【WATCH的イケメン図鑑】Vol.39 ジャック・バノン2022/01/25
冷静さと荒っぽさが絶妙にミックス
マイケル・ガフ、マイケル・ケイン、ジェレミー・アイアンズなどなど…の名前を聞いて、「バットマン」の敏腕執事、アルフレッド・ペニーワースをすぐさま思い浮かべた人は大正解。これまで製作されてきた数々の「バットマン」作品では、すてきな英国紳士たちが歴代のアルフレッドに。そんな“アルフレッド・ペニーワース史”に、イギリス出身、現在30歳の注目俳優、ジャック・バノンが新たに名を刻んでいる。
「えっ、アルフレッドを演じるには若過ぎない?」と思った人はまたまた大正解。アルフレッドといえば、バットマンのヒーロー活動をナイスサポートするおじさまで、作品ごとに設定が多少異なりはするものの、演じる俳優も年齢高めのベテラン率高し。まだ少年のバットマンことブルース・ウェインが登場するドラマ「GOTHAM/ゴッサム」でも、アルフレッド役のショーン・パートウィーは放送開始当時40代後半だった。
しかしながら、バノン主演の「Pennyworth/ペニーワース」で描かれるのはなんと、アルフレッドの若き日。しかも、物語の主人公はバットマンではなくアルフレッド! 1960年代のイギリスに暮らすアルフレッドが、英国陸軍特殊空挺部隊に所属していた経歴を生かし、自身で警備会社を立ち上げた頃の物語が展開していく。
というわけで、「Pennyworth/ペニーワース」には26歳、アルフレッドの青春が詰まっているのだけど、若い頃のアルフレッドがとっても魅力的❤︎ 何がどう魅力的かというと、母性をくすぐる童顔(ジャック自身は放送開始当時28歳)! でもめちゃくちゃ屈強! 冷静さと荒っぽさが絶妙にミックスしていて、女の子にも積極的! キュート系の顔立ちなのに、「さすがは元軍人!」と拍手したくなるほど強いなんて…ギャップがずるくないですか? しかも、一見恋愛に奥手そうな雰囲気なのに、ひかれた女の子には割とぐいぐい行くなんて…ギャップがずるくないですか? 年齢を重ねてからのデキる紳士感はまだまだ薄いものの、青春ドラマの主人公としてもアクションドラマの主人公としても完璧。60年代イギリスの空気やファッションもすてきで、モッズスーツを血に染めながら戦ったり、紅茶を飲んだりするアルフレッドのことが好きになってしまう。
そんな若きアルフレッド。強い男だけにどうも危険を呼び寄せてしまう体質のようで、あれよあれよという間に物語は反政府組織との死闘へ突入。アルフレッドほどの男となると、危険のほうが放っておいてくれないんでしょうね…。地下組織同士の小競り合いが頻発し、陰謀と裏切りがはびこるほど緊張状態にあるイギリスで、アルフレッドは自由と平和を手に入れられるのか? そして愛する者たちを守れるのか? その危険すぎる青春模様はもちろん、やがてバットマンに仕えることになるまでの道のりからも目が離せない!
【プロフィール】
ジャック・バノン(Jack Bannon)
1991年3月24日生まれ。イギリス出身。「刑事モース~オックスフォード事件簿~」(2013年~)のサム・サーズデイ役や「メディチ」(16~19年)のアンジェロ・ポリツィアーノ役などで知られる。映画出演作に「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」(14年)、「フューリー」(14年)など。本作が連続ドラマ初主演となる。
【作品情報】
「Pennyworth/ペニーワース<シーズン1>」(全10話)
2月23日からDVDレンタル開始
発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント
文/渡邉ひかる
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