【WATCH的イケメン図鑑】Vol.4 リチャード・マッデン2019/02/22
史劇ルックもさっそうと着こなすプリンス系
世界的大ヒット作「ゲーム・オブ・スローンズ」に出演してブレークし、その後も映画にドラマに活躍! という方程式が出来上がりつつある昨今。その中でも一番の出世頭と言えるのが、リアル王子様のようなブルーアイズ、ワシャワシャしたくなるゆるふわヘア、そしてキラリと光る白い歯を持つリチャード・マッデンではないか。
スコットランド出身のリチャードは2011年、「ゲーム・オブ・スローンズ」のロブ・スターク役に抜てき。主人公一族の頼もしく誠実な長男という役どころを、“王子様”な外見を存分に生かしながら超ステキに好演した。しかし! 同作ファンの方々ならお分かりのように、主役級の登場人物でも命の保証をしてもらえないのが「ゲーム・オブ・スローンズ」の世界。リチャード演じるロブも、劇中で繰り広げられる無情な争いの果てにシーズン3で死亡。大勢の視聴者(主に女子)が「死なないで~、ロブ~。嫌ああああ」と涙を流した。
とは言え、リチャード自身の真の快進撃は、「ゲーム・オブ・スローンズ」後に始まったと言えるかもしれない。ロブ死亡に嘆く者たちの涙をそっとぬぐうかのように、15年には映画「シンデレラ」に出演。もちろん、役柄は王子様❤︎ こんな王子様が現れたら、足の指を切り落としてもガラスの靴に足を入れてやる! と世の女性たちが思ったとか思わなかったとかで、とにかく彼のファンはますます増えた。また、別の作品では人妻への恋心に身もだえたり(映画「暮れ逢い」/14年)、テロを疑われて泣きながら逃亡劇を繰り広げたり(映画「フレンチ・ラン」/16年)。目の離せなさ過ぎる役を重ねる中、昨年は女性政治家を守るボディガードに。英BBCで放送された「ボディガード-守るべきもの-」は社会現象となり、悩めるボディガードを繊細に演じたリチャードはゴールデン・グローブ賞主演男優賞に輝いた。
さらに、新作ドラマ「メディチ」では実在の銀行家に。といってもスーツに眼鏡姿で数字とにらめっこするわけではなく、演じるのは15世紀イタリアのリッチなステキ男子。銀行業で成功した父、ジョバンニ・デ・メディチの後を継ぐ長男・コジモ(リチャード)が、苦悩しつつ、政敵と闘いつつ、亡き父の死の真相を追いつつ成長していく。「ゲーム・オブ・スローンズ」や「シンデレラ」で証明してきたように、史劇ルックも余裕で着こなせるリチャードの本領発揮な役柄でもあるかも。そればかりか、ルネサンス期らしい(!?)お色気シーンもあったりして、ホクホク❤︎ そんな彼がいろいろと大変な目にあいがちな展開にもうっとり❤︎ ちなみに、昨今の大活躍を受け、次期ジェームズ・ボンド候補にも急浮上しているというリチャード。お願い。ボンドになって。
【プロフィール】
リチャード・マッデン Richard Madden
1986年6月18日生まれ、スコットランド出身。「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011年~)で注目を集める一方、「愛の記憶はさえずりとともに」(12年)、「クロンダイク・ゴールドラッシュ」(14年)などに出演。15年、映画「シンデレラ」の王子様役に抜てき。同作のケネス・ブラナー監督、主演女優のリリー・ジェームズと再タッグを組んだ舞台「ロミオとジュリエット」も話題となった。
【番組情報】
「メディチ シーズン1」
Hulu
配信中(毎週水曜 新エピソード追加/全8話)
月額1,007円で見放題
https://www.hulu.jp/
文/渡邉ひかる
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