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岸井ゆきの×高橋一生「恋せぬふたり」脚本家の思い「“当たり前”に振り回されて疲れているあなたに届く作品に」2021/12/27

岸井ゆきの×高橋一生「恋せぬふたり」脚本家の思い「“当たり前”に振り回されて疲れているあなたに届く作品に」

 恋愛的指向の一つで他者に恋愛感情を抱かない“アロマンティック”、性的指向の一つで他者に性的にひかれない“アセクシュアル”。どちらの面でも他者にひかれない“アロマンティック・アセクシュアル”を題材にしたよるドラ「恋せぬふたり」(NHK総合)が2022年1月10日にスタート! まずは、主人公2人のキャラクターを紹介します。

◆兒玉咲子(こだまさくこ)…岸井ゆきの

岸井ゆきの×高橋一生「恋せぬふたり」脚本家の思い「“当たり前”に振り回されて疲れているあなたに届く作品に」

 「スーパーまるまる」本社営業戦略課勤務で、後輩の面倒見も良く周囲から慕われる性格。恋愛を前提としたコミュニケーションになじめず日々暮らしています。ある日、会社の後輩が企画した“恋する〇〇”キャンペーンの商品を見に店舗を訪問。そこで店員の高橋と出会い…。

◆高橋羽(たかはしさとる)…高橋一生

岸井ゆきの×高橋一生「恋せぬふたり」脚本家の思い「“当たり前”に振り回されて疲れているあなたに届く作品に」

 生粋のおばあちゃん子でしたが、半年前に祖母を亡くし、残された家に1人で住んでいます。「スーパーまるまる」の青果部門で働いており、“恋する〇〇”キャンペーンの商品を見に来た咲子に対して「恋しない人間もいる」と発言。高橋はアロマンティック・アセクシュアルを自認していたのです。

 そんな恋人でも夫婦でも家族でもない咲子と高橋が同居生活を開始! 両親や上司、元カレやご近所さんたちまで波紋を広げていく物語です。脚本を手掛けるのは、「花のち晴れ~花男 Next Season~」(18年/TBS系)や「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」(20年/テレビ東京ほか)などで有名な吉田恵里香さん。このたび、吉田さんをはじめ、企画の押田友太さん、制作統括・尾崎裕和さんからコメントが到着しました!

脚本・吉田恵里香さんコメント

「私は恋愛ものを書くのも見るのも読むのも好きです。好きだからこそ、忘れずに伝えていきたいことがあります。他者に恋愛感情を抱かない人、性的にひかれない人がいること。恋愛は幸せの選択の一つにしか過ぎないこと。誰かの生き方に他人がとやかく言うものではないこと等々…。恋愛至上主義の世界では忘れられがちな事柄たちです。本作では、それらに真正面から向き合いました。演者・スタッフ・考証の皆さんの真摯(しんし)な姿勢に何度も襟を正し、勉強、反省、成長させていただきました。このドラマはアロマンティック・アセクシュアルの2人が主人公です。恋愛・性愛至上主義の世界で、ないものとして扱われてきた彼らを描いています。恋愛ありきの世界だけでなく、周りが決めた“当たり前”に振り回されて疲れているあなたに届く作品になっていること、そして何年か後には『当然のことを何を仰々しく言ってるんだ』『古い』なんて言われるくらい世界が変わっていることを心より願っています」

企画・押田友太さんコメント

「『恋人いないの?』『結婚しないの?』多くの人たちが一度は聞いたことのあるフレーズです。きっと“恋愛することが幸せ”だと思って、おせっかいのようにかけている言葉だと思います。確かにドラマや映画においてさえ、言わずもがなラブストーリーは絶対です。ラブは何にも勝るかもしれない。でも本当にそうでしょうか? 必ずしも“恋愛が幸せ”と思わない人たちだっていることを私たちは忘れていないでしょうか? ある取材の中でアロマンティック・アセクシュアルの当事者の方と出会い、ハッとさせられました。当然なんてこの世の中にはありません。ある人にとっては幸せなことでも、別のある人にとってはつらさになります。他人に決めつけられる幸せなんてどうでもいい。このドラマを見た人が『自分の感情にうそをつかないで生きていける』そんな勇気を与えられるような作品を目指したいと思います」

制作統括・尾崎裕和さんコメント

「“この社会を生きるすべての人がきっと笑顔になれる”ドラマにしたい。でもどうやったらそんなことができるんだろう? 脚本の吉田恵里香さん、主演の岸井ゆきのさん、高橋一生さんをはじめとするキャスト、スタッフみんなで一緒に考え悩んで作ってきました。中村健さんたち考証スタッフの3人、そして取材させていただいた当事者の方たちの言葉を頼りに、今少しずつその形が見え始めています。皆さんに一緒に見て感じていただくことで完成する、そんな作品だと思っています。すべての人がきっと笑顔になれますように…。ぜひご覧ください!」

第1回あらすじ(1月10日放送)

岸井ゆきの×高橋一生「恋せぬふたり」脚本家の思い「“当たり前”に振り回されて疲れているあなたに届く作品に」

 咲子(岸井)は、会社の後輩が企画した“恋する〇〇”キャンペーン商品を見にスーパーの店舗を訪問。すると店員の高橋(高橋)から「恋しない人間もいる」と言われてハッとします。そして、母・さくら(西田尚美)から結婚を急かされている咲子は、居づらい実家を出て親友の門脇千鶴(小島藤子)とのルームシェアを計画。しかし、千鶴が元カレとヨリを戻したことでドタキャンされてしまいます。心が折れそうになった咲子は、インターネットで“アロマンティック・アセクシュアル”という言葉と出合い…。

【番組情報】

よるドラ「恋せぬふたり」
1月10日スタート
NHK総合 月曜 午後10:45~11:15

NHK担当 M・I



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