「僕の大好きな妻！」で百田夏菜子が連ドラ初主演！ももいろクローバーZの夢もかなえた新境地に挑む2022/06/03

　ももいろクローバーZとしても活躍する百田夏菜子が連続ドラマ初主演を務めるドラマ「僕の大好きな妻！」（フジテレビ系＝東海テレビ制作）が明日6月4日より放送スタート。アーティストとして活躍する傍ら、ドラマやバラエティーなど多岐にわたって躍進する百田が、発達障害当事者の目線から実体験を交えた人気コミックを原作に描く本作で新境地に挑む。

――オファーを受けた時の率直な気持ちを教えてください。

「一番最初は『こういう話をいただいたんだけど』とマネジャーさんから車の中で聞きました。（ドラマの）スタッフの皆さんの（ドラマに対する）熱い思いを聞いて、すごくすてきだなと思いましたし、私も同じ気持ちでこの作品の世界に入りたいなと思いました。すごくうれしかったです」

――情報解禁された時の周りの反響はいかがでしたか？

「友達とか事務所の先輩・後輩など、たくさんの方から連絡をいただいたりしました。（別の）現場に行くたびに『ドラマ楽しみにしてるよ！』って声を掛けてもらっています」

――ももクロメンバーの皆さんの反応も伺ってよろしいでしょうか。

「みんなもすごく楽しみにしていると言ってくれました。主題歌をももいろクローバーZが歌わせていただくんですけど、それも初めてのことで。グループを始めた時からいろんな目標の一つとして、誰かがドラマの主演をした時に、自分たちで主題歌を歌えたらいいねという話を何度もしていたので…その夢がかなうというのも、グループとしてもうれしいことかなと思います。メンバーもすごく喜んでくれて、私もうれしかったです！」

――発達障害の特性があると分かる北山知花を演じるにあたり、意識が変わったことはありますでしょうか。

「今でも毎日いろんなことを考えて向き合いながら学ぶ日々です。私の中で変わったこととしては、人間観察をするようになりました。ちょっと失敗しちゃったりすることって誰にでもあると思うんですけど、そういう時のその人のしぐさや周りの人の反応を自然と見るようになって。さらに、それを見た時に自分がどう感じるのかなとか、そういう多面的な気持ちをキャッチするようになりました」

――知花を演じる上で意識していることはありますか？

「原作で描かれている知花がとてもキュートなので、どんな時でもそのキュートさを忘れないようにお芝居をするようにしています。それと、言葉を素直に出すようにしています。知花の特性の中で、人の気持ちを読むことや、物事を考えながら言葉にすることが苦手だったりするんです。だから、知花として感じたことが素直に口から飛び出てくるように意識しています。私も誰かに何かを伝える時、考えながらしゃべってしまうので…その癖をなるべくなくして、思ったことをストンとストレートに飛ばせるようにしていますね」

――では、知花を演じてみていいなと思うところや大変な点はありますか？

「知花はすごく明るいので、演じていてパワーをもらうこともたくさんあります。でも、台本の知花のパワーに私がついていけなくなりそうな時もあったりして（笑）。エネルギッシュで、おうちにいても階段を駆け上がるシーンがあったり！　そういう知花の魅力っていうものがすごく楽しいのと、私も頑張ってついていかなきゃなと思う部分、どっちもあります！」

――知花の夫・悟役の落合モトキさんをはじめ、共演者の印象をお聞かせください。

「すごく優しくて面白い方々ばっかりです。落合さんとはご一緒する時間も多いのでお話する機会も多いんですけど、本当にたわいもない話で盛り上がりました。この間も、夏にやりたいことについて話をしていて、落合さんはバーベキューがしたいって言ってました！　こんな感じで毎日楽しく撮影しています」

――落合さんとは初共演で夫婦役だったんですね。

「顔合わせとリハーサルが同じ日にありまして。夫婦の役なので夫婦としてそこにいなきゃいけないと思うんですけど、お互いの戸惑いが前面に出てしまっていて（笑）。なのでリハーサルが終わった時点で、夫婦の形というものを深めていかないとなという話を、監督も交えてしたのを覚えています。そのためにはどうすればいいのかなと考えていたら、スタッフさんに『携帯の待ち受けを2ショットとかにしたらいいんじゃないか』など、いろんな案をいただいたんです。落合さんは『今日から（ももいろクローバーZの）YouTubeを見まくる！』と言ってくださっていて。実際に私のライブ映像とか見てくださったというお話を聞きました！　最初は結構緊張もしてましたし、たどたどしい感じもあったかと思うんですけど、撮影の時には気さくにお話できるようになったかなと思います」

――落合さんと気さくにお話ができるようになったとのことですが、落合さんが演じる悟の魅力はどんなところだと思いますか？

「悟は本当にすてきな旦那さんです。（ドラマが）放送されたらきっといろんな方が悟の魅力にひかれていくと思います。悟のすてきなところがたくさん広まったら、世界がもっと優しくなるんじゃないかと思うくらい、悟は魅力的です。優しくて思いやりがあって…ちょっと不器用なんですけど、そこがすごくかわいらしいというか。完璧じゃないんですけど、そんな人間らしさもいとおしいというか。理想の旦那さんランキングがあったらランクインしてくるんじゃないかって、勝手に思ってます（笑）。知花のことをたくさん考えて、すべてにおいて優しさと愛があるので…本当にすてきです！」

――知花と悟夫婦のすてきだなと思うところも教えてください！

「心から愛し合って、思い合っている。行動とか言葉とかにもすべてそこに愛があることがすてきだなと思います」

――忘れられないセリフや、印象に残っているセリフがあれば教えてください。

「忘れられないセリフ…。なんだろうなあ。最近大変なシーンが多くて（笑）。結構盛りだくさんといいますか。第1話は自分が発達障害ということが分かるところから、悟との物語が始まっていくんですけど。最後が結構明るいんですよね。悟と公園を歩いているシーンがあって、そこで知花が『私が見ている世界と悟が見ている世界は違っていて当たり前だけど、思ったよりもっと違ってた』と、悟に言うセリフがあるんです。そこの知花がすごく前向きに悟と一緒に歩いていきたいという思いを伝えるんですけど、その時の知花がすごく強くて格好いいなって思いました。そのシーンでは、私も自分がお芝居をしている記憶がないくらい悟に真っすぐ思いを伝えたので、知花の思いが見ている人にも伝わったらいいなと思います」

――最後に本作の見どころを教えてください。

「たくさんあるんですけど、とても優しくお互いを思いやっている夫婦の日常がすごく魅力的なので、そこにたくさん癒やされ、一緒に優しい気持ちになってもらえたらうれしいです。本当にスタッフさん、共演者の方みんなで思いを込めて作品を作っているので、これを見て、優しい世界がどこかでつながっていくそのきっかけになればと。一生懸命作っているので、ぜひ楽しみにしていただけたらと思います！」