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恋と家族とゴハンがつまった令和の新たなホームドラマ「おいハンサム!!」がいよいよスタート! 「目玉焼きは白身も黄身も生に近い半熟が好き!」2022/01/08

恋と家族とゴハンがつまった令和の新たなホームドラマ「おいハンサム!!」がいよいよスタート! 「目玉焼きは白身も黄身も生に近い半熟が好き!」

 東海テレビが日本映画放送と初タッグを組み、恋・家族・ゴハンをテーマにおくる最新ドラマ「おいハンサム!!」が本日、1月8日にスタートする。伊藤理佐さんによる人気コミック「おいピータン!!」&「おいおいピータン!!」など傑作のエピソードを大胆にリミックスしてドラマ化。“伊藤理佐ワールド”全開のドラマに期待がかかる。

 今回、“昭和の頑固おやじの生き残り”な主人公・伊藤源太郎を演じるのは吉田鋼太郎さんだ。「おっさんずラブ」シリーズ(テレビ朝日系)では、クールだがおちゃめでかわいらしい役を演じた吉田さんが、酔っぱらわないと思いを伝えられない3姉妹の父をどう表現するのか。

恋と家族とゴハンがつまった令和の新たなホームドラマ「おいハンサム!!」がいよいよスタート! 「目玉焼きは白身も黄身も生に近い半熟が好き!」

 取材に応じた吉田さんは、会場に集まったたくさんの記者たちを前に緊張気味。「僕1人じゃなくて、共演者の方もいらっしゃると安心感があるんですけど…(笑)」と笑いを誘うと会場の雰囲気が一変! 和やかなムードでスタート。

「(伊藤理佐さんが描く)原作は、ほんわかしていてコミカルで柔らかいタッチの漫画。(ドラマは)それとは切り離して考えていただいた方がいいのかな。あくまでも漫画のテイストは残しつつ、新しいドラマにしていけたらなと思っている。(原作は浜野謙太さん演じる大森利夫を中心に描かれているが)本作は僕が演じる源太郎を中心に進んでいく」。

 源太郎は昭和の生き残りの頑固おやじとのことだが、どんな人物なのだろうか。「酔っぱらって千鳥足になったお父さんが、お土産のすし折りを持って帰ってくるというのが僕がイメージする昭和のお父さん。この光景は今はあまり見かけないが、そういう描写も出てくる。(源太郎は)3人の娘たちが大事で大事でしょうがない、かわいくてかわいくてしょうがない。しかし、面と向かって口出しはできないから、行動によって娘たちに思いや愛を伝えようとする。ほほ笑ましいというか…頑張ってるなというお父さん像が、全編を通して描かれている」。

恋と家族とゴハンがつまった令和の新たなホームドラマ「おいハンサム!!」がいよいよスタート! 「目玉焼きは白身も黄身も生に近い半熟が好き!」

監督の指示通りに演じた方が面白いものができるよな

 そんな源太郎を演じる上で大切にしていることはアドリブをしないことだという。「監督や共演者の方の了解を得られるならば、僕はアドリブを挟み込んでいきたいタイプ。でも、今回はやらない方がいい雰囲気。監督のアドリブで新しい文章を挟んでいったりするが、それは監督が現場で一生懸命考えたこと。それに対してアドリブを入れていくのは失礼だし、監督の指示通りにやっていった方が面白いものができるよなと思ったので、今回の僕の心掛けとしては、アドリブなしにしようと思いながらやっている」。

 その一方で、「前日からセリフをもらっていないので、『こんな感じのアドリブを入れていけるな』という時間を与えられないわけなんですけど(笑)」と吉田さんらしいおちゃめなコメントも。現場の雰囲気で変わっていく物語のセリフ。どのように展開していくのか楽しみだ。

 また、テーマの一つである食。伊藤家3姉妹の目玉焼きの好みは「白身柔らかめ、黄身はとろ~り半熟派」の長女・由香(木南晴夏)に対し、次女・里香(佐久間由衣)は「白身しっかり焦げ目がつく硬めで、黄身もしっとりは残しつつ硬め派」。三女・美香(武田玲奈)は「白身はパリッと硬めで黄身はじんわり柔らかい派」と、個性が出てくるわけだが、吉田さんは源太郎同様「白身も黄身も生に近い半熟派」!

