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遠藤憲一、「エンケンさんとメロメロさん」の魅力は「のぞけないところをのぞける楽しさ」2022/01/03

遠藤憲一、「エンケンさんとメロメロさん」の魅力は「のぞけないところをのぞける楽しさ」

 何かに本気で熱中している人=メロメロさんに密着するバラエティー「エンケンさんとメロメロさん」(フジテレビ系=東海テレビ制作)が1月4日に放送される。“スタジオ見届け人”として、遠藤憲一さん、麒麟・川島明さん、長濱ねるさんが出演するほか、“メロメロさん”として、高橋克典さん、木南晴夏さん、寺島進さんがロケに繰り出す。最高のメロメロを求めて旅をした3人のどんな素顔が見られるのだろうか。

 収録を終えたばかりの遠藤さんは、まず共に見届け人を務めた川島さんを絶賛。

「川島くんがいて、(番組を)回してくれてやりやすかった。頭の回転が速いし、面白いし…最高だった。一番面白かったのは、(VTRで)寺ちゃん(寺島)が『まあ、明日になれば明日の風が吹くよ』って言ったら、(川島が)『風が吹いちゃアカンな』って(笑)。ツッコミの速さとかすごかった!」。

 マグロの一本釣りに出掛けた寺島さんだが、釣りに風は禁物。そこに的確にツッコミを入れた川島さんに感心しきりの遠藤さん。「風が吹いちゃアカンな」の言葉で笑いが生まれたのが目に浮かぶ。

 また、長濱さんとは長崎を舞台にしたドラマで共演したことがある遠藤さんは、「ねるちゃんは本当におっとりしていて面白い。欅坂46を卒業した直後にラジオにコメントを送ったりしていて縁のある子。(番組でも)かわいらしいコメントをいっぱい言ってくれて助かった」と感謝した。

遠藤憲一、「エンケンさんとメロメロさん」の魅力は「のぞけないところをのぞける楽しさ」

焼きそばパンに大興奮!?

 「焼きたてを食べさせてあげたかったな(笑)」と、パン好きの木南さんのVTRを振り返った遠藤さん。最高のシチュエーションでパンを食べる旅に出ていたため、焼きたてのパンをその場で食べられなかったのだとか。

 「パンが大好きなんだから、その場で食べたかっただろうけど(番組に)付き合ってくれた。最後の風景が見とれるくらい奇麗で。パンは冷えちゃったけど、いい風景と巡り合えてよかった」と木南さんの優しさに触れた。しかし、意外なところもあったそうで…「(お薦めのパン)ベスト3くらいを教えてくれたけど、焼きそばパンが入ってたの! いろんなパンを知っていての焼きそばパン! 本当のパン好きが選ぶ焼きそばパンってどんな味なんだろうって、ちょっと食べてみたいよね」と、まさかの焼きそばパンに興奮冷めやらぬ様子! 

 また、温泉についているサウナにしか入ったことがなかったという遠藤さんが「ととのう」旅に出かけた高橋さんのVTRを見て「何度も繰り返す人を見たことがなかった。グッズや、自然の中にあるサウナとかを目にしたのも初めて。こんなリフレッシュの仕方があるんだなと関心した」と打ち明ける一方で、「熱いのをやった後に冷たい水風呂に入るのがどうしてもできない…一生(『ととのう』サウナは)できないのかもしれない(笑)」と、苦手意識を告白した。

 さらに、「釣りだけになっちゃうと、寺ちゃんのワイルドな部分が前面に出て、“寺ちゃん寺ちゃん”になっちゃう。イルカと戯れてるのがかわいかったので、新しい寺ちゃんの一面が見れてほんわかした気持ちになるんじゃないかな」と寺島さんのVTRを振り返った。

遠藤憲一、「エンケンさんとメロメロさん」の魅力は「のぞけないところをのぞける楽しさ」

 そんな「ととのう」サウナが苦手な遠藤さんの、リフレッシュ方法は――。

「ウオーキング。日曜日のオフィス街とか、お店がもうすぐ閉店するっていう1時間くらい前とかが一番ガラガラですごい奇麗。そういうところを見つけるのが楽しくなっちゃってる。都内でも知らないようなところを歩いて再発見したい」。

 ちなみに、都内のお薦め場所は東京駅なのだとか。東京・丸の内を歩いた後に東京駅構内で販売されているお弁当を買って帰るのがいいと、幸せそうに話す遠藤さんに思わずほっこりさせられた。

今、メロメロなものは…?

