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「不幸くんはキスするしかない！」の撮影は苦労の連続!? W主演の曽田陵介＆佐藤友祐が秘話を明かす！2022/04/20

　曽田陵介さんとダンス＆ボーカルグループ・lol-エルオーエル-の佐藤友祐さんがダブル主演を務めるドラマ「不幸くんはキスするしかない！」（MBSほか）が4月21日よりスタートします。1年限定放送の新しいドラマ枠“ドラマシャワー”の第1弾となる本作。原作は、無料で読めるWEBコミック誌・ビーボーイP！にて2019年9月～20年5月に連載後、単行本化され、合計250万PVを獲得した露がも子さんによる人気のBLラブコメディーです。

　主人公は、道を歩いているだけでもさまざまな不幸な目に遭ってしまう生まれつきの不幸体質で、ちょっとこじらせ系でもある大学生・福原幸多（曽田）と、宝くじやライブチケットの当選確率は100％という生まれつきの幸運体質で、顔も性格も抜群ながら少し天然な篠宮直哉（佐藤）の2人。そんな正反対な個性をもつ幸多と直哉が繰り広げる恋愛攻防戦は一筋縄ではいかず、毎週ハッピーな笑いと胸キュンが視聴者を包み込むこと間違いなし（!?）の物語です。

　TVガイドwebではダブル主演となる曽田さんと佐藤さんを直撃取材し、ドラマの見どころはもちろん、撮影秘話やお互いの印象、さらにはご自身の体質やなってみたい体質などについて、たっぷりとお伺いしました！

――まずは、お二人がそれぞれ演じる福原幸多と篠宮直哉の役柄について、また演じる上で意識したことを教えてください。

曽田　「僕が演じる幸多は、不幸体質で何をしていても不幸なことが起きる。そのためか感情の起伏が激しく、性格がゆがんでいる部分もありますが、本当はピュアで、根は優しく、相手のことを考えられる人です。そんな幸多を演じる上では、楽しいと思ったら楽しそうに、悲しいと思ったら悲しそうにするというように、素直な感情を表現することを意識しました。例えば、直哉とデートに行くシーンでは楽しそうにしているけど、途中で不幸なことが起きると、一変してイライラするように見えるとか。とにかく素直さを大切に演じました」

佐藤　「篠宮は、何をするにも“The・モテ男”で、人に気を使うこともでき、かつクールな人物でもあります。でも、そこに本人は気付いておらず、どこか人との間に壁を作っている部分がある。そういったところを福原と出会って気付かされ、成長していきます。演じる上で意識したことは、表情の変化や体の動きが大きくないクールな役なので、少しの感情の起伏とか、ちょっとした立ち振る舞いだけで感情を表現できるように演じました。あと、篠宮は発する言葉一つ一つもイケメンなので、いかにさりげなくそれを言うかという点も意識しました。僕自身は篠宮とは真逆の性格ですし、これまで明るいキャラクターを演じることが多かったので、撮影前は少し不安を感じつつも、篠宮を演じることを楽しみにしていました」

――今回、お二人ともに初主演で、BL作品となりますが、周りから反響はありましたか？

曽田　「僕たちには共通の先輩がいるんですけど、その先輩から連絡が来たり、他にもいろいろな人から連絡が来て、みんなが楽しみに待っていてくれているんだなと感じました。あと、BL作品が好きな友達がいるんですけど、ニヤニヤしていましたね（笑）」

佐藤　「僕の周りにも楽しみにしてくれている人が多いです。BL作品が好きな方から『楽しみにしているよ』という連絡が来たのはうれしかったですね。さっき曽田くんが話してくれましたが、僕もその先輩にこの作品について相談した時に、『ちょうど曽田くんからも連絡が来たよ！　同じ内容が同じ時間に』と返信が来て、運命だなと思いました（笑）。先輩からも『絶対に2人は相性いいよ！』って言われましたね」

――すでにクランクアップされたとお伺いしました。あらためて撮影を振り返って、いかがでしたか？

曽田　「今回、1～8話の撮る順番がバラバラだったので、感情のコントロールが大変でした」

佐藤　「確かに大変だったね。あと、福原のことを最初の方は『福原！』と呼んで、後半は『幸多！』と呼び方が変わるんですが、撮る順番がバラバラだったので、僕たちも苦労しましたが、何よりも吉野主監督をはじめ、スタッフさんらがテンパって苦労してそうでした（笑）」

曽田　「呼び方も確かに難しかったよね（笑）」

佐藤　「あと、第1話を見させていただいたんですけど、福原が不幸に見舞われる冒頭のシーンが本当に大変そうで。福原が餃子を食べようとするんだけど、途中で箸が折れてラー油の皿に落ちて服が汚れてしまうというシーンがあるのですが、映像で見るとあらためて不幸だなと感じて（笑）。曽田くんがあれだけ頑張って演じていたので、皆さんにもちゃんと不幸な福原に見えていたらいいなと」

曽田　「ちなみに、そのシーンは10テークかつ1時間半くらい撮っていました（笑）。リハーサルの時はちゃんと箸が折れたのに、カメラが回り始めると折れなくなってしまって」

佐藤　「まさしく不幸だね（笑）。あと、曽田くんにかわいさを感じたこともありました。あるエピソードで福原が歌うシーンがあるんですけど、その撮影前は曽田くんは『普段は全然歌わないんですよ～』と話していたのに、いざカメラが回り始めたら、全力で歌い始めて。かわいいなと思いました」

