松本若菜が明かす、「復讐の未亡人」撮影裏話!「舌の上に薬を乗せて見せるシーンが…」2022/07/14
テレビ東京にて放送中のドラマ「復讐の未亡人」。黒澤Rさんの同名漫画を原作に、夫を自殺で失った女性が、名前を変えて夫の勤めていた会社に潜り込み、同僚に復讐をするサスペンスドラマです。主人公の鈴木美月(松本若菜)は、夫の死後、名前を密に変え、夫を自殺に追い込んだ職場に勤め始めます。夫を追い詰めた人たちへの復讐を果たすため、夫の弟・陽史(淵上泰史)と共にターゲットに近づいていきます。
先週(https://www.tvguide.or.jp/feature/feature-1633350/)に引き続き、TVガイドwebでは主人公の鈴木美月(密)を演じる松本若菜さんを直撃取材。役を演じる上でのこだわりなどを伺いました。
――あらためて美月を演じる上で気を付けたところを教えてください。
「セリフの抑揚や、しぐさで不安定さを表現できるように心掛けました。オフィスにいる時は、みんなから慕われている優等生のような人物ですが、完璧過ぎて存在が不思議な人ですよね。だから、あえて『偽物』っぽいような、人間っぽさをなくすように意識しました。普段演技をする時、カバンを持ったり腕を組んだりするような人間っぽい動作は、とても落ち着くし安定するんです。密はそれをあえてせず、不安定感を表現しました。ほかには目線で感情が読み取れないように、普段の演技とは違う目線の使い方をしましたね」
――印象に残っているシーンはありますか?
「第1話で、私が舌の上に薬を乗せて、べっと出して見せるシーンがあるんですけど。監督がそのシーンをドラマにも入れたいとおっしゃって、実際やってみたんですけど、どうやら思っていた表情じゃなかったみたいで監督のツボに入ってしまって(笑)。何度か撮影し直しているうちに、今度は私が面白くなってきてしまって、撮影が止まってしまったりしました(笑)。でも、最後は奇麗に見せられたと思います。オンエアもそこのシーンを楽しみにしていました」
――美月は復讐にとても執着していますが、松本さんご自身が今執着しているものはありますか?
「執着しているというほどではないのですが、最近YouTuberの中町綾ちゃんの動画を見ているのですが、その子が食べているサラダがすごくおいしそうで、まねして食べてみたんです。ドレッシングがごま油とにんにくチューブと塩コショウだったかな? シンプルなのにとてもおいしいんです。最近はそのサラダを食べることにハマっていて、毎日のように食べています(笑)」
――最後に本作の見どころを教えてください。
「美月のそれぞれのキャラクターに対する復讐方法も見どころだと思うのですが、美月がどうして復讐の鬼となってしまったのかという経緯や心情が、中盤に描かれていきます。そして最後の復讐に向かって、どんどん深く掘り下げられていきますので、ぜひ最後までご覧になっていただけたらと思います!」
第1話の撮影の裏話を伺い、あらためてParaviで該当シーンを確認したくなりました。また、美月の心情が掘り下げられるという今後の展開も見逃せません。ぜひご覧ください!
【番組情報】
「復讐の未亡人」
テレビ東京
木曜 深夜2:35~3:05
取材・文/テレビ東京担当 N・S
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