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【WATCH的イケメン図鑑】Vol.10  ジョナサン・グロフ2019/08/23

少年っぽさ全開で、敏腕だけどかわいいFBI捜査官役

【WATCH的イケメン図鑑】Vol.10  ジョナサン・グロフ

 ほっぺのハリツヤとつぶらな瞳からして少年っぽさ全開で、現在34歳でありながらキュート系男子の魅力を漂わせ続けるジョナサン・グロフ。その容貌がハマる役柄は幅広く、ピュアな役からクレイジーな役まで、さまざまなキャラクターを演じて印象を放ってきた。活躍フィールドもこれまたさまざまで、ドラマ好きには「glee/グリー」(2009~15年)のイジワル高校生・ジェシー役や「Looking/ルッキング」(14年~)の悩める主人公・パトリック役でおなじみ。

 また、「glee/グリー」のジェシーがキレッキレの歌声を披露していたことからも分かるように、舞台ミュージカルでの活躍も目覚ましい。06年から出演した「春のめざめ」では思春期真っただ中の少年・メルヒオールに扮し、トニー賞主演男優賞にノミネート。社会現象を巻き起こした「ハミルトン」では英国王ジョージ3世をエキセントリックに演じ、こちらでもトニー賞助演男優賞にノミネート。さらに、ミュージカルつながりでいえば、映画「アナと雪の女王」(13年)のクリストフ役でも知られ、11月22日公開の続編でも声優を続投している。

 そんなジョナサンが、Netflixの犯罪捜査ドラマ「マインドハンター」に主演! 一昨年10月、シーズン1が世界同時配信されようとしていたころは、「製作総指揮は名匠、デヴィッド・フィンチャーだし(各話監督も計4エピソードで担当)! ジョナサン、もっとブレークしちゃう?」なんてニンマリする一方、「でも、『セブン』(95年)や『ゾディアック』(07年)のデヴィッド・フィンチャーだし…。ジョナサン、ダークな作品世界でひどい目に遭わされない…?」と心配にもなった。予感はもれなくどちらも的中で、ジョナサンのことをあまり知らなかった視聴者からも「主演のカレ、よくない?」の声がちらほら。シーズン2でも引き続き、主演スターの座に堂々と座っている。

 そちらはいいとして、問題は「ひどい目に遭わされちゃわない?」の方。はい、もちろん遭わされております。物語の舞台は、犯罪心理学がFBIの捜査に応用される以前、つまり「クリミナル・マインド」(05年~)の行動分析課がエリートとして活躍する前の1970年代。猟奇犯罪に手を焼くFBI捜査官・ホールデン(ジョナサン)は、「殺人鬼の心理が分かれば、捜査に役立つかも?」と考え、研究に励み始める。その“お勉強中です感”と童顔が相まって、敏腕だけど妙にかわいいホールデン❤︎ 

 ただし、「かわゆ❤︎」なんてホクホクできるほど生易しくないのが「マインドハンター」で、研究を前進させそうな事件現場に駆けつけたり、強烈過ぎる猟奇殺人鬼たちに会ってリサーチしたりしているうちに、「殺人鬼の心理が分かる俺、すごい」なノリでホールデン自ら“闇落ち”しそうに…。「クリミナル・マインド」の捜査官たちもメンタルをやられがちですしね。捜査官としては若いですしね。仕方ないかもしれないけど、ああもう心配。そんなだから、ガールフレンドに捨てられるわ、捜査で暴走し出すわ、つぶらな瞳の奥に狂気が若干帯びてくるわで…。果たして、ホールデンはかわいいままでいられるのか!? 大丈夫。まだギリギリかわいいから! お願い、踏ん張って! シーズン2も何かと大変そうな彼を、全力で応援しなくっちゃ❤︎

【プロフィール】

ジョナサン・グロフ Jonathan Groff 

1985年3月26日生まれ。アメリカ・ペンシルベニア州出身。「glee/グリー」、「Looking/ルッキング」といった連続ドラマからテレビ映画「ノーマル・ハート」(2014年)まで、さまざまな作品に出演。映画出演作に「ウッドストックがやってくる!」(09年)、「アメリカン・スナイパー」(14年)など。舞台での活躍も知られ、9月17日からオフブロードウェイでミュージカル「リトルショップ・オブ・ホラーズ」に出演する。

【番組情報】

【WATCH的イケメン図鑑】Vol.10  ジョナサン・グロフ

Netflixオリジナルシリーズ「マインドハンター」
Netflix 
シーズン1~2 独占配信中

文/渡邉ひかる



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