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BLドラマ「永遠の昨日」、初共演の小宮璃央＆井上想良がお互いの印象を明かす！ 「兄貴って感じ」、「とにかくフレッシュ」2022/10/20

　今、最も旬な若手俳優・小宮璃央さんと井上想良さんがダブル主演を務める、MBSのドラマシャワー枠とKADOKAWAが手掛けるBLドラマレーベル・トゥンクのコラボ第4弾作品「永遠の昨日」（MBSほか）が10月20日よりスタート。本作は、BL のレジェンド・榎田尤利さんの同名小説をドラマ化した青春ラブストーリーで、突然不運な交通事故に遭ってしまう山田浩一とその同級生・青海満が心を通わせ、生と性を見つめて懸命に“生きた”2 人の姿を描きます。

　物語の主人公・浩一を演じるのは、“日本一のイケメン高校生”を決める「男子高生ミスターコン2018」で準グランプリを獲得、特撮ドラマ「魔進戦隊キラメイジャー」 （テレビ朝日系／2020年）では、テレビドラマ初出演を果たし一気に注目を浴びた小宮璃央さん。そして、満を演じるのは、「ファーストラブ」（NHK BSプレミアム／20 年）、大人気恋愛リアリティーショー「恋とオオカミには騙されない」（ABEMA／21 年）など幅広い分野で活躍し、「明日、私は誰かのカノジョ」（TBSほか／22 年）で人気キャラクターを演じて話題を集めた井上想良さんです。

　TVガイドwebでは、陽気でクラスの人気者の浩一を演じる小宮さんと、秀才で人付き合いが苦手な満を演じる井上さんにインタビュー。ドラマの見どころはもちろん、演じる役に対しての思いやお互いの印象、学生時代の思い出などについてたっぷり語っていただきました。

――まず、台本や原作を読まれた時の感想を教えてください。

小宮　「僕はこういった役が初めてだったので、たくさん台本や原作を読ませていただき、とてもあでやかな作品だなという印象を受けました。今回、本作に出演させていただけることがすごくうれしかったですし、浩一というキャラクターを演じることが楽しみでした」

井上　「すごく美しく、純粋な作品だなと思いました。僕が演じる満はすごく内向的なキャラクターなんですけど、そういう部分が少し僕と共通するところでもあって、早く演じてみたいなという気持ちになりました」

――それぞれ演じる上で意識したことはありますか？

小宮　「浩一はクラスの中でも中心的な人物で、いわゆる陽気な性格なんですけど、僕はどちらかというと満のように内向的な性格なので、どう表現していこうかなど少し悩みました。でも、満と浩一は真逆な性格なので、とにかく満とのテンションの差を付けることを意識していました。満と浩一がキャンプに行って、叫んだりはしゃいだりするシーンがあるんですけど、その時は自分でも想像できないぐらいテンションを上げてお芝居をしました」

井上　「先ほどもお話したのですが、満はあまり自分からコミュニケーションを取ろうとしない内向的な性格なので、そう見えるような動きや目線などを、小林（啓一）監督とも話し合いながら意識してお芝居をしていました。僕と監督が抱いていた役のイメージが最初の段階からかなり一致していたので、お互いのイメージをすり合わせながら、満というキャラクターを作っていきました」

――ご自身が演じる役から見て、お互いの役に対していとおしいなと思う部分はありますか？

小宮　「僕はツンデレなところですかね。浩一とは真逆な性格で、思っていることと行動していることが全く違うんですけど、それが逆にいとおしいなと。2人でキャンプに行ったり、浩一が隣にいたりしても別に何も思ってないよ、みたいな素振りをしているけれど、本当はこう思っているよ、みたいなことを台本にト書きやモノローグとして書かれているんですけど、それを読むと本当はこう思っているんだなと思って、何だかいとおしいなってなります」

井上　「素直なところですかね。素直に感情を言葉にして伝えてくれるところや行動にしてくれるところは、すごくいとおしいなと思います。小宮くんにもそういう一面があるので、少し重なって見える部分があります」

――先ほど井上さんが、監督と話し合いながら撮影を進めていたとおっしゃっていましたが、あらためて小林監督の演出はいかがでしたか？

小宮　「監督は意見を押し付けるのではなく、提案やアドバイスをしてくださるので、とてもお芝居がしやすいいい環境を作ってくださる方でした。僕は以前、『魔進戦隊レンジャー』で特撮ヒーローの役を約1年間演じていた時に、リアクションや動きを大きく見せるなど子どもたちに分かりやすいお芝居をしていたので、その癖が撮影前のリハーサルの際に自然と出てしまっていたようで、監督が癖を直すためにいろんな提案をしてくださいました。おかげで、撮影前よりも確実に癖がなくなった気がしますし、いろんなことを勉強させていただきつつ、楽しくお芝居することができました」