 パン、サウナ、釣りと、3人の俳優がメロメロになっているものが紹介されるが、遠藤さんが今、メロメロになっているものは何だろうか。

「花を見たりとか夕焼けを見たりとか、そういうのが好きになってきた。奇麗だなと思うようになって『心が浄化されてるのかな』って思っていたら『年取ったんだよ』と言われて(笑)。今年は桜の季節にウオーキングして都内を巡ってみたいな」。

 また、メロメロさんとして出演してほしい俳優を聞かれると、佐藤浩市さんの名前を挙げた。

 「ゴルフ(愛が)半端じゃないらしくて。特技を追いかけることになるんだけど、日常でどれくらい入り込んでやっているのか。ストイックにやっていると思うから、そこを追いかけたら面白いんじゃないかな。ホールインワンできるまで密着とか…俺はゴルフやんないから、佐藤浩市さんに習ったらどこまでいけるかとかも面白いかも!」と次回の放送に期待がかかる!

遠藤憲一、「エンケンさんとメロメロさん」の魅力は「のぞけないところをのぞける楽しさ」

 そして、2022年にチェレンジしたいことを聞いてみると――。

「4年くらい前に『自分がやっていて楽しいことって何だろう』と考えた時に浮かんだのが、ものを作っていくこと。ドラマや映画作りが好きだなって。自主映画をやろうと思ったけど映画に手を出すのは早いかなと思って、今、連続ドラマの脚本を書いている。チャレンジしたいなと思ったのは4年くらい前で、書き始めたのは今年(2021年)。4年かけて2話までしか進んでない…書き終わるころには死んでるんじゃないかって思うこともある(笑)。オリジナルのドラマって減っちゃってるから、コツコツ書いてるの。(自分は)俳優だけど、楽しいし気分転換になる。誰かに要求されていることじゃなくて、自分勝手にやってることだからすごい楽しいし夢中になってる!」。

 遠藤さんらしい笑いを含ませたしゃべり方だが、どこか夢を語る少年のようにキラキラした表情だ。しかし、チャレンジしたいものはまだあるようで…。

「脚本の完成はずっと先だろうからなあ。作曲もやってみたいな! 前に『1億3000万人のSHOWチャンネル』(日本テレビ系)で作曲にチャレンジして交響曲の一楽章を作ったから、それを完成させるのもいいな。交響曲って四楽章くらいあるからね。また、オーケストラに弾いてもらうのもいいね!」。

 番組スタッフ陣に、東海テレビが放送している土ドラ(土曜・午後11:40)が全8話で放送、オリジナルOKと聞くと、「候補地点がある!(笑)。(脚本を)持っていけるように頑張る! 宣伝もやるよ(笑)」と満面の笑み。取材後、番組プロデューサーにいろいろと質問していた遠藤さん。“脚本・遠藤憲一”の文字が見れる日も近いかも…!?

遠藤憲一、「エンケンさんとメロメロさん」の魅力は「のぞけないところをのぞける楽しさ」

 最後に、番組の魅力を聞いてみた。

「タレントさんとかと違って、俳優メインでやってきた人たちが好きなものを追いかけてる姿って見たことがない人も多いだろうから、のぞけないところがのぞける楽しさみたいなのがこの番組にもある。見てくれたら分かるけど、その人のこだわりとかチャレンジしたいこととか、俳優さんが1人でやってる。失敗も成功も、一生懸命やってる姿が楽しめると思うから、年の初めにぜひ見て楽しんで!」。

【番組情報】

「エンケンさんとメロメロさん」
フジテレビ系
1月4日 午後1:30~2:45

取材・文・撮影/Y・O(フジテレビ担当)



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