってみたいですか？

「新入社員の方かな。初めてお仕事を学ぶ、まっさらな瞬間の方と入れ替わってみたいです。私は14歳からこのお仕事をさせていただいているので、大人になってから急に新しい環境に入って一からお仕事を学んでいくという経験がないんです。デスクワークでも接客のお仕事でもいいのですが、新しいお仕事に飛び込む瞬間の方と入れ替わってみたいなと思います。1日ということなので、フレッシュな感情を学んでお芝居に生かしていきたいです」

　佐津川さんの作品へのこだわりを伺って、ますますドラマが楽しみになりました。本日11月16日放送の第7話では、志保のママ友・安藤ちはる（柳ゆり菜）が夫の浮気を疑っていて…。ちはるはSNSで知り合った友人と会うことになり、会ってみると女性だと思っていた友人が18歳のイケメン男子だった。志保の周りの女性たちも徐々に非日常に足を踏み入れていきます。ぜひご覧ください。