東京03×山下健二郎×山本舞香「漫画みたいにいかない。」特別座談会。島崎遥香、山崎樹範をゲストに迎えた舞台がついに開幕!2018/04/05
売れない漫画家とその周りの人々に起こる“漫画みたいにいかない”日常を描いたドラマ「漫画みたいにいかない。」が待望の舞台化! 東京03の角田晃広さん、飯塚悟志さん、豊本明長さん、三代目J Soul Brothers・山下健二郎さん、山本舞香さんという異色の5人が絶妙なテンポで繰り広げるドラマは、オンライン動画配信サービス・Hulu、さらに地上波での放送が話題となり、多くの視聴者をとりこにしました。
本番を目前に控え準備も大詰めの中、このたびメインキャストの5人に加え、舞台から本作に出演する島崎遥香さん、山崎樹範さんの7人がお稽古をしている現場に潜入。約半年前の取材(【前編】&【後編】)からさらにパワーアップした皆さんのトークに圧倒されながらも、舞台化への意気込みやお稽古中のエピソードなどを伺ってきました。
オークラ先生の秀逸な脚本に、大ブーイング!?
── 本番を目前に控えた、今の心境をお一人ずつお聞かせください。
飯塚 「今まさに稽古の真っ最中なんですけど、オークラ先生の書いてくれた本がめちゃめちゃ面白いので(一同、深く頷きながら)、お話がすごく面白いということは分かったうえで、あとは自分たちがどう演じるかが肝だと思っています。普通に演じたら絶対面白くなるので、頑張ります!」
山崎 「僕は…さっき、飯塚さんが『本が面白い』っておっしゃったんですけど、ちょっと言葉足らずだなって」
飯塚 「ん?」
山崎 「(声を大にして)東京03さんはじめ、出演者の皆さんがホント面白いんです!!」
一同 「(笑)」
飯塚 「どんどんやりづらくなるぞ!(笑)」
山崎 「本が面白くて出演者も面白いんで、早く本番やりたいっていうのが今の気持ちですね」
角田 「今の回答で言葉は全部足りましたね!(笑) この後、初めて1から通すんですよ。なのでそのプレッシャーが非常にありまして…。出たり入ったりが多いので、出トチリというか、出るべきところで出ない、みたいなのは避けたいと思います(真面目に)」
飯塚 「基本中の基本だわ!(笑)」
角田 「そこだけ、守りたいですね(大真面目に)」
飯塚 「当たり前だよ!」
山下 「僕は本番も近いですし、稽古真っ最中でちょっと緊張しています。先ほど角田さんも話していたように今日初めて通すんですが、いい緊張感の中でできるんじゃないかなと思っています。久しぶりの舞台なので、僕個人としてもとても楽しみです」
山本 「私は、やっぱりオークラ先生の脚本に対してプレッシャーを感じています。面白くやらなきゃいけないっていうプレッシャーというか…。でも私、面白くやろうと思って臨んでいる訳ではないので」
角田 「怒ってる?」
豊本 「機嫌悪いのかな?(笑)」
飯塚 「どうした急に!」
豊本 「楽しくやろうよ~」
山本 「違う違う! 怒ってないですよ!(笑)。私にとって初舞台なので楽しくやりたいなって。でも緊張してるんです」
角田 「やっぱ本がいいとね、迷惑だね」
飯塚 「もうちょい抑えてほしかったよね」
山本 「オークラ先生ね…。面白いんですよ、本当に。頑張ります」
豊本 「僕は、早く本番やりたいです!!(意気揚々と)」
山本 「えーーー?(納得いかなさそうに)」
豊本 「これから通し稽古なんですけど、」
島崎 「(遮って)一番せりふが少ないからでしょ?」
一同 「(笑)」
豊本 「そうね、そこは楽なんですけど(笑)」
山崎 「(記者に向けて)こうやってね、和気あいあいとやってるんですよ」
飯塚 「そうかなぁ!?」
山下 「トゲあるなー!(笑)」
豊本 「ちょっと静かにしてくれる!?(笑)」
山崎 「いい現場だよね(しみじみと)」
豊本 「早くお客さんに見せたいなあという気持ちでいっぱいですから、僕は」
一同 「…(無言)」
山本 「終わり?」
豊本 「うん…。(島崎さんに向けて)次どうぞ。ほら、早く言いなよ!」
山本 「私…いろいろと精いっぱいなんですっ!」
飯塚 「今はやめて? 取材中だけ! ね?」
一同 「(笑)」
島崎 「私は病弱で、それゆえに倒れちゃったりする女の子の役を演じます。常にそんな感じの役なので…本番、ぶっ倒れないように頑張ります」
飯塚 「当たり前だわ!」
山下 「(あきれた感じで)俺ら、もうなんも言えねえ(笑)」
島崎 「頑張ります(笑)」
角田、ぱるるにお説教!?
── 舞台から参加される島崎さん、山崎さんの印象はいかがですか?
飯塚 「やましげさん(山崎)がずっと本意気なんですよ」
角田 「そうそう。ちょっと迷惑なんです」
山崎 「そういうふうに思われてたんだ(笑)。『あいつマジじゃん!』って?(笑)」
飯塚 「いやいや、プレッシャーなの! すごく面白くしてくれるから、ね?」
山本 「あはははは(笑)」
角田 「すごく声を張ってお芝居されるんです。でも、声を抑えたい時もあるじゃないですか。中には本番まで取っとかないと大変なことになる、ガラスの喉を持った方たちもいるんで(笑)」
山崎 「なんか申し訳ないです。空気壊してしまって」
飯塚 「こうやってね、和気あいあいとやってるんです(取り繕ったようにわざとらしく)」
── 島崎さんに関してはいかがですか?
豊本 「先日、誕生日を迎えられて」
島崎 「えっ、演技とかじゃなくてそこですか?」
一同 「(笑)」
飯塚 「(立ち上がって)違う違う!」
角田 「待ってて、これから来るから!」
豊本 「(ツッコミが)早い早い!」
飯塚 「(立ち上がったまま)誕生日だなんて一番のビックイベントじゃんか、ねえ! どうですか、角田さん?」
角田 「そうだよ、最高じゃない! 僕も以前、誕生日当日に仕事があった日があったんですけど…ケーキなんてなかったよ!? あの時は『あれ?』って思ってさ…。だからさ、ちゃんと祝ってもらえたんだから喜ばないと!(説教するように)当たり前と思うなよ! 祝ってもらえない人もいるんだから!!」
一同 「(笑)」
島崎 「そっかぁ…」
山本 「やめて! 倒れちゃうから!」
飯塚 「普段、もっと仲良いんですよ。なぜか、今急にこんな感じで…」
山本 「やっぱりちょっとピリピリしちゃってるみたいです、みんな」
山下 「でも、仲良くやってマース☆」
一同 「(笑)」
山下 「稽古の時は、みんな笑いをこらえるのに必死なんです。いつも我慢している分、今こうして大笑いして息抜きできているのかもしれないです」
角田 「いいねー! そういうコメント」
飯塚 「うん。良かった!」
豊本 「やっぱり山下くんはさすがだねー」
山下 「(ぼそっと)決まった、良かった、良かった」
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