7月7日、SE7ENの日に開催! 会えない時間にあらためて感じたファンへの感謝の気持ちを込めた2年半ぶりの来日イベント2022/07/13
7月7日のSE7ENの日である七夕に、2019年「SE7EN Winter Acoustic Live2019」以来およそ2年半ぶりの来日公演となる、韓国ソロアーティスト・SE7ENのファンミーティング「SE7EN 2022 FANMEETING IN JAPAN -0707」と、ライブ「SE7EN 2022 LIVE IN JAPAN -0707-」が、東京・Zepp Hanedaで行われた。
昼公演のファンミーティング「SE7EN 2022 FANMEETING IN JAPAN -0707」は、現在韓国で出演中のバンドをテーマにしたミュージカル「ボリュームアップ」の中の楽曲で、応援メッセージソングでもある「一歩」からスタート。SE7ENのファンミーティングの醍醐味(だいごみ)であり軽快なトークが楽しめるコーナーで、久々に日本に来た感想を聞かれると「あー、戻ってきたな。ただいまという感じと、2年半ぶりとは思えない感じもある。ファンの皆さんの顔を直接見れてうれしい」と笑顔で話した。
8月7日まで上演中のミュージカル「ボリュームアップ」での役柄についての話に続いては、この日来場したファンからの質問に答えるコーナーへ。その際、カメラで見えづらい席からも見えるように移動する気遣いを見せる一面も。SE7ENが歌、ダンス、ステージ以外に唯一10年以上続いている好きなものであるゴルフに関連した質問や、ソムリエの資格も取るほど詳しいワインに関する話、日本に来たら必ず行く「ドン・キホーテ」にダンサーと一緒に行った話など、親しみを感じさせる日本語トークで会場を沸かせる。さらに、イントロ当てクイズコーナーや、ダンサー6人も参加してのジェスチャーコーナーなど、ファンと一緒に楽しい時間が続いた後は、夜のライブ公演のハイライトをギュッと詰め込んだミニライブコーナーへ。
22年4月発売の新曲でパフォーマンス初披露となった「Mona Lisa(Korean Ver.)」、ステージ上段に設置されたソファを使ったダンスが印象的なディスコサウンドの楽曲で、16年発売のアルバム「Dangerman」の収録曲「Feel The Fire」、ミュージカル「ボリュームアップ」中の楽曲でロックバンドスタイルの楽曲「オイアイオ」、イベント当日と同様に青い空が似合う爽やかな「LOVE AGAIN」、世界のどこかで傷ついている人に愛のメッセージを届けようという歌詞が胸に響く「We Need Is Love」。アンコールでは04年の韓国デビュー曲「COME BACK TO ME」と、激しいダンス曲「PASSION」のメドレーまで、大充実の7曲を披露した。
昼のファンミーティング公演に続いて夜に行われたライブ「SE7EN 2022 LIVE IN JAPAN -0707-」では、SE7EN自身も好きな曲を中心にセットリストを組んだという。ライブは、新曲で西洋絵画の構図のような振り部分も印象的な「Mona Lisa(Korean Ver.)」と、ホーンセクションの音が心地よい「GIVE IT TO ME」からスタート。ダンサーとの息の合ったステージが見られるディスコサウンド楽曲「Feel The Fire」、ミディアムテンポのメロディアスなナンバーで、切ない歌詞とステージ上段に置かれたソファを活用した振り付けが大人の魅力を倍増させた「I’M GOOD」と続く。
「7月7日のSE7ENの日に日本でステージができているのが夢みたい。会えなくなって寂しかったし、その期間があったから感謝の気持ちをより感じるようになった」と笑顔で語った後には、SE7ENのライブの定番曲でミディアムバラードの名曲「LA LA LA」で会場が一つに。上下ブラックのシックな衣装に着替えた後は、セクシーで危険な男を完璧に表現した「Dangerman」、ファンからの人気も高い楽曲でSE7ENのラップも聴けるヒット曲「DIGITAL BOUNCE」と、ハードな楽曲が続き、2年半のブランクを感じさせないパワフルなダンスステージで盛り上げる。
今回、日本でのライブのためにサプライズでミュージカルの仲間たちがライブ用の音源を作ってくれたとうれしそうに明かした、ファンミーティングでも披露した現在出演中のミュージカルの楽曲「一歩」と「オイアエオ」のステージでは、ミュージカル出演を通してさらに増した表現力と歌唱力の高さをあらためて感じさせる。
「ファンの皆さんに会うたびに募る思いが詰まっている」というコメントの後に続いて披露された、ミディアムバラード「君が好きだよ」、JYPエンターテインメント代表のパク・ジニョンが制作し、アーティストの終わりの時を歌った名バラードで切ない歌詞が胸に迫る「When I Can’t Sing」では、思わず涙を浮かべるファンの方の姿も。
歌いながら当時のことを思い出したという05年の日本デビュー曲「光」、2012年発表の日本オリジナル楽曲「LOVE AGAIN」や、日本デビュー15周年を記念し発表した楽曲で、SE7ENのオリジナルあいさつを題名に採用した、今回が初披露の「KONNI KONNI」、本編のラストに披露されたファンへの感謝の思いがストレートな歌詞で表現された「ありがとう」まで、会場に詰めかけたファンの顔をしっかりと見渡しながら、心からうれしそうな笑顔を見せるSE7ENの感情が伝わってくるような楽曲が続いた。
アンコールでは2004年の韓国デビュー曲でSE7ENの歌唱力を堪能できるバラード「COME BACK TO ME」と、片手倒立で7の形作るアクロバットと激しいダンスで盛り上がる「PASSION」のメドレーと、今あらためて伝えたいメッセージが込められている「We Need Is Love」まで、なんと全19曲を1人で踊り、歌うというブランクを全く感じさせないパワフルなステージを見せたSE7EN。今秋には久しぶりの日本オリジナルアルバムを発売、イベントも予定しているというSE7ENのアーティストとしての活動がさらに楽しみになるファンミーティング&ライブだった。
写真/©ARGS
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