霜降り明星が80年代歌謡曲にドップリ！「年末年始あたり2時間スペシャルをやって、来年はフェスやりたい」2022/11/05

霜降り明星＆中村あゆみ／TVGwebスペシャルインタビュー（音楽バラエティー「霜降り明星のゴールデン☆80’S」）

　霜降り明星が1980年代音楽の素晴らしさや、アーティストの魅力、意外な一面を掘り下げる音楽バラエティー番組「霜降り明星のゴールデン☆80’S」（BSフジ）が、この10月からスタート！　

　岩崎宏美、工藤静香、南野陽子、横浜銀蝿40thらをゲストに迎え、2021年3月に特番として始まり、その後2回の放送を経てレギュラー化された夢の音楽番組でMCを務めるのは、さまざまなジャンルの音楽に精通する粗品と、80年代の音楽を愛する「歌謡曲の申し子」で、並々ならぬ知識と愛情を持つせいやだ。

霜降り明星／TVGwebスペシャルインタビュー（音楽バラエティー「霜降り明星のゴールデン☆80’S」）

「めちゃくちゃ手応えはありますね。80年代ド真ん中世代の今田耕司さんや（千鳥の）大悟さんから『見たで！』って声をかけてもらったり、ベタに親戚のおじさんとかにも『あの番組、ええな～』って言われたり。やっぱ刺さるんでしょうね」（せいや）。

「先輩に自分らの番組を『見た』って言われることはあんまないんですけど、結構、感想をいただいています」（粗品）。

　人気の理由は、豪華かつツボを押さえたゲストによる名曲エピソードとスタジオライブ。斉藤由貴、南野陽子、浅香唯といった「スケバン刑事」（フジテレビ系）の歴代主演女優が、トークで初めて顔をそろえた初回から、SNSを中心に大きな反響を呼んだ。

せいや／TVGwebスペシャルインタビュー（音楽バラエティー「霜降り明星のゴールデン☆80’S」）

「ゲストがとんでもなく豪華で、その方々にお話を聞けるだけでもありがたいのに、コラボ企画までやらせてもらったり。僕、海援隊さんと一緒に歌わせていただいた時はリハーサルから泣きましたからね（22年5月放送・3回目の特番）。海援隊さんの歌詞に勇気づけられたり、背中を押してもらったりしたんで。泣き顔を見た、当の武田鉄矢さんは『（ものまねで）あれ？　早く帰りたそうな顔をしてるな～』っておっしゃってましたが（笑）、僕的には大、大、大感動でした」（せいや）。

「昭和歌謡が好きで80年代にめっちゃ詳しいせいやとは逆に、何の予備知識もなく番組に臨ませてもらっている僕が、どの曲も全部知ってる。それってすごいことやし、その曲にまつわる話を聞かせていただいたり、実際に歌っていだだけるのは貴重なことやなと。あと、皆さんカッコいいです。前に大友康平さんがいらっしゃった時の生歌が、ほんまにヤバかった（2021年10月放送・特番の2回目）。平成から令和の代表みたいな形で出させていただいてますけど、リハから“おお～っ！”となりましたからね」（粗品）。

　80年代の音楽番組を彷彿とさせるセットも豪華だ。また、過去のアーティスト映像素材もふんだんに使われている。番組を担当する唐雅則ディレクターによれば、セットは「80年代のギラギラした感じ」を表現。「Love music」（フジテレビ系）のデザイナーが手掛けたそう。映像素材も「フジテレビの豊富なアーカイブを中心に、アーティストご本人がお持ちのライブ映像など、あまり世に出ていない貴重な映像も出していきたいです」と、今後の抱負を語る。

　ゲストに関しても、「80年代から活躍されて、35周年、40周年という節目の年を迎えるアーティストがたくさんいらっしゃるので、そうしたタイミングを大事に、できるだけ多くの方々に出ていただきたいと考えています。特番1回目の南野さん、2回目の斉藤さん、3回目の浅香さんがあって、その後に皆さんがレギュラー初回で勢ぞろいしたように、ご縁も大事にしていきたいです」とアピール。

