Aぇ! group・正門良規、趣味の散歩が役に立った!? 5日で100kmを歩き京都の絶景を堪能!!2022/07/23

　NHK BSプレミアムで7月25日から5日間にわたり放送される「てくてく絶景」。

　誰もがスマートフォンなどに所蔵している「キセキの一枚」を徹底取材して、その風景を一筆書きで巡る番組オリジナルルートを開拓。1日約20㎞、5日間で約100㎞をAぇ! group・正門良規さんが歩きます。今回の旅の舞台は京都。人気スポットを徒歩で巡り、地元の人しか知らない「オススメの絶景」を堪能します。

　放送に先駆け行われた取材会で、旅人・正門良規さんに番組の見どころやロケの思い出などを伺いました。

――最初に番組の話を聞いた時と、歩き終えての感想を教えてください。

「最初にお話をいただいた時は散歩番組と聞いていまして、お話が進んでいくうちに、5日で100㎞歩くということになりました。今まで経験したことがない距離だったのでどうなるかなと思ったんですけど、無事スタッフの皆さんや地元の皆さんに支えていただきながら、楽しく歩き切ることができました」

――5日で100㎞の歩きでしたが、苦労はありましたか。

「最初は筋肉痛とか靴擦れがすごく不安だったんです。けど、全然って言ったらうそなんですけど、思っていたより大丈夫でした。でも、2日目になってくるとちょっとずつ疲れてきて、 3日目が一番つらかったです。終盤は逆にちょっと慣れてきたのか、4日目からはさらに楽しめるようになってきました。プロフィールに散歩が趣味っていうふうにずっと書かせていただいているんですけど、日頃の経験がつながったのかもしれないです」

――印象に残っている場所はありますか。

「哲学の道ですね。いろんな方がいらっしゃったなと思う場所で。本当にこの場所が好きで、毎日絵を描きに来ているお父さんがいて、『いつ来ても景色が違うから』という話をしていただいたりとか。ちょうど修学旅行に来ている学生とかもいるタイミングで、『修学旅行に来れてよかったな』なんて思ったりしながら、人と景色の両方感じられた場所として、すごい印象に残っています」

――正門さんにとっての散歩や歩くことの魅力を教えてください。

「これは歩いていないと気づけないなと思う、その場所の香りとか空気感、ちょっと湿気っぽい感じもあれば、すごく澄んでいて爽やかな場所があるんですけど、それって歩いていないと感じられないものじゃないかと。車には車の良さももちろんあるんですけど、よりその場所を五感で深く感じることができるのは歩くっていうことの特権で魅力かなと思います」

――撮影が終わった時の感想を教えてください。

「やっぱり5日目が終わってすぐ感じたのは、歩き切ったっていう達成感ですかね。あとは5日間、一緒に歩いてきたチームのスタッフさんと今日で終わりなんだっていう寂しさが同時に来ました。でもまた会えるんじゃないかみたいな、そういう気持ちで『また会いましょう』くらいに爽やかな別れができて心地良かったというか。明日もまたどっか歩くんじゃないかぐらいに思っていました。居心地がいい、楽しい現場で名残惜しかったです」

――もし第2弾があるとしたら行きたい場所はありますか。

「大阪とか地元を歩きたいです。今回、写真で協力してくださった京都の方は、若い方からお年を召した方までたくさんいらっしゃって。その人たちによって見える景色の感じ方ももちろん全然違うし、ギャップとかも、知っている場所の方がより感じられたりするのかなっていう興味が出てきたので、次は大阪を歩き倒してみたいです」

――ありがとうございます。最後に視聴者へメッセージをお願いいたします。

「今までにない形の旅番組になっていると思っていて、個人としても旅番組としても新しいチャレンジがいっぱい詰まっています。ぜひそこを見て感じていただいて、何より実際足を運んでみてほしいなって。こういう羽の伸ばし方もあるんだよと、実際に行って感じてみてほしいですね。追体験していただくっていうのは、やっぱり大事なテーマだと思っていますので、その日その時だけの景色を感じていただけたらなと思います」