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男澤直樹が、過去、デビューを果たした現在、そしてこれからの未来について語る「やっと、スタートラインに立てました」2022/09/07

男澤直樹が、過去、デビューを果たした現在、そしてこれからの未来について語る「やっと、スタートラインに立てました」

 8月3日、自身が作詞作曲を手がけた配信シングル「Behind the moonlight」にてデビューした男澤直樹。伸びやかなクリアボイスと高い表現力、確かなダンスの実力を兼ね備えた注目のソロアーティストだ。聞けば、歌とダンスを始めたのは高校生の時。短期間で、世界的人気グループ・BTSの福岡公演のバックダンサーを務めるまでに成長し、過去に参加したオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」「THE FIRST」では、その朗らかな人柄も相まって参加者および視聴者に愛され、印象を残した。多くのファン、そして男澤自身も待ち焦がれていたスタートライン。そこから見える景色と、叶えたい夢について語った。

――音楽のルーツは?

「小学生の頃にK‐POPブームがあって、ものすごくハマったんです。とくにEXOさんが大好きで、もうオタクでしたね(笑)。その後、音楽の専門学校に入って、事務所の大先輩である三浦大知さん、w-inds.さんの音楽に影響されて、今があります」

――ダンスと歌を始めたのは?

「ダンスは高校2年生の時。12年間続けていたサッカーと両立して、レッスンに通い始めました。歌は高校3年生の時に始めて、専門学校でも習いましたけど、ダンス科だったので授業はダンス中心、歌は少しだけでしたね」

――ボーカルのイメージが強いので、その経歴はとても意外です。

「たまに言われます(笑)。でも、歌うことはずっと好きでした」

――男澤さんの魅力や強みは?

「自分で言うのは恥ずかしいですが、ハイトーンボイスと透き通った声は魅力だと思っています。ハイは、どこまでもと言いたいところですが(笑)、ハイCは出ます。Aより高い音域のほうが、きれいに響くんです。曲作りをしながら、自分にとって良い声を最初に出すことが重要だと思うようになりました。だから今回、歌い出しにはあえて高いキーを使っています」

――客観的な分析を、曲作りに活かしているんですね。

「歌っていて気持ち良い音と、リスナーが聴いて気持ち良い音、その違いは客観視するようになりました。今はいろんな音楽を聴いて、トップラインやリズムを学んでいます。いずれはw-inds.の(橘)慶太さんのように、トラックもすべて自分で手掛けてみたいです」

――最近は、どんな音楽を聴いていますか?

「韓国の曲が多いです。IUさん、BTSさんなど…。韓国語の歌詞には比喩が多くて、表現が美しいので、すごく好きですね。僕はどうしてもK-POPになじみがあるので、日本語での歌詞表現はまだつかめていないところがあるんです。だから今、J-POPの有名な楽曲を聴いて勉強しています。邦楽は実体験や日常を歌っていることが多いから、情景が浮かびやすいですよね。そういう曲が愛されているんだな、なんて自分なりに分析しています」

――今回、タイトルや歌詞に英語が使われていますが、英語も得意なんですか?

「まったくダメです(笑)。そもそも「Behind the moonlight」って言葉自体、僕の言いたいことを正しく表現できているのか、ふと疑問に思ったんですよ。月光を背に浴びるイメージなんですが、果たして「Behind」でいいのかな?と。そう考えたとき、たまたま近くにお洒落な外国人のカップルがいらっしゃったので、合っているのか聞いてみたんです。ネイティブの方にしっかり確認した、保証付きのタイトルです!(笑)」

――男澤さんはやはり「PRODUCE 101 JAPAN」(通称日プ)、そしてTHE FIRSTでの活躍印象に残っています。それらは今、男澤さんの糧になっていますか。

「もちろんです。“絶対やってやるぞ”って、当時、人生で一番がんばったのが日プでした。そこで発声方法や技術をすごく細かく、見て学べたことは本当に良い経験でしたし、何と言っても仲間との出会いが大きかったです。なんだか良いですよね、一緒に同じ夢を追いかける経験って。今でも仲良くしていますね。日プが終わった後はもちろん落ち込みましたし、そもそも僕は“しっかり落ち込もう”と思うタイプ。そうすることでまた、がんばろうという気持ちが強くなるんです。だから日プの後はより一層、燃えましたね。その後「THE FIRST」に参加して、これもまた青春でした。得たものは本当に大きいです」

