奥野壮&水沢林太郎&小西詠斗&藤岡真威人が語る「恋に無駄口」の魅力――「無駄な会話が一番楽しいんだなって思います」2022/04/23
顔だけはいいのに中身が残念な男子高校生仲良し4人組が、限りある青春を無駄口をたたきながら過ごす日々を描いたドラマ「恋に無駄口」(テレビ朝日ほか=ABCテレビ制作)。自ら立ち上げた無形文化遺産代行保存部(通称・無駄部)で、仁科(奥野壮)、マヤ(水沢林太郎)、シロ(小西詠斗)、葵(藤岡真威人)の4人が、日々くだらないテーマを真面目に検証しSNSにアップしていたところに、ある時恋の予感が訪れ――という、新感覚の青春ラブコメディーです。
原作は、少女漫画誌「花とゆめ」(白泉社)で連載中の福山リョウコさんによる同名作。仲良し4人組の男子高校生が繰り広げるじれったい恋と友情の日々、登場人物たちの感情の変化が、面白くも繊細に描かれています。さらに、ドラマを彩る主題歌は人気ロックバンド・KANA-BOONの新曲「メリーゴーランド」。疾走感とリズム感のあるメロディー、作品に寄り添った歌詞が作品を盛り上げています。
第1話では、いつものように4人が学校で「食パンをくわえて走って誰かにぶつかると、恋に落ちるのか」というテーマを検証していたところに、仁科が漫画部の依麻(小栗有以)とぶつかり幕を閉じました。仁科は恋に落ちたのか、仁科と依麻がこれからどうなるのか、気になりますよね。
注目の第2話を前に、ここでは無駄部の4人のインタビューをお届けします! お互いの印象の変化からそれぞれが思う無駄部の魅力、4人がついついやってしまう“無駄なこと”まで余すことなく伺いました。さらに、4人で検証してみたいテーマについては、まさかのモテエピソードに発展!?
――クランクインして1週間ほどたったということですが、先ほどの撮影も雰囲気がすごくいいなと感じました。あらためて、現場の雰囲気について教えてください。
小西 「すごく楽しいです! 学生してるなぁって気分で楽しんでますね」
水沢 「普段あまり同世代の方と接することってなかなかないんですよ。こうやって同じ世代の役者さんたちで一緒にやれるのはやっぱり楽しいなって思います」
――皆さん今回が初共演ということですが、お互いの印象は変わりましたか?
水沢 「変わりました」
奥野 「うん、変わったね」
――一番変わったのがどなたかお伺いしてもいいですか?
奥野 「うーん、林太郎かな」
藤岡 「僕も林太郎くんです」
小西 「僕もここ(奥野を示して)か、林太郎ですね。お会いするまで2人ともすごくクールな印象があったんですよ、スンッとしていて。ビジュアル撮影とか顔合わせの時に、僕が緊張で全然しゃべれなかったんです。その時は『すっごいクールな2人だ…』と思ってて。でもいざ(撮影が)始まると、カメラが回っていない時に2人がずっと遊んでて(笑)」
奥野 「すっと遊んでる(笑)」
水沢 「基本一緒にいるからね(笑)」
奥野 「仲良しだからね」
小西 「(笑)。だから、2人のイメージは相当変わりましたね」
――先ほどの撮影でも小西さんがいじられる場面がありましたね(笑)。
小西 「ねえ、あれなんでなの?(笑)」
奥野・水沢・藤岡 「ははははは!」
小西 「僕は今回最年長ということで、最初は『大丈夫かな…』と思って不安だったんですけど…特に何も考えず大丈夫でした(笑)」
水沢 「年上っていう感じがあまりないんですよ。年上なのは分かってるんだけど、一緒にいると空気感が同じになってきちゃうから」
小西 「それって逆にどうなの?」
奥野 「いいんじゃない?」
水沢 「年上だからとか年下だからっていうのはここ(奥野を示して)もないし、(藤岡)真威人もないから。ゆっくりだけど(空気感が)一緒になってきていいんじゃないかな」
小西 「という感じです」
奥野 「ちょうどいいよね」
――それぞれご自身が演じるキャラクターをどのように感じているか、教えてください。
奥野 「仁科は、笑わずクールで真面目でマジレスするっていうキャラクターなんですけど、自分の好きなことの話になるとちょっとオタク気質なしゃべり方というか、早口になったり興奮したり、そういうアンバランスなところが彼の魅力かなと思います。恋愛の部分でいえば、結構ピュアな男子高生らしいうぶな一面が見えるので、そういった一面も好きですね」
