賀来賢人、「マイファミリー」で初共演の二宮和也は「本当にいいお兄さんです」2022/04/23

　TBS系にて放送中の二宮和也さんが主演を務める日曜劇場「マイファミリー」。4月17日放送の第2話で、世帯12.8％、個人7.9％の視聴率を記録し、いずれも初回より上昇し好調を維持した本作は、「グランメゾン東京」（2019年）、「危険なビーナス」（20年）、「TOKYO MER～走る緊急救命室～」（21年／すべて同系）など多彩なドラマを世に送り出してきた脚本家の黒岩勉さんによるオリジナル作品で、最悪の事態に見舞われ、“家族の絆”が試される夫婦の姿を描くノンストップファミリーエンターテインメントです。

　第2話では、鳴沢温人（二宮）と未知留（多部未華子）夫妻が、大学時代の友人・三輪碧（賀来賢人）と東堂樹生（濱田岳）という心強い協力者を得て、警察を排除することに成功したはずでしたが、思いもよらない展開を見せました。先の読めない展開ばかりで目が離せない中、明日4月24日放送・第3話では、警察を排除した鳴沢夫妻らがより確実に身代金を受け渡すために、ある秘策を犯人に提案。その提案に犯人は、乗るのか？　それとも背くのか？　そして、温人は、娘の友果（大島美優）を無事に取り戻すことができるのでしょうか？　

　ここでは、学生時代から何をやっても人よりでき、女性によくモテる弁護士・三輪碧を演じる賀来さんに、演じる上で意識したことや撮影の雰囲気、初共演となる二宮さんや多部さん、濱田さんの印象などについて語っていただきました。

――まずは、本作で演じる三輪碧の印象を教えてください。

「みえっ張りで調子がよくて一見軽く見えるのですが、実は心優しくもある人物です。緩急があるキャラクターで、おちゃらけているかと思えば、いざというときは言葉で畳み掛けるところがあって。その切り替えが急に始まるので、何を考えているのか分からない。温人、東堂の3人の中で三輪はちょっと異端だと思っていて、疎遠になっていた大学時代の親友・温人、未知留、東堂とは、もともとすごく仲が良く、その関係性がきちんと画面に映るように意識しています」

――三輪は弁護士ですが、弁護士として演じるにあたって意識したことはありますか？

「以前、弁護士を演じたことがあったので、その時の知識が役に立っています。ただ、難しい用語がたくさん出てくるので、その意味は調べるようにしています。また、三輪はパフォーマンス上手というか、ドラマの弁護士のような法廷劇を普通にやってしまう人だと思うので、そういうしゃべり方や人との接し方は意識しています。ただ、洋服がおしゃれすぎるので、演じていてたまに弁護士という設定を忘れることがあります（笑）」

――クランクイン前は共演する方々にワクワクしていたそうですが、撮影が始まってみていかがですか。

「ワクワクは今でもあるのですが、ほっこりするような落ち着く関係になってきました。皆さんと全く緊張せずに話せています。特に二宮さんは年上で僕からするとスーパースターなので、お会いする前はドキドキしていたんです。でも初日にお会いして、フラットに関係を築いてくださったので、ありがたかったです」

――二宮さん、多部さん、濱田さんの印象を教えてください。

「二宮さんは親しみやすい方なので、僕もついいろんなことを聞いているんですが、それに全部答えてくださるんです。本当にいいお兄さんです。多部さんは、最初の頃、全然話せていなかったのですが、2人のシーンの時に話したら、実はよく話す方で。岳くんとは14年ぶりの共演なのですが、今まで遊んできた友達みたいな感覚でずっと話しています。皆さん無理に話さなくても勝手に時間が進んでいくところもあるので、いい意味で無理しない人たちなのかなと。一緒にいて楽ですし、本当にこの4人の空気感には助けられています」