小峠英二に大試練! 右半身はトーク番組、左半身はクイズ番組を同時収録!?――「ここにタイトルを入力」2022/04/12
ここ最近、独自開発したC×M(シーバイエム)を使ってテレビの中身を変えることができる番組「なんかいみちゃうTV」や、全編生放送でおくるドラマ「生ドラ!東京は24時」など挑戦的な番組にチャレンジしてきたフジテレビが、また新たなぶっ飛んだバラエティー番組を作り上げた。それは月曜深夜に新設した“月曜PLUS”枠(深夜0:25)にて、6週連続で放送される「ここにタイトルを入力」だ。
4月11日に放送されたレギュラー番組1回目の放送では、収録直前に呼び出された小峠英二がスタッフから「同じ時間に二つの番組の収録が被っている」と、まさかのダブルブッキングになっていることを告げられる。「どうしようと思ったけど…同時にやっちゃえばいいのかな」と言うスタッフに「無理でしょう」「不可能じゃないですか」と小峠。だが、1回スタジオに行けば分かるからと、半強制的に(?)スタジオへ。小峠はスタジオに入るなり「何だこれ(笑)」と一言。広いスタジオには同時に二つの番組が撮影できるように、小峠の型を取って穴をあけた鏡張りの壁が設置されているのだ。
壁に入ると右半身と左半身で違う番組に出られるといい、「鏡を張って違和感ないようにしているから、ほかの演者さんには絶対バレない! 違和感ない!」と押し通すスタッフに、小峠も「違和感がないこたないのよ」とツッコまざるを得ない状況に。
番組冒頭では、左半身で収録に参加したクイズ番組「クイズ・ファイブセンス」の模様を放送。池田美優、武井壮とともに人間の五感をテーマにしたクイズに挑戦した。一方、右半身は中村俊介、遊井亮子とともにトーク番組を収録。同世代の3人は小さい頃に見ていたアニメの話などに花を咲かせるが、30分の放送が一瞬で終わるくらい斬新で面白い設定に筆者は番組を見ながらニヤニヤ。
小峠は右半身と左半身でテイストの異なる番組を収録しているため、時々話を聞けていなかったり、勢いよく「プリン!」「パンダ!」と答えてびっくりされたり…と、てんやわんや。クイズの映像を見ている間も中村らとのトークは続くのでぶつぶつ。
共演者にはダブルブッキングしていることはバレてはいけない(?)ので、懸命に二つの番組収録を乗り越えようとする姿は面白い。中村らと3人でトークをしているのに体の向きは前向きで、輪に入らない感じは滑稽だ。そして、クイズ番組よりもトーク番組の方が静かに流れるので、クイズ番組に参加する言葉すべてを遊井らに拾われ慌てる小峠…バレずにトークの軌道を立て直そうとする姿に思わずニヤッとしてしまった。
最後の最後には、トークの途中で離席し小麦粉の中から♡(ハート)のクリスタルを見つけるゲームに挑戦。小麦粉だらけの顔で席に戻るも、口に小麦粉が入っていてうまくしゃべることができない。だが中村らは、小峠の姿に変化があったことにツッコむでもなく、何事もなかったかのように話が進められる様子に筆者は笑いをこらえられない。まだ見ていない人はぜひチェックしてほしい。
クイズ番組のエンディングを迎え、司会を務めたマヂカルラブリー・村上の「さようなら~」の掛け声の後、両手を振る小峠。おいおい小峠、手を振るのは左手だけでよくないか?と思うのだが、両手で手を振るあたりがかわいらしい。ただトークをしていただけなのに、急に手を振る小峠に違和感なく手を振る中村の姿も。もう訳が分からないが、おちゃめな中村の姿もかわいらしい。
レギュラー番組復帰1回目の企画は、人間の五感をテーマにした斬新なクイズ番組のはずが、俳優・タレント・芸人の演技力、対応力が求められる恐怖の番組になっている。6週連続で放送される同番組だが、毎週超奇天烈な企画が登場するとのこと。来週はどんな企画が待っているのか…。視覚情報と聴覚情報が異なるなんてことはあるのだろうか…。5月16日放送まで見逃さずにチェックしてほしい。
【番組情報】
「ここにタイトルを入力」
フジテレビ
4月11日~6週連続
4月18日 深夜0:40~1:10
4月25日 深夜0:35~1:05
5月2日 深夜0:45~1:15
5月9日、16日 深夜0:25~0:55
フジテレビ担当/Y・O
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