「Snow Manに硬派めのお芝居をやってもらいたいと思った」――「なんかいみちゃうTV」インタビュー後編2022/03/27

　3月27日放送の「なんかいみちゃうTV」は、フジテレビが独自で開発した「C×M（シーバイエム）」のシステムを使って、テレビの中身を変える体験ができる全く新しいバラエティー番組。

　リアルタイム視聴のみ楽しめる仕掛け（QRコードの読み込み）があるため、番組を手掛ける近藤真広プロデューサーと石川隼ディレクターは「とにかくリアルタイムで見てほしい！」と声を大にして呼び掛ける。関東ローカルのため、リアルタイム視聴ができる人は限られているが、だからこそ、見られる地域の方はちょっと夜更かししてフジテレビの新しい挑戦を自分の目で確かめてほしい。

　放送では、Snow Man・深澤辰哉とラウールがショートコント、渡辺翔太がショートドラマに挑戦するほか、ザ・マミィの酒井貴士の思い出のキスを渡辺と佐久間大介が再現するなど、とにかく面白いショートVTRが盛りだくさん！　酒井にドッキリロケを敢行し、モザイクあり（テレビ）、なし（スマホ）動画も登場するなどフジテレビらしさも忘れていない。

　今回、TVガイドwebでは近藤プロデューサーと石川ディレクターのインタビューを2回にわたってお届け。後編では、司会にシソンヌ・長谷川忍、出演者にSnow Manらを起用した理由などを紹介。そして、放送直前には2人が明かすSnow Manの注目ポイントも公開するのでお楽しみに！　前編はこちら：https://www.tvguide.or.jp/feature/feature-1458830/

――新しい試みをするにあたって、MCのポジションはとても重要になるかと思います。今回、シソンヌの長谷川さんを選んだ理由を教えてください！

石川　「長谷川さん、今めっちゃ面白くないですか？（笑）」

近藤　「あはは」

石川　「まずはそれ（面白い）が理由なんですけど。あと、今回はSnow Manにも出てもらってますけど、芸人だけじゃなくてアイドルとか俳優とか、いろんなジャンルの人とも組み合わせがいいのが長谷川さんかなと思ってまして。それでお願いしてみました。あとは、近藤さんとも関係性があったりして」

近藤　「昔から何度か一緒に仕事もしてて。コント師のツッコミの人とは思えないくらい反射神経がいい。お笑いのみならず、いろんなことに対する反射神経がいいので、こういう新しいものをパーンってぶつけられた時に、視聴者にも伝わりやすい、いい反応してくれるんじゃないかなっていうのはありました」

――長谷川さんのMCはいかがでしたか？

石川　「素晴らしかったですね。最高でした！」

――次回もあるとしたら…。

石川　「それは分かんないですねえ（笑）」

近藤　「あっはは！」

石川　「…うそです（笑）。次回もぜひお願いしたいです！（笑）。あの反射神経で、その場の芸人さんとかSnow Manとかもうまく回してくれましたし。あとは何といっても、われわれ制作陣の意図というか、やりたいことをくみ取ってくれる人だったので。こっちのやりたい方向も持っていってくれて、さらに現場の熱量も上げてくれたなって」

近藤　「あとはうちの石川との組み合わせも良かったっていう（笑）。リモート打ち合わせの背景（フジテレビにいながら、フジテレビの制作部の画像を背景にしていた）をいじってくれたりしてたので（笑）」

石川　「長谷川さん以外、誰も分かんないやつですから！（笑）」

――私もさきほど石川さんがリモート画面に入って来られた時に、「あ、これがあの背景かもしれない！」と思って背景が動くところを探してしまいました（笑）。

近藤・石川　「あはは！」

――すごく楽しい収録でしたが、面白い芸人がたくさんいる中で、ザ・マミィと3時のヒロインを起用した理由も伺いたいです。

石川　「ザ・マミィ、今めっちゃ面白いっすよね？（笑）」

近藤　「そればっかりだな（笑）」

石川　「ザ・マミィすごい好きなんですよ！　あとは今回ドッキリ要素もやりたかったっていうのもあるんで、酒井くんが適任だなということでお願いしました」

――結構、体張っていらっしゃいましたもんね。

石川　「あれ、最高でしたね！　めちゃくちゃ面白くて、僕的には。だいぶ傑作です。それと、思い出のキスのやつは、テレビを見ていて酒井くんが色男ぶってる印象を受けていて。こういうの（面白いエピソード）きっとあるだろうなーと思っていたら、もう見事にいいやつを出してくれてました」

――思い出のキスに関して、言葉だけで聞くとちょっと衝撃的でした。「電車で立ってる時に？　え？」と。

石川　「（笑）。しかも彼が、っていうところが面白かったですよね（笑）。そして、3時のヒロインとは長い付き合いで。『ウケメン』（同局）という番組から一緒にやっていたので、だいぶ気心知れた仲で。スタジオのこういうリアクションに関してはいいリアクションをしてくれるし、あと、福田もわりと的確にいろいろツッコんでくれたりするし…と、信頼があったんですよね。まあ、新しい試みに新しい人たちばっかりだとちょっと心配じゃないですか！　僕なりの安心材料としてお願いしました」

――Snow Manからは深澤辰哉さん、ラウールさん、渡辺翔太さん、佐久間大介さんという選抜メンバーでしたね。

石川　「まず、ラウールくんにあの役をやってほしかったというのが1個。佐久間くんは、バラエティー番組で活躍していたのを見ていて、コメント力が高いし、リアクションもすごくいいので、ぜひ視聴者目線のリアクション部分で活躍してほしいなと。深澤くんとは『567↑8』（同局）でご一緒して。その時の深澤くんがなかなか面白かったので、ぜひ仕事したいなと思いましたね。そして、渡辺くんは何回か『ただ今、コント中』（同局）などにゲストとして出てもらっていて。わりとお芝居のイメージがあったので、硬派めのお芝居をやってもらいたいなって思ってお願いしました」

――それであのショートドラマ編に大抜てきされたんですね。

石川　「そうです！　彼らの活躍は想像以上に良かったです！　Snow Manって9人いるじゃないですか。9人で出る番組は多いと思うんですけど、それよりも少ない4人だけなので、個々が掘れてるなって感じがしましたね。あとは、長谷川さんともだいぶ相性良かったですし！」

――結構、深澤さんもツッコまれていたり、佐久間さんも楽しそうにおしゃべりされていましたよね。

石川　「そうですよね。ちょっとした会話も面白かったので、その辺も見てほしいですね」