曽田　「めっちゃ気持ち良く歌わせていただきました！（笑）」

――先ほど佐藤さんが吉野監督のお話をされていましたが、監督の演出はいかがでしたか？

佐藤　「割と僕たちに任せてくださっていました。もちろん、事前に指示を受けることもあれば、途中で『もっとこうしてほしい』とリクエストを受けることもありました。ただ、吉野監督は結構僕たちの気持ちを優先してくれて、いろいろな相談に乗ってもらいましたし、一緒に話し合って試行錯誤しながら撮影を進めていったので、楽しかったです。とても勉強になる現場でした」

――ここまでお話をお伺いしていて、すごくお二人の仲の良さを感じましたが、今回が初共演ですよね？

曽田　「そうですね。初めて一緒にお仕事をさせていただきました。佐藤くんは一つ上の先輩ではあるのですが、気を使わずに何でも話せるし、演技のことも親身になって相談に乗ってくれるいい人なんです。壁を感じずに話せました」

佐藤　「実は、間に3枚くらい壁を立ててたんですけどね（笑）」

曽田　「そんなにあったんですか!?　てことは、その壁を壊せたってことですよね？」

佐藤　「ぶち壊されました（笑）」

――ちなみに、最初にどちらから話し掛けられたんですか？

佐藤　「初日の撮影は、デートシーンからだったのですが、どちらからというよりかは、お互いに『緊張するね～』などと、いつの間にか自然と話していた感じでした。僕が一つ年上ですけど、それからは本当に友達のような感じで。僕は普段アーティストとして活動しているので、お芝居の経験が豊富な曽田くんに『いつも現場ではどんな感じで過ごしているの？』など聞いたりして、いろいろと勉強させていただきました」

――本作は“不幸””幸運”という言葉がキーワードになっていますが、最近で運が良かったこと、悪かったことがあれば教えてください。

曽田　「運が良かったことは、この作品のダブル主演に決まったことですね！　運が悪かったことは、この前、自転車を買ったばかりなのですが、家への帰り道で雨に降られ、自転車も体もびしょびしょになりながら帰ったことですかね。あれは結構、ショックでした」

佐藤 　「僕、最近言霊を信じているのですが、『だるいな～』とか『ダメだな～』って口にしていると、本当にそうなっていくと実感したことがあって。それで去年の終わりにマイナスなことを言うのをやめたら、この作品が決まりました。しかも、幸運に恵まれているという設定の役に（笑）」

――そんなお二人が不幸体質、幸運体質の役をそれぞれ演じられますが、実際にご自身は何体質でしょうか？　また、逆になりたいと思う体質はありますか？

曽田　「僕は、リアルに最近まで不幸体質だったと思います。実は、トイレや風呂場、洗濯機まで家の水場がすべて同時に壊れてしまったことがあって。トイレに至っては、噴水みたいになってしまいました。しかも休日の深夜に！　業者さんを呼んで何とか修理してもらいましたが、床が水浸しになって大変でした。なりたいのは、体質ではないですがスパイダーマンみたいな能力が欲しいですね。ビルとビルの間を跳び回ったりしたいので（笑）」

佐藤　「僕も体質ではないのですが、性格が自分に甘い方で。決め事をしても守れないし、友達と遊ぶことになっても遅刻しちゃうし、まず自分を優先してしまう。なので、あまり人と遊んだり、約束して遊ぶこともないですかね。遊んでくれる人は大体、そんな僕のことを理解して受け入れてくれている人です。なりたいのは、すぐに眠れる体質かな。知人で話している途中でも3秒で眠れる人がいるんですよ。僕は布団に1時間入っても眠れなくて、基本ずっと横になってYouTubeを見ています。だから、いつでもどこでも眠れる体質になりたいです」

――ドラマが始まる4月は何かを始めるにはいい時節です。お二人はこれから始めたいと思っていることはありますか？

曽田　「これからボクシングをやろうかなと。とにかく体を動かしたいです。今後のお仕事でのアクションや殺陣といった演技に生かせるようなことをやってみたいです」

佐藤　「僕は筋トレですね。もう少し体を大きくしたい。できたら今の倍に！　ベンチプレスで100kgを上げるのを目標にして、定期的にやっていきたいです。最近は忙しくて行けていないのですが、行けるようになったら週3回はジムに行き、食生活もストイックにしていきたいなと」

――貴重なお話をありがとうございました！　最後に、放送を楽しみにしている皆さんにメッセージをお願いいたします。

曽田　「ピュアな作品であり、感情移入して見ていただけると思うので、胸キュンシーンの時は一緒にキュンキュンしていただけたらなと。あと、テンポ感もいいので楽しんで見てください」

佐藤　「誰もが楽しんでいただけるような作品になっていると思います。クスッと笑えるようなシーンもあれば、キュンキュンしていただけるシーンもあり、見ていて飽きない要素がたくさん詰まっているので、多くの方に見ていただきたいです」

――ありがとうございました！

取材・文／村谷美和（MBS担当）　撮影／蓮尾美智子
ヘア＆メーク／いたつ　スタイリスト／岡村春輝　（曽田陵介）
ヘア＆メーク／原野麻美　スタイリスト／後藤泰治　（佐藤友祐）

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