　そのゲストのラインアップは、霜降り明星の2人も積極的にリクエストしているそうだ。

「この番組で個人的に復活してほしいのは一世風靡セピアさん。好きな曲がたくさんありますんで、ぜひ来ていただきたいです」（せいや）。

粗品／TVGwebスペシャルインタビュー（音楽バラエティー「霜降り明星のゴールデン☆80’S」）

「今のところ歌謡曲とポップスが中心ですけど、演歌の方とかムード歌謡の方とか、昔見ていた音楽番組のように、いろんなジャンルのアーティストさんが集う番組になっていけたらいいですよね」（粗品）。

「『夜のヒットスタジオ』（フジテレビ系）みたいな。そうなると、さだまさしさんがいらっしゃったグレープさんとかフォークの方々、ザ・モップスさんとかグループサウンズのバンドの皆さんも出てほしいな～」（せいや）。

「（笑）、えらい時代さかのぼったな」（粗品）。

「でも、この番組、ほんまにかなえてくれるんですよ。斉藤由貴さんも僕からスタッフさんに言って、願いがかなって。『スケバン刑事、3代見たいですね』って言うたらそれも3人呼んでいただいて。今は『アルバムを出されたばかりなんで、原由子さんはどうですか？』って言うてるところなんですけど」（せいや）。

「サザン（オールスターズ）好きやからな」（粗品）。

「そこから僕が大ファンのサザンオールスターズさんに来ていただけたらな…というね」（せいや）。

「（笑）、いやらしいな」（粗品）。

　本物の歌と、その時代ならではの貴重なエピソードの数々。80年代に青春を過ごした、かつてのボーイズ＆ガールズはもとより、ここ数年世界で脚光を浴びている日本の80年代音楽の魅力を掘り下げることで、その子ども世代も魅了すること請け合いだ。

「お父さん、お母さん世代はもちろんですけど、息子さん、娘さんも一緒に見ていただいて。親子の会話のきっかけになればうれしいですね。で、そのついでにお父さん、お母さん世代には霜降り明星というお笑い芸人も知っていただければ（笑）」（粗品）。

「ほんま80年代というのが絶妙で、今振り返って一番、楽しい時代だと思いますし、音楽的に旬な時代ですし、今どき珍しい家族そろって見られる番組なので、ぜひリアルタイムでご視聴ください。それと気が早いですけど、年末年始あたり2時間スペシャルをやって、来年はフェスやりたいので、みなさん応援よろしくお願いします！」（せいや）。

「『霜降り歌謡祭』（笑）、それええな」（粗品）。

「いや～、夢広がりますね。親子2世代、3世代で来ていただけたら最高です」（せいや）。

霜降り明星が80年代歌謡曲にドップリ！「年末年始あたり2時間スペシャルをやって、来年はフェスやりたい」

　11月6日の放送では、84年に「Midnight Kids」で歌手デビューし、翌年には今や代名詞となった「翼の折れたエンジェル」が大ヒットした中村あゆみがゲスト。「デビュー翌年…ってことは19歳とかですか？」と、せいやも驚く大人びたビジュアルも印象的だった中村が「ドロボーさんのおかげです」と語るデビュー秘話や、シブがき隊、少年隊、石川秀美、奥居香（岸谷香）、パパイヤ鈴木、三田寛子らと席を並べていた高校時代の思い出、そして自身が主宰し、今最も力を入れているママ向け音楽フェス「ママホリ」の話などを聞く。どこかクールなイメージがあるものの、霜降り明星のトークに乗せられて爆笑連続の、知られざる素顔は必見。スタジオライブでは、もちろんあの名曲も！　お見逃しなく。

【プロフィール】

霜降り明星（しもふりみょうじょう）　
粗品（そしな）／1993年1月7日、大阪府生まれ。　
せいや／1992年9月13日、大阪府生まれ。

高校時代に学生のお笑い大会で出会い、大学時代にピン芸人として2年活動した粗品が、せいやを誘いコンビを結成。2017年「第38回ABCお笑いグランプリ」、18年「第7回ytv漫才新人賞」「M-1グランプリ」などで優勝し、お笑い第7世代をけん引。現在、「新しいカギ」（フジテレビ系）、「霜降り明星のあてみなげ」（静岡朝日放送）、「AKB48 サヨナラ毛利さん」（日本テレビ）などに出演中。