名良橋晃「シメオネは握手が強かった(笑)」――「FIFAワールドカップ 日本代表 激戦の記録」2022/08/31
日本がFIFA ワールドカップに初めて出場した1998年のフランス大会から24年。その後、すべての大会に連続出場している日本代表の全試合を、J SPORTSで3カ月にわたり放送する。そこで今回、98年のフランス大会で日本代表の右サイドバックを務めた名良橋晃に、当時のことを振り返ってもらった。
「ウォーミングアップの時に、安室奈美恵さんの『CAN YOU CELEBRATE?』が会場に流れたんです。安室さんが大好きだったので、それでモチベーションが上がりましたね(笑)」
日本は、アルゼンチン、クロアチア、ジャマイカと対戦した。
「アルゼンチンは100%の力で来ていないと感じました。本気を出させることができずに悔しかったです。選手でいえば、クロアチアの(ロベルト・)ヤルニはスピードもパワーもすごかったですね。あと、アルゼンチンの(ディエゴ・)シメオネは、国歌斉唱の後の握手が強かったという思い出があります(笑)」
当時の日本代表と現在の日本代表。比べるとどうなのだろうか。
「 もう比べ物にならないぐらい成長していますよね。ただ、その分プレッシャーも大きいと思います。カタール大会でどこまで勝ち抜けるか、楽しみです。自分はフランス大会で、サイドの選手として、あまり前線へ出られなかったことにすごく責任を感じました。だから、今の選手には、悔いだけは残さないように、自分のプレーを最大限に発揮してほしいです」
【プロフィール】
名良橋晃(ならはし あきら)
1971年11月26日千葉県生まれ。ベルマーレ平塚(現・湘南ベルマーレ)や鹿島アントラーズの右サイドバックとしてプレー。2008年に現役引退後は、解説者や指導者として活躍。
【番組情報】
「FIFAワールドカップ 日本代表 激戦の記録」
J SPORTS 2ほか
9月3日 午後9:30~深夜0:00ほか
9月から11月までの3カ月にわたり、これまで日本代表がF IFA ワールドカップで戦った全試合を一挙放送する。9月は記念すべきW杯初出場の1998年フランス大会と2002年日韓大会の7試合を放送。日本サッカーが歩んできた歴史の軌跡をあらためて振り返りたい。
取材・写真提供/J SPORTS
※スカパー!TVガイドBS+CS9月号より掲載
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