チーム“ラジハ”の総力戦で一平を救うために奮闘！唯織と杏の恋の行方も見逃せない!!――「ラジエーションハウスⅡ」最終回2021/12/13

　窪田正孝さん主演のドラマ「ラジエーションハウスⅡ～放射線科の診断レポート～」（フジテレビ系）。窪田さん演じる五十嵐唯織は“どんな病も映し出す、世界一のカメラマン”になるためにチーム“ラジハ”と奮闘中。

　最終回（12月13日放送）のゲスト・工藤阿須加さんは、唯織（窪田）と甘春杏（本田翼）の同級生で謎の病気で苦しむ郷田一平を演じます。6歳の娘を持つ一平は、手足のしびれや湿疹などの症状を訴え、甘春総合病院を受診し唯織たちと再会。一平が抱える病とは何なのか。どんな病も映し出す世界一のカメラマンは、一平を助けることができるのか。

　「病気を抱えているという役は初めてだったので、どう自分に落とし込むか、現場で監修と相談しながら最後までやり切りました。郷田の家族への思い、目の前の現実と向き合う選択の時…すてきなものをお届けできると思います。楽しみにしていてください」と工藤さん。

　さて、12月6日放送の第10話では、誰よりも唯織を信頼し、チーム“ラジハ”にとっても母のような存在の大森渚（和久井映見）にスポットが当たった回。何かと癖のある食べ物を好み、唯織たちを振り回している（!?）渚が、院長の座を渡してまでワシントンに留学し、小児心臓カテーテルを学んだ訳が明かされました。

　甘春総合病院で前例のない治療法に臨み、小さな患者を救いたい渚と、病院を守るために許可したくない灰島将人（高嶋政宏）。何事も前例がないところから始まり失敗と成功を繰り返し形にしていくものですが、治療となるとそうはいきません。「失敗しました」は許されないのです。それでも、チーム“ラジハ”の結束の強さと知識の豊富さ、技術、そして渚の「小児心臓カテーテル治療」の知識と技術が掛け合わさり助かった小さな命“レインボーベビー”。「たくさん泣いた分、これからはたくさん、笑ってね」という渚から母親のしずく（伊藤歩）への言葉は、見ているたくさんの方の心にも届いたのではないでしょうか。

　今回、初めて知った“レインボーベビー”という名前。亡くなってしまった赤ちゃんの後に生まれた赤ちゃんのことをそう呼ぶようです。「悲しみの中にいる夫婦のもとに来てくれた赤ちゃんは、雨上がりの虹のように、希望を与えてくれる存在」という意味が込められているのだとか。少しでも、この言葉が広がればいいなと思った筆者です。

SNSにはクランクアップの様子が続々！みんなの頭にツノ…!?

　技師長・小野寺俊夫役の遠藤憲一さん、唯織と共にチームを支える人たらしな威能圭役・丸山智己さん、唯織の永遠の（!?）恋のライバル・辻村駿太郎役の鈴木伸之さんがクランクアップを迎えた写真。いつものラジエーションハウスの入り口で撮影されたようですが、何やらよく見るとみんなの頭にツノが…？　八嶋智人さんの頭には3本…!?　ラジエーションハウスチームの仲の良さが垣間見える1枚にほっこりしますね。

　そして、筆者的イチオシの1枚は…鏑木安富役の浅野和之さんがクランクアップした様子を写したもの。シーズン1では、唯織のことをあまりよく思っていなかった鏑木が、シーズン2では言葉の端々や行動に唯織たちを助けたい、力になりたいという気持ちがあふれていましたよね。筆者的には、第1話で渚がバラバラになったみんなを「ラジエーションハウス」に戻そうとする場面で静かに鏑木が応戦するシーンが印象的です（FODや録画で振り返ってみてください！）。映画では「渚・杏・鏑木・唯織」のどんな姿が見られるのでしょうか。楽しみですね。

映画化決定にファン歓喜！「別れだけは、視えなかった」

　第10話放送で発表された映画化！　映画版はドラマでは描かれなかった「感染症」にスポットが当たるようです。これまで院内でさまざまな患者を助けてきた唯織たちが病院を飛び出し、謎の感染症が流行している杏の父・正一（佐戸井けん太）がいる島へ。タイムリミットは72時間。唯織たちは島の人たちを救えるのか…。チーム“ラジハ”が史上最大の困難に立ち向かうようですが、未知の感染症の根源を放射線技師である唯織たちは“視つける”ことができるのか。

　「72時間が経過すると生存率が急激に低下する」と言っているのはあの俳優さん…!?　そして、「別れだけは、視えなかった」が意味するものとは…？　公開（2022年4月29日）が待ち遠しいですね。これから続々と解禁されるであろう新情報もお楽しみに！