「警視庁考察一課」出演の藤井流星が一番考察したい人とは!? 「何回も考察したんですけど、最終的に分からなかったですね（笑）」2022/10/30

　ベテラン刑事たちが、“事件の考察”を専門とした部署で、現場には行かずひたすら考察を繰り広げ、難事件を解決していくドラマ「警視庁考察一課」（テレビ東京系）。気になるメンバーには、数々の事件を崖で解決してきた課長の船越慶一郎（船越英一郎）をはじめ、“湯けむりの山村”と呼ばれる山村楓（山村紅葉）、猟奇的な犯罪が大好物の西村まさ雄（西村まさ彦）、元マル暴であり元鑑識という異色の経歴を持つ高島誠子（高島礼子）、一課で随一の勘の良さを誇る名取悠（名取裕子）、京都好きの元捜査一課刑事・内藤昌志（内藤剛志）と豪華で個性的な面々がそろいます。長きにわたり日本の刑事ドラマを背負ってきた名優たちが、セルフパロディーで笑わせながら事件を解決していく過程は、本作でしか見ることができない貴重な姿となっています。

　今回は、そんなベテラン刑事たちに囲まれながら奮闘する新米考察官・藤井龍を演じる藤井流星さんを直撃取材！　豪華俳優陣との共演や撮影時の和気あいあいとした裏話、ご自身のコメディーセンスや藤井さんが今考察したい人について明かしてくれました。

――最初に本作の企画内容や共演者のお話を聞かれた時の感想を教えてください。

「まずは、秋元康さんが企画・原作を担当される作品ということで、出演させていただけてとてもうれしいです。でも、共演者をお伺いした時にはめちゃくちゃ驚きましたね（笑）。“刑事ドラマアベンジャーズ”だなと。ただ、レジェンド級の方たちの中に入らせていただけることもすごくうれしかったです。僕自身も小さい頃からテレビで拝見してきた方々なので、ほんまにすごいことやなぁと。世代は違いますが、皆さんといろんなお話ができたらと思います。また、皆さんのファンの方で、僕のことを知らない方も多いと思うので、知っていただける機会にもなるやろうなと楽しみでもありますね」

――今回、皆さんの役柄がセルフパロディーのようになっていますが、藤井さんはご自身の役についてどう感じましたか？

「僕が演じる藤井龍は、純粋に新米考察官の役やなと感じたんですけど、とにかく皆さんの役柄のパロディー感がすごいです（笑）。演じられる役名も皆さんのお名前をもじったものだったりして、ナチュラルな演技をされている方が多いのかなと思います。また、作中では、細かいパロディーシーンがたくさん散りばめられているので、それぞれのキャストのファンの方にも注目して見ていただきたいですね。それと、僕は刑事ドラマに出演させていただくのは初めてなんですが…本格的な刑事ドラマというよりはコメディー要素も強い作品なので、『初めての刑事ドラマ出演だ！』という感覚はあまりないかもしれません（笑）」

――現在撮影中かと思いますが、共演者の方で印象に残っている方はいらっしゃいますか？

「一番印象的なのは、柳沢慎三役の柳沢慎吾さんですね。ジャニーズWESTのメンバーの桐山照史が似てるという話をメンバー間でもしているので、その話もさせていただきました（笑）。あと、本当にノンストップでお話しされています。本番の撮影時以外はずっと話し続けていらっしゃるので、とてもタフな方やなと思いました（笑）」

――藤井さんは、柳沢さんのお話に入っていかれるんですか？

「入れる時は入りますね。柳沢さんはいろんな方のものまねもされるんですけど、誰のものまねなのか絶妙に分からない時は、ほかの皆さんの笑いにつられて僕も笑ったりして…（笑）。あと、本番前に目が合ったらいつもウインクしてくださるんです！（笑）。すごく楽しい方ですね」

――撮影中にアドリブなども飛び出したりしているのでしょうか？

「今のところはそこまでアドリブはなく、意外と台本通りに撮影が進んでいると思います。また柳沢さんのお話になってしまうのですが（笑）、柳沢さんは割とアドリブを入れられますね。例えば、リハーサルの時に、堤真一さんのものまねをやられたことがあって、面白くて全員で笑っちゃいました（笑）。僕自身は、アドリブを入れるのは難しい気がします。皆さんがアドリブを入れまくるという雰囲気だったらやれるかもしれないですけれど…今のところは多分ないですかね（笑）」

――雰囲気を見ながらですね（笑）。ちなみに、藤井さんはご自身のコメディーセンスについてどのように分析されていますか？

「どうですかねぇ…自分で自分の言葉に笑うことはあまりないんですけど（笑）。でも、撮影時に、監督にあるセリフについて『あの言い方は完璧だった』と言っていただいたところがあったので、そこは自信が持てましたね。一言だけのシーンでしたが、褒めていただけたので自分のコメディーセンスを信じてやっていこうかなと思います。また、共演者の皆さんは、コメディーセンスも抜群で面白い方々がそろっていらっしゃるので、いろいろ学ばせていただきたいです」

――すてきな意気込みをありがとうございます。本作は考察劇ということで、セリフが多く覚えるのも大変そうですが、そのあたりは実際に撮影されてみていかがですか？

「僕は割とリアクションをするシーンが多いので、覚えやすい立場かなと思っています。相手の方が言われたセリフを受けて、自然に出てくる言葉のものが多いので。ただ、柳沢さんもそうですが、事件の説明をしないといけない方は大変だと思いますね。もしかしたら最終話に向けて、僕の成長度合いによっては、説明ゼリフを言うシーンなどが生まれてくるかもしれないので…それは恐れています（笑）」

――藤井さんの説明ゼリフも期待しつつ（笑）、最後に「警視庁考察一課」のタイトルにちなみ、今一番考察したいことや考察したい人がいらっしゃったら教えてください！

「メンバーの濵ちゃん（濵田崇裕）ですね。たまたまこの前、濵ちゃんと神ちゃん（神山智洋）が出演していたバラエティー番組『ラヴィット！』（TBS系）を見たのですが、オープニングで濵ちゃんが頑張ってコメントしていたんですけど、よく分からない日本語を話していて（笑）。あの濵ちゃんの言葉は一体何を伝えたかったのかなって…。それからはまだ濵ちゃんと会えてないので、真相はまだ聞けていなくて。何回も繰り返し見て考察してみたんですけど、最終的に分からなかったですね（笑）」

【プロフィール】

藤井流星（ふじいりゅうせい）
1993年8月18日生まれ。大阪府出身。獅子座。B型。ジャニーズWESTのメンバー。バラエティー番組「あなたの代わりに見てきます！リア突WEST」（テレビ朝日系）、「DEEPな店の常連さんに密着イキスギさんについてった」（TBS系）、「VS魂　グラデーション」（フジテレビ系）、ラジオ番組「bayじゃないか」（bayfm）、「ジャニーズWESTもぎたて関ジュース」（ラジオ関西）、「正しいロックバンドの作り方」シリーズ（日本テレビ系）、映画「映画　賭ケグルイ絶体絶命ロシアンルーレット」などの話題作に出演し、多方面で活躍。