吉田鋼太郎の不器用な家族への愛に癒やされてほしい!――「おいハンサム!!」第3話2022/01/22
東海テレビが日本映画放送と初タッグを組み、恋・家族・ゴハンをテーマにおくるドラマ「おいハンサム!!」。伊藤理佐さんが描く人気コミック「おいピータン!!」&「おいおいピータン!!」など傑作のエピソードを大胆にリミックスしてドラマ化した、“伊藤理佐ワールド”全開のストーリーにも期待がかかる作品だ。
本作の主人公で、男を見る目がない3姉妹の幸せために奮闘する父・伊藤源太郎を吉田鋼太郎さんが演じるほか、妻・千鶴にMEGUMIさん、長女・由香に木南晴夏さん、次女・里香に佐久間由衣さん、三女・美香に武田玲奈さんが扮(ふん)し作品を盛り上げる。
第1話の見逃し配信が東海テレビ制作のドラマとしては歴代1位となる再生回数を記録するなど、話題沸騰中の本作だが、「木曜日にコンパに出かけ金曜日は別れ話」と題された第2話放送後も「アツい!」「面白い!」「吉田鋼太郎さんがいい!」など大反響。視聴者にとっても見逃したくない1作となっているようだ。
第2話は、伊藤家で食卓を囲む冒頭のシーンが印象的だった。「白身ふんわり、黄身はとろ~り半熟派」の千鶴(MEGUMI)と由香(木南)、「白身はパリッと硬めで黄身はじんわり柔らかい派」の源太郎(吉田)と美香(武田)。大阪にいる里香(佐久間)は「白身しっかり焦げ目がつく硬めで、黄身もしっとりは残しつつ硬め派」と個性が現れていたが、納豆の食べ方もそれぞれこだわりがあることが発覚した。
「付属のタレは使わず、しょうゆと練りからし、かつお節とネギ」「ネギと付属のタレと梅干し」「ネギとポン酢と練りからし」「ネギとしょうゆと、あればキムチ」「ネギ、かつお節、さいの目に切ったチーズ、キムチ、練りからし、ポン酢の全部乗せ」。ふむふむ、どれもおいしそうである。ちなみにだが、筆者はどうしてこの食べ方に行きついたのかは覚えていないが「付属のタレはなし、卵の白身と塩昆布、ほんの少しの九州しょうゆ」が好きだ。
さて、以前、大倉学を演じる高杉真宙さんがインタビュー(https://www.tvguide.or.jp/feature/feature-1325795/)で「(本作は)明日実家に帰ろうと思わせてくれる作品になるかもしれない」と語っていた。放送回を重ねるごとに家族に会いたくなる、大切な人に会いたくなる気持ちがあふれてくるのだろうと思うが、第2話はその意味が分かる回だったのではないかと感じた。物語の後半に描かれる、由香と竜也(久保田悠来)の波乱のシーン…からの、源太郎の不器用な愛。部屋着のまま「探している人がいるんです」と歩き回るシーンは、昭和のオヤジ感が顕著に表れていたのではないだろうか。
TVerなど見逃し配信サイトでは、本日、1月22日午後11:40まで第2話を見ることができるので、再放送も見逃した方はぜひチェックしてみてほしい。山口雅俊監督が「どうしてもオンエアで見てほしかった」と話すこだわりが詰まった回は見逃せない。また、“今週のハンサムクイズ#2”の締め切りも同時刻までだ。「源太郎が持っているネギ。この後、何に使う?」に対するハンサムな答えを思いついたら投稿してみてはどうだろう。こういう時、面白い解答ができたら…と思うが、結局面白みも何もない解答しか出ない筆者である…。
第3話(1月22日放送)あらすじ
源太郎(吉田)は大森利夫(浜野謙太)と渡辺さん(太田莉菜)が仕事の途中に買ったというシジミに触発され、恋に悩む長女・由香(木南)に「貝を買いなさい」とアドバイス。次女・里香(佐久間)は夫の大輔(桐山漣󠄁)への不満をつのらせる一方、主婦として冷蔵庫の食材を効率よく使いきれるか悩む日々だ。そして、三女・美香(武田)は運命の出会いをした学(高杉)といい雰囲気になりつつも、かすかな違和感を覚え始める。源太郎は冷蔵庫のすみっこにある「残り7センチのネギ」が象徴する限りある時間、限りある人生について妻・千鶴(MEGUMI)に打ち明ける。
【番組情報】
東海テレビ×日本映画放送 共同製作連続ドラマ「おいハンサム!!」
フジテレビ系
土曜 午後11:40~深夜0:35
フジテレビ担当 Y・O
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