米倉涼子と松下奈緒による“ドクターX VS. ナースX”が今夜開戦!! さらに、今田美桜がクビに!?――「ドクターX~外科医・大門未知子~」第5話2021/11/11
フリーランスの外科医・大門未知子(米倉涼子)が病院組織で数々の騒動を巻き起こしながらも、目の前の患者と真摯(しんし)に向き合い、患者を救うために自らの道を突き進む姿を描いた医療ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)。
先週放送の第4話では、人気ミュージカル女優・四季唯花(凰稀かなめ)のオペを巡って、外科手術をすべきと主張した外科部長・海老名敬(遠藤憲一)が、内科チームに大失言をしてしまったことで、内科部長・蜂須賀隆太郎(野村萬斎)が静かに激怒。「失敗したら辞表を書いてください」と海老名に提示した上で、外科に唯花へのアプローチを許可するも、頼みの綱である未知子はオペを拒絶。さらに唯花からも傷が残るという理由から外科手術を拒まれてしまい、海老名は絶体絶命の展開に。しかし、唯花の思いを知った未知子が最後はオペを担当し、唯花のがんを無事取り除くことができました。
唯花の“歌”に対する自信、未知子の“手術”に対する自信、互いに譲れないものがあるからこそ、初めは衝突していた2人でしたが、がん克服へ不安な様子を見せていた唯花に未知子が放った“患者が生きていることへの感謝”と“手術を失敗しない自信”には、“大門未知子”という人物の心(しん)の強さをあらためて感じました。それと同時に未知子の患者への優しさをさらに感じ取れた、そんな回でもあったと思います。
一方、唯花のオペを成功させ、喜んでいた海老名でしたが、内科主導の組織改革をもくろむ蜂須賀が、因縁の仲だった外科分院長・蛭間重勝(西田敏行)に院長代理の座を譲渡、外科と内科の統合という“寝耳に水の組織改革”で合意することに。さらに、外科部長としてのポジションを失った海老名は、「秋田能代第49分院」への辞令が下されてしまったのです! SNS上ではこの急転直下の展開に、海老名を惜しむ“海老名ロス”が大量発生。今シーズン、“みんな大好き海老名先生”はもう見られないのでしょうか…。
海老名ロスでとても悲しい気持ちではありますが、今夜の放送では新たな人物が登場しますよ! 未知子の記憶にもあるその人物が、物語を二転三転させてしまうようです…。
孤高のナース役で松下奈緒が登場! 米倉涼子との“スーパーフリーランス対決”を展開
海老名がいなくなり、蜂須賀が本部長となって外科と内科が統合した「メディカルソリューション本部」が正式に誕生する今夜。そんな中、どこの医局にも属さないフリーランス、一匹おおかみのナースが現れます。それが、ゲストの松下奈緒さん演じるスーパー看護師・那須田灯。看護師と言えば、前シーズンから登場した青森出身の大間正子(今田美桜)や第3シーズン(2014年放送)で看護師長として登場した白木淳子(高畑敦子)の存在が作品にも大きな影響を与えてきた印象ですが、ひょんなことから東帝大学病院に雇われることになった灯も、フリーランスというだけあって、かなり癖の強い人物のようです。
というのも、蜂須賀派のスーパー脳外科医・興梠広(要潤)が執刀医を務めるオペに、灯はオペ看として早速参加するも、興梠の指示を完全無視! これには興梠も大激怒、心中穏やかではない状態になってしまいます。さらに、その術後に、なんと手術ミスも発覚! 未知子は急いで原因を究明しようとしますが、興梠は自分のミスではないと主張し、灯もどういうわけか何も語ろうとしません。
手術ミスの原因を突き止められず、モヤモヤする未知子でしたが、彼女にとって灯は“忘れられない存在”。実は、未知子と灯は約10年前に、一度船内で偶然共に急患のオペをしたことがある間柄で、灯のナースとしての腕を認めていたことから未知子も記憶に残っていたのです。「手術と並ぶ特技なのでは?」とツッコミたくなるくらい、人の顔と名前をなかなか覚えない未知子が記憶していることはさておき、フリーランスとして数々の修羅場をくぐり抜けてきた2人が、今夜運命の再会を果たすのです。
しかし、手術ミスによって誘発された“あまりにも理不尽な事件”をめぐり、未知子と灯が真っ向から激突! 自らの技術と誇りを武器に、力強く生き抜いてきた孤高のフリーランス同士が繰り広げる、絶対に譲れない戦いはどのような展開になっていくのでしょうか。さらに、灯と興梠が招いた手術ミスはもう一つ、まさかの事態を招き寄せてしまうことに…。
今田美桜演じる看護師・正子がクビに!? 予告でざわつかせた進退問題はいかに…?
