【※ネタバレあり】「トモダチゲームＲ４」第2話で“裏切り者”が発覚！疑心暗鬼が加速するゲームで友一は…2022/07/31

　テレビ朝日系で毎週土曜日夜11：00から放送中のドラマ「トモダチゲームＲ４」。「友情さえあればとても簡単にクリアできる」はずのゲームに突然参加を強いられた高校生たちが、友情とお金を天秤にかけられ、うそや裏切りが重なり互いに疑心が生まれる様子と、手に汗握る究極の心理戦を繰り広げていく姿を描いた新たな考察ドラマだ。

　第1話で突如「トモダチゲーム」に参加することになった片桐友一（浮所飛貴）、美笠天智（佐藤龍我）、四部誠（井上瑞稀）、沢良宜志法（久保田紗友）、心木ゆとり（横田真悠）の5人。固い絆で結ばれていたはずだったが、第1ゲーム「みんな一緒ゲーム」で5人の中に隠れた“裏切り者”によって友情にヒビが入ったまま次のゲームへ。

　そして先ほど放送された第2話で描かれた第2ゲーム「暴露スゴロク」によって、その友情は完全崩壊の道をたどっていくことに。「信じ合おう！」と約束したはずが、ここでも“裏切り者”の暗躍によって次々と5人の暴露話が飛び出す展開となった。ここでは、第2話を振り返るとともに、第3話に向けて気になったポイントをまとめていく。

第2話振り返り

　5人が参加した「暴露スゴロク」は、サイコロの代わりに使用する“暴露ペーパー”に友達の秘密を記入し、それを案内人のマナブくん（声・伊藤俊介）が発表。そしてゲームの様子を視聴している視聴者の投票で“一番許せない人”を決定するというもの。“許せない”ポイントの高かった人はマスを多く進み、早くゴールした人が負けるという、疑心暗鬼になった5人をさらに追い込むものだった。

　マナブくんから「全員が白紙で出せばみんなで1マスずつ進んで一緒にゴールできる」と攻略のヒントが告げられ、全員が誰の秘密も明かさなければみんな一緒にゴールできる…そんな矢先、ゲーム開始早々、いきなり志法の秘密が暴露され、さらにゲームが進んでいくと、志法の整形疑惑にゆとりの援助交際、四部の殺人疑惑と、友情を崩壊させるには決定的ともいえる暴露が次々と飛び出した。

　地獄のようなゲームによって暴き出される5人の秘密にももちろん注目が集まったが、個人的に見どころとなったのは、“裏切り者”の正体、そして志法とゆとりが抱えていた“秘密”。

“裏切り者”の正体――陰でゲームを支配していたのは…　

　第1話から注目されていた5人の中に隠れた“裏切り者”。その正体はクールな秀才・美笠天智だった。緊迫した「暴露スゴロク」の中でも「壊れろ…壊れろ…壊れろ！」と、冷静沈着な天智からは想像もつかないようなドス黒い心の声が出てきたり、不吉な笑みが要所要所で浮かび上がったりと、正体はもちろんだが、天智を演じる佐藤さんの演技はドラマをさらに大きく盛り上げる起爆剤になったのではないだろうか。

　表情が顔には出ないクールな天智だからこそできる穴のない完璧な裏切り…「トモダチゲーム」という心理戦にはうってつけの人物だと思われたが、完璧な天智のプランに亀裂を入れたのが友一だった。第2話のラストでも、最終ピリオドで友一が裏切り者をあぶり出すために提案した行動に、焦りといら立ちを見せた天智。この後、天智がどうなっていくのか、ゲームの結末とともに目が離せない。

暴露と嫉妬で変わっていく“志法とゆとりの関係”

　裏切り者の正体も注目された第2話だが、そんな“裏切り者”・天智が引き起こした“志法とゆとりによる女同士のバトル”も見どころとなった。放送前にも先行公開（https://www.youtube.com/watch?v=EO2-g9ekilc）で関心を集めるほど緊迫感のあったシーンだが、正義感に満ちた志法と心優しいゆとり、そんな2人の「まさか…」という暴露に驚かされた人も多いのではないだろうか。

　傷を隠すために整形をするしかなかった志法、いじめを止めるお金を集めるために援助交際をするしかなかったゆとり。それぞれが絶対に話したくはなかった秘密を暴露されたことで、2人はこれまでにない表情を見せるとともに、志法とゆとりの友情は嫉妬が混じった複雑な関係へ。さらに、友一に思いを寄せる志法と、友一に絶対的な信頼を寄せるゆとり、それぞれが友一への強い気持ちを持っていることで生まれるバチバチなシーンは、まさにドロキュンと呼ぶにふさわしい展開となった。暴露によって互いを信頼できなくなってしまった2人はこれからどうなっていくのか…。

天智が志法を追い込もうとする理由とは…？

　ここまでは、第2話で盛り上がりを見せたポイントを上げてきたが、考察ドラマの本作だからこそ謎が残る部分もある。来週放送の第3話を前に、個人的に感じた二つの謎をひもといていく。

　まずは、ゲームが進むにつれて明らかになった、天智の志法に対する強い復讐心。第1ピリオドでは「俺はずっと志法が好きだった」と強い思いをぶつけていたはずが、「あの日から2年、君（志法）が俺のこの世で一番大切な父親を陥れてから」という志法を陥れるために次々と行動していく天智に、疑問を抱えた人も多いのではないだろうか。

　ゲームに参加するまでは5人の調和と友情を大切にしていた天智が、「大切な人を奪った志保をトップへ」と思うようになったのはなぜか。家族ぐるみで仲が良く、幼なじみとして互いを信頼し合っていたはずの2人に何があったのか。天智が抱える“心の闇”にも注目していきたい。