水沢 「マヤは、お金持ちっていうのもあって、服とか時計とか身なりもお金を使っているんですけど、それが嫌な見せ方じゃなくて。『俺、金持ちなのが普通です』みたいな、ちょっとさらけ出してる感じで、無駄部のためにいっぱいお金を使って、いろいろな食べ物を取り寄せている男の子です。彼女が欲しくてモテたいとずっと思ってるんですけど…」
奥野 「ずっと格好つけようとしてね」
水沢 「そうそう。格好つけようとするけどずっと間違っちゃうっていう。でも無駄部と話すところは絶対に真面目で、一人一人ちゃんと見て考えているっていう、そこのギャップはありますね」
奥野 「第三者の目線で一番見てるんじゃないかな」
藤岡 「アドバイザーみたいなね」
奥野 「そうそう」
水沢 「一歩引いて見ているような人ではあるね」
小西 「シロは、とにかくかわいくて、甘いものが大好きなんですけど、すごい毒舌で思ったことをズバッと言っちゃう。マヤのことを『持つべきものは金持ちな友達だ!』とか言っちゃったり。恋愛に興味もなくて、すごく面倒くさがり。適当で投げやりな感じが多いですけど、そこが面白くてかわいい子だなと思います」
藤岡 「葵は、まず“鈍感力鋼鉄”っていうキャッチコピーがあるんですけど、それ故に結構天然というか、何も考えずにみんなが言う一言一句に即座に反応して、『なになに!?』って飛び込んでいっちゃう明るさだったり、機敏に動き回る一面があります。でも恋愛になると、そうじゃない面もあるギャップっていうのも魅力なんじゃないかなと思います」
――皆さんから見て、一番本人とキャラが合っていると感じるのはどなたでしょう?
水沢 「シロかなぁ」
小西 「そうなの?」
奥野 「俺、本読みの時に『あ、シロだ』って思った」
藤岡 「確かに!」
水沢 「俺も思った!」
小西 「マジか! ありがたい…めっちゃうれしい」
――満場一致の意見ですね!
藤岡 「本当にそう思います!」
水沢 「ドラマでは仁科か葵から始まるシーンが多いんですけど、シロのところで第一声を聞いて」
奥野・水沢・藤岡 「『あ、シロだ』」
水沢 「ってなるんですよ」
小西 「いやぁ、うれしいです!! うれしいなぁ」
――仁科や葵たちが所属する無駄部の活動についてはどう思いますか?
小西 「いや、アホですよ」
藤岡 「アホだね」
奥野 「でもそれが一番楽しいよね」
小西 「楽しい! やっぱり無駄な会話が一番楽しいんだなって演じている僕らが思っています」
奥野 「無駄な会話を楽しめると仲が深まっていくというか、無駄な時間を一緒に過ごせば過ごすほど仲が深まっていく感じがする」
水沢 「はたから見たら無駄なことなんでしょうけど、無駄部自体は無駄なことをしていると思っていないからこそ、面白いなと思いますね」
小西 「でもここ(奥野と水沢)の仲がどんどん無駄部化してきていて。他の人も遠目から見て、『ほんとに無駄部みたいだね』みたいな会話をしてるって聞きますし、結構僕らもばかやっています。そのぐらい仲良くさせていただいていて」
奥野 「ちょっと離れたところに1人ポツンといて、3人がわちゃわちゃしているのを見ると、『うわぁ、あの中にいるのマジで恥ずかしいな』とか思っちゃいます(笑)」
水沢 「1回理性が返ってきちゃうとね、『俺よくあそこにいるな』ってなる(笑)」
小西 「はたから見たら駄目なんだよ」
奥野 「客観視しちゃ駄目だね(笑)」
――ちなみに、もしこの4人で何か検証するとしたら、どんなことをやってみたいですか?
小西 「なんだろう、難しいな…」
水沢 「『東京タワーを歩いたら何時間?』とか?」
小西 「どういうこと?(笑)」
奥野 「どういうことよ(笑)」
水沢 「いや、東京タワーの階段上ってみてさ」
小西 「あー、まぁでもそれはありだよね(笑)」
奥野 「そういうのやりたいね」
小西 「4人でしゃべりながらだったら楽しいだろうな」
奥野 「楽しい! でも後半みんな疲れてきて変なテンションになりそう(笑)」
水沢 「じゃんけんポイとかやり出すかも」
奥野 「検証っていうと、原作ではそれこそ少女漫画あるあるとかやってるじゃない?」
藤岡 「やってたね」
奥野 「ああいうのもやりたいよね」
水沢 「3回周ってお手からワンとかできるのかあ」
奥野 「はははは! たぶんできないんじゃない?(笑)」
水沢 「だよね(笑)」
4人がついついやってしまう“無駄なこと”とは…?
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