――どんなものを得ましたか。

「まず、多様な音楽に触れました。好む音楽ジャンルがまるで異なるメンバーが集まってドーンと音楽をやる、そういう合宿だったので、たくさん影響を受けましたね。みんな、音楽に対して熱いマインドを持っているんです。彼らと曲を作った経験は今も活きていますし、リリックの作り方など技術面も学びました。SKY-HIさんとの出会いも本当に大きかったし、今、みんなが頑張っている姿にも刺激を受けまくっています。「THE FIRST」のみんな、本当にすごいじゃないですか。デビューして、みんなからもらった「おめでとう」という言葉が一番、うれしかったですね。Aile The Shotaくんがすごく喜んでくれました。みんな先を歩んでいて、僕もようやくここからです。やっと、スタートラインに立てました」

――オーディションから応援しているファンの方もいらっしゃると思います。皆さんには、どういった思いがありますか。

「もう、伝えきれないくらいの感謝しかありません。何もない日々でもメッセージをくださったり、応援してくださったり、それってすごいことじゃないですか。事務所に所属が決まってからも、コロナの流行があったりしてなかなか活動できなかったんですけど、それでも待ち続けてくれたこと、楽曲を愛してくださることに、感謝でいっぱいです。これからは、僕が音楽を通して皆さんを支えていきたいと思いますし、いろんなワクワクを与えられたらいいなと思っています」

――この1年間、もどかしい時間もあったでしょうね。

「すごく浮き沈みがありましたね、正直に言うと。そういう時は実家に帰って、おいしいご飯を食べて過ごしていました。ずっと作り続ける日々だったので、表に出せないつらさがあったんです。僕は何よりもパフォーマンスをするのが好きなので、その機会が何度も中止になってしまったこともつらかったですね。誰のせいでもないので、気持ちのやり場に困るんですよ。いっそ誰かのせいなら「おい!」って言えるんですけどね(笑)」

――これから挑戦したいことは?

「一番はライブがしたいです。本当にしたい。それをかなえるためにも、早くセカンドシングルをリリースしたいですね。作りためた曲から出す方法もありますけど、“もっと良いものを作りたい”という思いもあって、新しく制作も進めています。多様なジャンルの曲を作って、セカンドではまた新たな自分を見せたい。すごくワクワクしながら考えています」

――楽しみですね。

「本当に。まだかなえていないことばかりなので、今からがすごく楽しみだし、もっともっと羽ばたいていきたいです。いつかライブができたら演出にも関わりたいけど、最初からそこまでやったら僕、倒れちゃうかな(笑)。周りの方に助けていただきながら、作っていけたらいいなと思っています」

――最後に、男澤直樹のアピールポイントは?

「デビュー間もないので、すごく初々しいところでしょうか(笑)。僕は、歌を伝えるということをとても重要視しているんです。何か感じ取ってもらえるものが「Behind the moonlight」には詰まっていると思いますし、今後も疲れた時に心の支えになれるような曲をたくさん作っていきたいと思っているので、期待してもらえたらうれしいです」

男澤直樹が、過去、デビューを果たした現在、そしてこれからの未来について語る「やっと、スタートラインに立てました」

【プロフィール】

男澤直樹(おざわ なおき)

1998年12月5日、福岡県生まれ。A型。2019年、「PRODUCE 101 JAPAN」に出演。2020年、舞台「超青春合唱コメディ『SING!』 -2020-」で主演を務め、俳優デビュー。2021年、「THE FIRST」に出演。2022年8月、配信シングル「Behind the moonlight」でデビューを果たす。

【シングル情報】

男澤直樹が、過去、デビューを果たした現在、そしてこれからの未来について語る「やっと、スタートラインに立てました」

「Behind the moonlight」
配信中 

8月3日にRISING RECORDSより配信リリース。「スッキリ」(日本テレビ系)の8月度テーマ曲に起用された。男澤は作詞作曲のほか振り付けにも参加。サビで見せる、親指と薬指で満月を形作った“ムーンライトダンス”にも注目。公式YouTubeチャンネルにて、ミュージックビデオおよびダンスプラクティスビデオが公開中。

【プレゼント】

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(応募期間:2022年9月7日正午~9月14日午前11:59)

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取材・文/新亜希子 撮影/須田卓馬



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