「恋です!」杉咲花&杉野遥亮が就職を前に“ターニングポイント”を迎え離れ離れに…?2021/12/08
杉咲花さん演じる弱視の盲学校生・赤座ユキコと杉野遥亮さん扮(ふん)するヤンキー・黒川森生が互いにひかれ合い、共に「生きづらさ」を乗り越えていくドラマ「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」(日本テレビ系)。ユキコとのラブラブ度が増す一方でニヤニヤが止まらなかった森生の前に、強力なライバルが登場して大荒れの様相を呈してきました。
盲学校卒業後の進路で悩むユキコたちの前に就職支援講師として現れた、爽やかイケメンの緋山翔太(小関裕太)。幼なじみで初恋相手、ユキコが白杖を持つようになったきっかけを与えたヒーローです。“ユキコさん”と呼ぶ森生に対して“ユキコ”と呼び捨てで親密さをうかがわせる緋山に、森生は初対面からいけ好かないと直感します。
そんな緋山は、森生にとっては「勝る要素がない?」強敵…。喫茶店を営む橙野茜(ファーストサマーウイカ)がクリスマスマーケットに出店しようとユキコたちに声をかけ、その手伝いを買って出た森生は食材の下ごしらえで戦力になれずにいますが、緋山はそつなくこなしていきます。視覚障害者が提供する食品に対して「何が入っているか見えないんだよね?」と衛生面での不安要素を訴える客に対し、森生は簡単にカッとなってしまいますが、緋山は「見える人もいてチームで作業しています」と説明し相手を納得させます。日常でも、視覚障害者への思いやりや視野の広さ、知識の豊富さで森生を圧倒していきます。黒ヒョウのモリ、完敗…。
さらに、視覚に障害のあるユキコと、ヤンキーとして世間から煙たがられる存在だった森生では、2人が感じる「生きづらさ」の意味が違い「合わないんじゃないか」と主張する緋山は、「僕がユキコを幸せにしたい」と森生に宣戦布告します。そんな恋敵を前に不安が募っていく森生は、金沢獅子王(鈴木伸之)にその内面を吐露します。かつてはヤンキーのライバルとしてぶつかり合ってきた森生の弱気な態度に、獅子王もいら立ちを隠せなくなって厳しい言葉を投げかけます。しかし、厳しく言ってしまったことをすぐに後悔し、苦悶の表情を浮かべる獅子王が切ないですね。そして、その獅子王を推す決心をしながらも、蚊帳の外状態になってしまっているユキコの姉・イズミ(奈緒)もふびんです。
ユキコはというと、ちゃんと森生に心が向いていますが、森生はそれも見えなくなっていました。道を切り開いていくユキコの役に立ちたいという焦りから、求める以上のことをしようとする森生に対し、ユキコは森生が背中を押してくれたから前に進めるようになったのだと、必要以上に変わらずにありのままでいることを求めます。ユキコから直接そう言ってもらえたことで、森生の心も晴れてきましたが…。
またさらなる波乱の予感です。白杖を持った若者が駅のホームから転落したという話を耳にした森生は、それがユキコなのではと大慌て。すぐにユキコに連絡すると無事が確認できましたが、その日、電車を使う予定だったユキコの同級生・青野陽太(細田佳央太)の安否が案じられます。すぐにすっ飛んでいく森生。
そして、12月8日放送の第9話。体験学習で駅を利用した青野を心配したユキコと紫村空(田辺桃子)が病院に駆け付けると、ベッドで寝ていたのはなぜか森生…。一体何が起こったのでしょうか? 大事には至らなかったようで、ユキコは退院した森生の付き添いで森生宅へ行くことになりますが、白杖と松葉杖がぶつかり合って歩調が合わない様子。結局、けがをしている森生の力になれずにいたユキコは就職活動でも苦戦し、自信を失いかけます。
そんな中、ユキコに興味を示す飲食関連会社があるという知らせが届きます。そこに森生の快気祝いが重なり、さらに獅子王から森生が正社員に昇格するという話も続き…。しかし、大きな問題があります。なんと、森生の赴任先が鹿児島なのだという。果たして、森生はどんな決断を下すのでしょうか? 緋山もユキコに思いを伝えて…? そして、ユキコはどうするのか? 絶対に見逃せませんね!
また、イズミと獅子王も「ターニングポイント」をキーワードに何やら重大な話をするようです。前回の終わりにおそろいのストラップを付けていい感じなのが垣間見えた、空と青野の動向も気になるところですね。橙野ハチ子(生見愛瑠)と緑川花男(戸塚純貴)も近づいている模様。桃井草介(堀夏喜)だけ取り残されている感が…とりあえず、がんばれ草介!
【番組情報】
「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」
日本テレビ系
水曜 午後10:00~11:00
日本テレビ担当 K・T
この記事をシェアする