ハライチ、「クレヨンしんちゃん」劇場版の特別出演に「しっかりガッツポーズが出ました」2022/04/20
「クレヨンしんちゃん」劇場版の記念すべき30作目に、本人役で声の特別出演を果たすハライチ。本作で新作漫才も披露している2人が、自身らと同じ埼玉出身である“しんちゃん”への思い入れを語ってくれた。
──「映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝」への出演を最初に聞いた時の感想を教えてください。
澤部佑 「しっかりガッツポーズが出ましたね。ちょうど何度目かのしんちゃんブームが来ていた子どもたちも大喜びで。最初は『パパ、しんちゃん役?』と聞かれましたけど(笑)」
岩井勇気 「僕らはしんちゃんと同じ埼玉出身なので、埼玉が舞台のアニメに出られること自体、すごくうれしかったです」
── ご本人役での出演で、岩井さんは今回のために漫才の新ネタを作られたそうですね。
岩井 「はい。去年、M-1グランプリのラストイヤーだったんです。だからこれが、M-1後初の新作漫才です」
── 実際にアフレコで漫才を演じてみての感想は?
澤部 「僕らハライチがお祭りで漫才をやるという設定なんですよ。ただ、あまりウケてなかった気がするんですよね。マサオくんからも『長いな』と言われましたし(笑)。いい漫才できてなかったのかな…」
岩井 「いや、結構笑い入ってましたよ?」
澤部 「そう? どかんどかんウケてました?」
岩井 「普段もそうだけど、漫才に集中しているとウケの量が入ってこない時があるんですよ。でも収録したものを後で見ると、案外ウケているものなんです」
── アニメの映像に合わせた声だけの漫才となると、普段とは違う難しさもあるのでは?
澤部 「僕は滑舌があまり良くないので、いつもだったら漫才中に動きを入れたりするんです。今回はそれができないので、なるべくはっきりしゃべろうと意識しました」
岩井 「僕は普段の漫才では淡々とセリフを言うんですけど、今回はちょっとトーンを上げました。澤部は音響監督さんに『もうちょっとはっちゃけていいんじゃないですか?』と言われていましたね。澤部は、アニメの中に入ると暗くなるという(笑)」
澤部 「言われたなあ。普段のトーンでやっても、なんか暗い感じがするんですよ。アニメってすごく明るい世界なんだな、声優さんのテクニックってすごいんだなと思いました」
── 出来上がった映画をご覧になっての感想は?
澤部 「今回、しんちゃんが生まれるところから始まるんです。僕も出産に立ち会ったことがあるので、そこで早速グッときてしまいましたね。パパさんたちはみんな、かなり心をつかまれると思いますよ」
岩井 「今回登場するちよめに対して、みさえがママとして貫禄を見せるところもよかったですね。あと、冒頭にカスカベ花火大会のチラシが映るシーンがあるんです。そこに僕らの出演情報が書かれていて、『おお、こんなところにいるんだ!』とうれしかったです」
澤部 「風間くんやネネちゃん、ボーちゃんが話している後ろで僕らの漫才が聞こえるのには感動しましたね。あと、あらためて岩井はいい声だなと思いました。岩井がアクション仮面をいじるところがあるんですよ。この声で言われたら、アクション仮面もさぞかし響いたと思います」
岩井 「僕、普段アニメを見ていてどうしても『声優さんじゃない人が声をやってるな』と思っちゃうんです。自分たちの声を聞いても、そう思っちゃいました。でも今回は自分役なので、正しくないとは言わせないぞという気持ちはあります(笑)」
── クレヨンしんちゃんが長く愛され続ける理由は何だと思いますか?
澤部 「僕が小さい頃から今までずっと、単純にめちゃくちゃ面白い。うちの子どもたちも見てゲラゲラ笑っていますし。しんちゃんの“間”の使い方って、プロなんですよ。ほんのちょっと間を空けてからみさえをいじったりする。それを自然にできる5歳児、天才だなと思います」
岩井 「子ども向けアニメと思われがちですけど、もともとは『漫画アクション』で連載していたマンガなので、大人が見てもちゃんとシニカルな笑いも入っているし、単純に大人から子どもまで楽しめるからだと思います」
澤部 「本当にそう。今回の映画も家族で見に行きますよ!」
【OUR『しんちゃん』EPISODE】
岩井 「映画の一作目から見ています。前作の『謎メキ!花の天カス学園』も映画館で見ました」
澤部 「僕も子どもの頃から見ていました。同級生にボーちゃんそっくりの子がいたんですけど、その子の名前が“しんちゃん”なんですよ。『ひとりクレヨンしんちゃんだなー』と思って接していました(笑)」
岩井 「鼻水たれてるところまで似てたよね」
【プロフィール】
ハライチ
幼稚園からの幼なじみで2006年にコンビ結成。「ハライチのターン!」(TBSラジオ)、「ハライチのYAMi」(smash.)などにコンビで出演中のほか、澤部は「なりゆき街道旅」(フジテレビほか)、岩井は「まんが未知」(テレビ朝日)にレギュラー出演するなど、おのおのでも活躍の場を広げている。
岩井勇気(いわい ゆうき)
1986年7月31日、埼玉県生まれ。しし座。O型。
澤部佑(さわべ ゆう)
1986年5月19日、埼玉県生まれ。おうし座。O型。
【作品情報】
「映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝」
4月22日公開
クレヨンしんちゃん劇場版の記念すべき30作目。嵐を呼ぶ5歳児が今度は“忍者”になり、大スクリーンを縦横無尽に駆け回る。さらに、今、明かされる「しんのすけ」出生の真実── なんと、しんのすけは野原家の子どもではなかった…!?
原作/臼井儀人 監督:橋本昌和 脚本:うえのきみこ 橋本昌和
声の出演/小林由美子 ならはしみき 森川智之 こおろぎさとみ
声の特別出演/川栄李奈 ハライチ
【プレゼント】
サイン入り生写真を2名様にプレゼント!
応募はコチラ→https://www.tvguide.or.jp/news/present/
(応募期間:2022年4月20日正午~4月27日午前11:59)
ハガキでの応募方法は「TVガイド」4月29日号(P98)をご覧ください。
「TVガイド」の購入はコチラ→https://honto.jp/cp/netstore/recent/tokyonews-book/01.html
取材・文/釣木文恵 撮影/大槻志穂
ヘア&メーク/関谷まゆみ スタイリング/嘉山裕子
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