佐々木則夫「女子サッカーの魅力は、誠実さ」――「FIFA U-20 女子 ワールドカップ コスタリカ 2022」2022/07/29
コスタリカを舞台に開催される「FIFA U-20 女子ワールドカップ コスタリカ 2022」(J SPORTS 2)。日本は、グループステージでオランダ(8月12日)、ガーナ(8月14日)、そしてアメリカ(8月18日)と対戦する。現在は日本サッカー協会女子委員長を務める佐々木則夫氏に、今大会の展望を聞いた。
「グループステージ突破のためにも、初戦のオランダ戦で勝ち点3を取ることが大事です。最低でも勝ち点1は積み上げたいですね。池田太監督は、2018年大会で優勝した経験がありますし、すごく期待しています」
――日本代表の特徴は?
「チーム全体が攻守にわたって連係しているところですね。なでしこジャパンが6月のヨーロッパ遠征(セルビア戦、フィンランド戦)で見せたような、ボールも人も動くようなサッカーは、U-20の選手にとってもいい見本になったと思います」
――佐々木さんが考える、女子サッカーの魅力はなんですか?
「一番は誠実さです。海外の選手も含めて、本当に一生懸命にプレーするんです。なでしこの最後まで諦めない姿勢は、伝統になりつつあります。実は、U-17、U-20、トップのなでしこジャパン、この三つのカテゴリーの世界大会で優勝している国は日本だけなんです。女子サッカーもモダンなサッカーに進化している中で、若い選手たちも出てきています。ぜひ大会を見て、これからのなでしこジャパンに推薦したい選手を発見してもらえればと思います」
【プロフィール】
佐々木則夫(ささき のりお)
1958年5月24日山形県生まれ。2007年になでしこジャパンの監督に就任。11年の女子ワールドカップではアジア勢初の世界一に輝き、12年のロンドン五輪では銀メダルを獲得した。
【番組情報】
「FIFA U-20 女子 ワールドカップ コスタリカ 2022」
J SPORTS 2
8月11日 午前10:45~午後1:15ほか(生中継)
開幕戦の「コスタリカ×オーストラリア」(11日)をはじめ、日本戦(12日、14日、18日)と決勝トーナメントの全試合を生中継。
※スカパー!TVガイドBS+CS8月号から掲載
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