井上　「すごく僕たちに寄り添ってコミュニケーションを取ってくださる監督でした。さっき小宮くんがお話していた提案やアドバイスをしてくださるというのもそうですが、その意味や過程までもすべて教えてくださり、お互いに納得した上で撮影を進めてくださるので、安心感を持ってお芝居させていただきましたし、本作にしっかり向き合うことができたなと思います。いろんなことを学ぶことができましたし、僕たちの提案や意見にも耳を傾けてくださるので、とてもありがたかったです」

――今回初共演ということですが、お互いの印象を教えてください。

小宮　「兄貴って感じですね。本読みの時からいろいろとアドバイスしてくれて、尊敬できる部分がたくさんあり、想良くんからたくさん学ばせていただきました。例えば、監督やスタッフさんとのコミュニケーションの取り方や現場での佇まい、さらに物事に対しての考え方など人間性も含めて全部勉強になりました」

井上　「とにかくフレッシュで、すごくキラキラしていて、楽しく生きているなという印象です。なので、毎回会うたびに僕まで若返った気がします。最初は人見知りなのかなと思っていたんですけど、話していくうちにすごく明るい部分も出してくれていたので、それは良かったなと思います」

――お二人の雰囲気から仲の良さが伝わってきます！　撮影を経てお互いの印象は変わりましたか？

井上　「いい意味で変わりました。心の底からこのお仕事を楽しんでいるんだろうなとすごく感じました。もちろん、僕もこのお仕事はとても好きですし、楽しんでやらせていただいていますが、周りにも伝わるぐらい楽しんでいるんだろうなと。そういう仕事への向き合い方がすてきだなと思います。あと、僕は仕事とプライベートの切り替えがあまり得意ではないんですけど、小宮くんは切り替えがすごく上手なんですよ。例えば、泣くシーンがあるとして、僕はそのシーンの前に時間が欲しいタイプなんですけど、小宮くんはスッと入っていたのですごいなと。しかも、そのシーンが終わると、ケロッと小宮璃央に戻っているし、僕もそういう切り替え方ができたらいいなと思っています」

――切り替えは意識されているんですか？

小宮　「意識はしていないんですけど、泣くシーンや感動シーンの前に、少しでもリラックスさせた方が自分的にはやりやすいなと気づいてからは、そういうスタンスでいるようにしているのかもしれないです。少し前までは想良くんのように、そういったシーンの前に感情を入れてから臨んでいたんですけど、逆に泣けないなと。なので、最近はずっとそうしています。僕も想良くんへの印象は変わりました。初めはどんな方なんだろうと探り探りだったんですけど、今では兄貴と思えるぐらい信頼できる存在になりました。あと、最初にずっと敬語で話していたら、想良くんから『敬語やめて～』と言われても敬語から抜け出せなかったんですけど、『井上さん』呼びから始まり、『想良くん』、そして今では『想良ちゃん』と呼べるぐらい仲良くなりました（笑）」

井上　「そう言ってもらえて気持ちがいいですね（笑）。ありがとうございます！　僕は璃央って呼んでいるんですけど、お互い同級生役なのに撮影裏では敬語を話すってお互いやりづらいだろうなって（笑）」

小宮　「そう言っていただけて、うれしかったですし、すごくやりやすかったです。ありがとうございます！（笑）」

――お互いに刺激し合える時間になったんですね。今回、高校を舞台とした物語ということで、お二人はどんな学生時代を過ごされていましたか？

井上　「僕の学生時代は部活の日々だったなと思います。テニス部に入っていたんですけど、元々僕の父がテニススクールをしていた影響で約20年間やっていました。今もたまに時間があればテニスをしているので、僕のこれまでの人生は、ほとんどがテニスだったなと」

小宮　「僕は帰宅部でした。学生らしいことがあまりできなかったのですが、『高一ミスターコン』と『男子高生ミスターコン』（ともに18年）に出場して、グランプリと準グランプリをそれぞれ受賞したことが一番の思い出です。正直、僕もバレー部に入って、部活漬けの日々を送ってみたいなという憧れがありました」

――貴重なお話をありがとうございました！　最後に初回を楽しみにしている方々へ向けてメッセージをお願いいたします。

小宮　「これまでのトゥンク作品とはまた違ったような美しさとかあでやかさがある作品になっていると思います。非日常的な物語が描かれていますが、皆さんもこの作品の世界観に入って楽しんでいただけたらなと思います」

井上　「正反対な性格の満と浩一の雰囲気が、話数を重ねていくごとにどう変わるのか、どんな展開になっていくのかということに注目していただきたいのと、2人だけのやりとりはもちろんですが、僕たち以外の出演者とのやりとりもとても面白くなっていると思います。いろんな角度から楽しんで見ていただけたらうれしいです」

――ありがとうございました！

取材・文／村谷美和（TBS・MBS担当）　撮影／蓮尾美智子
ヘア＆メーク／鈴木優華　スタイリスト／MASAYA（小宮璃央）
ヘア＆メーク／牧野裕大（vierge）　スタイリスト／三宅剛（井上想良）

キーワード

• # ドラマシャワー
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