 「全部似ていると言えば似ているし、全くの他人だと言われたら他人。役柄を演じる時はそんなもん。(源太郎の)年代が僕と同じくらいで、物の考え方や行く店、みんなに薦める店のチョイスなど似ている。僕は白身も黄身も生に近い半熟が好きなんですけど、そこも似ている!(笑)」と共通点を明かした。

恋と家族とゴハンがつまった令和の新たなホームドラマ「おいハンサム!!」がいよいよスタート! 「目玉焼きは白身も黄身も生に近い半熟が好き!」

ト書きに「なにがしかの会話が行われる」…セリフ書いといてくれよ!(笑)

 「山口雅俊監督はこだわりが強い方。台本も監督が書いているが、読んだだけでは分からない抽象的な描写が多い。ト書きで、『なにがしかの会話が行われる』とか(笑)。“なにがしかの会話”のセリフを書いてくれよと(笑)。でも、台本からくみ取れないところが多いということは、想像力が膨らむということ。現場に行って、ト書きに書いてあることと全く違うシーンになったり、20秒くらいセリフが増えたり…。そういうサプライズも起きる現場。『大変だな』とは思うけど、僕ら俳優のやる気を喚起し、『そうくるか、じゃあ、こう応えようか!』と思える現場」と山口監督の印象を告白。

 続けて、「山口監督とは半年くらい前、藤原竜也から『今、山口さんという人と飲んでるからおいでよ』と呼ばれて行ったら意気投合してしまった! 『面白い人だなあ』って。山口さんはこだわりが強いから必然的に(撮影時間が)押したりする。『なんだよ、こいつ!』『押すんじゃねえ』って思っちゃったりすることもあるけど、飲んで意気投合しちゃってたから、スムーズにできている(笑)」とまさかの出会いを教えてくれた。

 また、脇を固めるキャストも豪華だ! 今回、源太郎の妻で伊藤家を仕切る千鶴を演じるのは「おっさんずラブ-in the sky-」(テレビ朝日系)で共演したMEGUMIさん。「『おっさんずラブ~』で初共演したが、それ以来の再会。『おいハンサム‼』の撮影前に別の現場でお会いした時、『お久しぶりです』『お元気でしたか?』とかではなく、いきなり『山口監督って知ってますか? 大変ですよ!』って(笑)。そこから始まった」。なんだがお似合いな夫婦だな…とひそかに思う筆者だが、実年齢とは離れた役を演じるMEGUMIさんが物語にどうスパイスを加えていくのか必見である。

 3姉妹を演じる木南さん、佐久間さん、武田さんについては「去年は『桜の塔』(テレビ朝日系)をはじめ、玉木宏さんとずいぶんお仕事をさせていただいた。今年は奥様の木南さんと一緒にお仕事をさせていただく機会が多そう。ドラマ以外にも僕が演出する舞台にも木南さんが出ていて。縁とはつながっていくんだなあと。次女・里香役の佐久間さんと三女・美香役の武田さんとは同じ作品に出ていたが、同じシーンの撮影はなかったので、一緒にお芝居をするのは初めて。せっかく同じ作品に出ているのに同じシーンがないのは残念だったので、リベンジできてうれしい」。

恋と家族とゴハンがつまった令和の新たなホームドラマ「おいハンサム!!」がいよいよスタート! 「目玉焼きは白身も黄身も生に近い半熟が好き!」

 最後に「源太郎の魅力は、言いたいことを面と向かって言えない…持って回った表現方法じゃないと娘たちに自分の思いを伝えられないシャイな部分。泥酔して帰ってきたと思ったら、突然『お前のこと愛してる!』って言ったりする(笑)。そこはとってもよく分かるなと思う。言いたいけど言えない…そんな姿がすてきじゃないかな」と締めくくった。

 頑固なお父さんってこんな感じなのかも…でもいとおしい人だな、と思えるような姿が描かれているのではないだろうか。男を見る目がない、個性の異なる3姉妹の幸せために立ち上がるパパ・源太郎に癒やされてみてほしい。吉田さん主演のドラマ「おいハンサム!!」は午後11:40スタートだ。

【番組情報】

東海テレビ×日本映画放送 共同製作連続ドラマ「おいハンサム!!」
フジテレビ系
土曜 午後11:40~深夜0:35

フジテレビ担当/Y・O 撮影/蓮尾美智子



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