加藤清史郎と茅島みずきが“げたダンスチーム”に青春をかける高校生の青春ストーリーを熱演!!2022/03/19

　加藤清史郎さんと茅島みずきさんが出演する大分発地域ドラマ「君の足音に恋をした」（NHK BSプレミアム）が、3月23日に放送されます。自然がもたらす豊かさと脅威、その両方と共存しながら人々が暮らしてきた大分県・日田市を舞台に、“日田下駄”を履いて地域を盛り上げようとする“げたダンスチーム”に所属する高校生の男女2人が繰り広げる青春ストーリーです。

　親の事情で東京から日田市に引っ越してきた小林大樹（加藤）は、引っ越し初日に出合った“げたダンスチーム・日田下っ駄ーず”で踊る少女・工藤美咲（茅島）に心を奪われます。大樹はみずきに強引に誘われ、チームに加わることになりますが…。

　放送に先駆け、加藤清史郎さんと茅島みずきさんに撮影でのエピソードや作品への思いを伺いました。

――演じた役について、やりがいや感じたことを教えてください。

加藤　「男子高校生の心の変化のスピードや変化の幅をしっかり考えながら、小林大樹という役を演じました。特に大樹の心境がどうして変わっていったのか、その理由について触れるシーンでは、大樹の持つ繊細さを重視して、周囲の人々からこういう影響を受けて変わったのだろうと、自分なりに想像力を働かせました。とても大変でしたが、やりがいがありました」

茅島　「どのシーンも本当に悩みながら演じました。現場に実際に入ってから、監督や清史郎くんと相談しながら一つ一つ丁寧に作り上げていったなという印象です。どのシーンにもやりがいを感じましたけど、特に清史郎くんとの2人のシーンは重要なものばかりだったので、すごく悩みながら演じていました」

――加藤さんは久しぶりの学生服のようでしたが、いかがでしたか？

加藤　「中学生の時はブレザー、高校生の時は学生服ではなかったので、学ランには縁がなく、学ラン姿で高校生を演じるというのは、すごく面白い経験でした。休憩時間に学ランのカラーを外したり付け直したりして、『実際の高校生もこんなふうにやってるのかな？』なんて思ったりしました」

――作中で下駄を履いて踊ったダンスの感想を教えてください。

茅島　「最初は下駄なしで踊りの練習を始め、その後に下駄を履いて臨みました。下駄を履いて踊るのは本当に難しく、慣れるのにすごい時間がかかって。1カ月くらい“日田下っ駄ーず”を演じる皆さんと一緒に、四苦八苦しながら練習しました」

加藤　「下駄ダンスの魅力って、見た目もそうなんですけど、やっぱり音かなと思います。今作のタイトルに“君の足音”とあるように、振り付けと、常に鳴り響く下駄の音がシンクロしてすごく魅力的なダンスだなと感じました」

――撮影や共演者の方とのエピソードがありましたらお聞かせください。

加藤　「“日田下っ駄ーず”メンバーの1人である絵里さん役の財前直見さんから、たくさん差し入れをいただきました。大分のご自宅で果実や野菜を育てているらしく、自家製カリンのシロップを使って作った温かい飲み物を振る舞っていただいて、寒い時期の撮影でしたが身も心も温まりました。お弁当をしっかりいただいた後、『まだまだ食べられるな』とひそかに思っていたら、『今朝、炊いてきたご飯だよ』と、おにぎりまでいただいてしまいました。そのどれもがおいしくて、幸せでした（笑）」

茅島　「私は普段、乗る機会がないのでそんなにうまく自転車に乗れないのですが、今回の撮影で少しずつ乗れるようになりました。美咲はスピードを出して自転車に乗る女の子なので、初日の自転車シーンは何度か撮り直しになってしまって大変でした」

――日田市で思い出に残っている景色を教えてください。

加藤　「日田駅から少し歩いたところにある三隈川沿いで撮影することが多かったのですが、周辺がとても好きで思い出に残っています。もともと自然を眺めることは好きなのですが、なかでも散歩中に立ち寄った、三隈川沿いにある亀山公園が特に魅力的で。鳥居や神社があり、景色があまりに奇麗なので100枚くらい写真を撮りました」

茅島　「撮影で行った天ヶ瀬温泉が印象的です。2020年の九州豪雨で天ヶ瀬温泉が最も水害を受けたということで、その時の写真も見せていただきました。撮影の時はすごく奇麗だったんですが、水害の時は川の見え方もまた変わってくるんだなと思いました」

――ありがとうございます。最後に視聴者の方へメッセージをお願いします。

加藤　「豊かな自然をはじめ、日田市の美しさが満載の作品になっています。1時間の中に日田市の魅力とともに、小林大樹という高校生の人生や考え方が変わるドラマ性が凝縮されたお話になっていますので、そういったところに注目して見ていただけたらと思っています」

茅島　「日田市の景色や食文化、そこに生きる人々の力強さや明るさなど、見どころがたくさんが詰まっています。どんどん変わっていく美咲と大樹の関係性や“日田下っ駄ーず”の活躍にも注目して見ていただきたいです」