東京03×山下健二郎×山本舞香によるシットコムドラマ「漫画みたいにいかない。」特別座談会! 山下直伝のダンスに東京03・飯塚が一切手を抜かなかった理由とは?【後編】2017/10/30
コントっていうこっちのフィールドで頑張ってもらったのに、そっちのフィールドでさぼったら申し訳ない(飯塚)
山本 「あと、山下さんは関西出身なので、『オチ』の発音が違ったんですよね」
山下 「京都のイントネーションでせりふを言ってしまって、NG出しちゃいました」
飯塚 「NGになっちゃって、その場でその話題でひとしきり盛り上がったんですけど、何話か後にそのエピソードがコントとして登場するんですよ。そんなふうにどんどん役が育ったり、撮影で生まれた状況がお笑いになったり、そういうところも見どころの一つですね」
山下 「撮影は本当に毎回楽しかったです。あと、ダンスのシーンがあって、皆さんに教える役割を僕がいただいて。舞香ちゃんは心配していなかったんですけど…。03さんに教える時に、どうしようかなと思っていて」
一同 「(笑)」
飯塚 「『どうしようかな』ってどういうことだよ(笑)」
山下 「えっと、きっと踊れると思ってたんで(笑)」
豊本 「ウソつけ!(笑)」
山下 「ダンスのインストラクターの経験も長かったので、教えるということに関しては自信もあったんですけど…。トリさんの踊りを一度拝見して、『おや…』と(笑)。なのでみんなで頑張って練習をして、形になった時はうれしかったです」
山本 「うん。うれしかった~」
── 練習期間はどれくらいですか?
山下 「すごく短くて、集中して2、3日でやりました。濃い時間でした」
角田 「大変だったんです。山下くんが振りから考えてくれたんですが、それもダンスができないだろうなって人の振りを考えないといけないし、かといって簡単過ぎてもダメだし。ある程度、『おっ!』っと驚かれるようなものにしないといけないから」
山下 「簡単過ぎるのは自分のプライドがちょっと…」
飯塚 「そのプライドが邪魔なんですよ~」
一同 「(笑)」
── ダンスが上手なのはどなたですか?
山下 「舞香ちゃんは大丈夫だったんですけど…」
角田 「東京03でランク付けしてみてよ」
山下 「正直に申し上げますと…飯塚さん以外は(OKでした)」
一同 「(爆笑)」
飯塚 「そんなにまずかった!?」
山下 「飯塚さん、覚えるのは早かったんですよ」
角田 「確かに僕らから見ても、飯塚さんは規格外だった(笑)」
豊本 「うんうん」
飯塚 「反論できない(笑)。僕自身、やばいなと思ってめちゃめちゃ練習したんですよ。家でも練習したし、仕事先の合間でも、駐車場で1人で練習していました」
山本 「えーーー!!」
飯塚 「それくらい頑張りました。でも、それだけやって、やっとあのクオリティーだからね(笑)。真面目な話になっちゃうけど、山下くんとか、舞香ちゃんとか、今回コントっていうこっちのフィールドで頑張ってもらったじゃないですか。だから俺がそっちのフィールドでさぼったら申し訳ないと思って、一生懸命練習しました」
山本 「かっこいい~!」
山下 「かっこいいわ~。飯塚さん、本当にいい踊りしてるんですよ。刺さる踊りというか。僕、感動しました」
── 1発OKでしたか?
山下 「いえ、そこは何回か踊りました(笑)」
一同 「(笑)」
取材日は気持ちの良い秋晴れ。窓の外の景色を見て「いい天気ー。外歩きたいな」とつぶやく山下さんを見て、山本さんがクスクス。「僕の言うことに全部笑うんですよ!」と抗議する山下さん、そしてその光景を見た東京03の皆さんが口をそろえて「ねー。歩きたいよねぇ!」と山下さん側に回る…というふうに、まさに“箸が転んでもおかしい年頃”と表現しても過言ではないほど、笑いに包まれた座談会となりました。仲の良い5人の雰囲気はドラマでさらに堪能できますので、ぜひHuluでご覧ください。
【番組情報】
「漫画みたいにいかない。」
Huluで10月31日配信スタート
第2話以降は毎週土曜日更新(※第2話は11月4日配信)
取材・文/宮下毬菜
撮影/中越春樹
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