ジャレッド・パダレッキがオンラインイベントに登場。最新作「WALKER/ウォーカー」の魅力を語る2022/08/12
15シーズン続いた「スーパーナチュラル」(2005~20年)のサム役で、日本でも人気が高いジャレッド・パダレッキ主演のクライムドラマ「WALKER/ウォーカー」(21年~)のオンライン・ライブトークイベントが開催され、ジャレッドと製作総指揮やショーランナー(現場責任者)を務めるアナ・フリック氏が登壇。イベントを視聴したファンと交流した。
現在、「WALKER」シーズン2を撮影中のジャレッドとアナは、ロケ地であり、12年前からジャレッドの自宅があるテキサス州オースティンからイベントに参加。本作はチャック・ノリスが主演した「炎のテキサス・レンジャー」(1993~01年)のリブート版で、ジャレッドはテキサス州独自の法執行官であるテキサスレンジャーのコーデル・ウォーカー役を務める。妻を何者かに殺害され、子どもたちや同僚との関係に悩みながら日々、犯罪に立ち向かうウォーカーを演じることについて「例えばテキサスレンジャーであっても、医者であってもタクシードライバーであっても、みんなに人生があり、自分の旅がある。いろいろな問題を抱え、それと闘っていく人物の普遍的な物語にしたいと思いました。テキサスレンジャーというよりは、1人の人間としてのウォーカーを演じています」と語った。
これまで「ウェイワード・パインズ 出口のない街」(15~16年)、「マイノリティ・リポート」(15年)などのドラマシリーズで製作総指揮を務めたアナ。「10代からテレビ業界で活躍してきたのに、今もまだ若くてハンサム…そんなジャレッドが家族を大切にする大人の男性を演じるという点が本作の重要な点です。彼には賢く力があるけれど、もろい部分もある人物を演じてほしいと思いました」と主人公についての思いを伝えた。
本作では実生活でもジャレッドの妻であるジュヌヴィエーヴ・コルテーゼがウォーカーの妻を演じているが、これはアナからの提案だったとか。「アナから『奥さんのジュヌヴィエーヴがウォーカーの妻を演じるとしたら、どう?』と聞かれて、すごくうれしかったよ。そうしたら、翌日、電話で『でも、すぐに死んでしまうけど』と言われたんだ(笑)。でも、ジュヌヴィエーヴはうれし泣きするくらい喜んでいました」と共演が決まった当時を振り返ったジャレッド。コロナの影響で撮影現場には数多くの厳しいルールがあるため、彼の子どもたちはまだ本作の現場には来ていないそう。「でも、機会があれば共演したいとアナに頼んでいるんだ」と、父親らしい顔をのぞかせた。
また、イベント終盤には「スーパーナチュラル」からのファンにはうれしい話題が。「WALKER」シーズン2には、「スーパーナチュラル」でジャレッドの兄・ディーンを演じていたジェンセン・アクレスが監督した「No Such Things as Fair Play」(原題)というエピソードがあるのだとか。久しぶりに一緒に仕事をしたことを「Awesome(素晴らしい)」と表現したジャレッド。これを「最高」と通訳したところ、英語のPsycho(気が狂った)と聞き間違えて慌てる一幕もあったが、「ジェンセンと僕は15年以上共演してきて、一緒に学び一緒に成長してきたんだ。本当の家族みたいですごくイケメンな彼を『WALKER』の現場でみんなに『これが俺の親友だよ』と紹介できて、とてもうれしかったよ」と心境を明かしていた。
ほかに、ジャレッドもアナも来日したことがないので、ぜひ日本に行きたいと思っていることや、アナはシーズン1の中では第13話「牧場を守れ」がお気に入りであることなどが語られ、和やかな雰囲気のうちに1時間のイベントは終了した。
【作品情報】
「WALKER/ウォーカー」
スーパー!ドラマTV #海外ドラマ☆エンタメ
水曜 午後11:00~深夜0:00ほか(2カ国語)
日曜 午後7:00~8:00ほか(字幕)
※9月1日から、第1~12話をキャッチアップ放送
取材・文/青木純子
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