問題のオペ中、灯の態度に激怒した興梠の身勝手な指示によって、オペ看がチェンジすることに。前シリーズで未知子からも「一人前」だと認められた看護師・正子(今田)が引き継いでいたのです。しかし、無事終了したかに思えた手術で“問題のミス”が発覚、しかもオペを担当した興梠は「手術ミスをしたのは正子だ!」と主張し始めます。
興梠の発言により追いつめられることになった正子。現在公開中の予告でも、「私、クビになりました」という悲痛な告白が流れており、「ドクターX」ファン、そして今田さん演じる「正子ファン」をドギマギさせています。まさか…先週の海老名に続いて、正子も憂き目に遭ってしまうのでしょうか⁉ そもそも、手術ミスは本当に正子によるものなのでしょうか!?
さらに、未知子と灯による「ドクターX VS. ナースX」のバトルにも大きく関わってくる、この“手術ミス”問題が導火線となり、正子が第7シリーズでは封印していた津軽弁もさく裂する展開に! 果たして、彼女が心の奥底から絞り出すように叫ぶ言葉とは…!?
未知子と灯が繰り広げる、「ドクターX VS. ナースX」の戦い。そして、正子の進退がかかった“手術ミス”問題の真相。未知子、灯、正子――それぞれの立場から、真摯に医療と向き合う彼女たちを待ち受ける新局面&未来はどうなるのか⁉ 今夜放送の第5話、お楽しみに!
満を持して“声”でドラマ初出演! 歌い手・Adoが今夜放送の第5話に登場!!
今シーズンの「ドクターX」では、今最も勢いのある歌い手・Adoさんが主題歌「阿修羅ちゃん」を担当。パワフルな歌声とリズミカルなサウンドでドラマを盛り上げています。ゴールデンタイムのドラマ主題歌を担当するのは今回が初となるAdoさん。そんな彼女が、自らもまるで予想していなかった「自身初」を、今夜早くも更新することに。なんと! 今夜放送の第5話で、“まさかの声でドラマ初出演”を果たします!
今夜の出演に対して「まさか、さりげなく自分が地上波のドラマに出演する日が来るなんて……恐れ多いです……」と、殊勝なコメントを寄せたAdoさん。収録では大緊張していたものの、セリフのイントネーションやブレスの入れ方などを細かく確認し、何度も自主練習を繰り返すなど、全力投球。無事に収録を終えると、「イントネーションや言い回しがすごく難しくて、苦戦したところもありましたが、とても貴重な経験でした。本当にありがとうございました」とコメント。歌声とはまた一味違う魅力を放ってくれる、貴重な声での出演は、どのようなシーンでどのような形での登場になるのか…Adoさんの登場もお聞き逃しなく!
第5話あらすじ(11月11日放送)
内科と外科を統一した「メディカルソリューション本部」を立ち上げ、医療体制を一新した「東帝大学病院」。本部長の座に就いた蜂須賀(萬斎)は内科治療の優先、ならびに外科手術については自らの息がかかった外科医・興梠(要)を中心に行うことを、高らかに宣言する。
そんな中、愛想はすこぶる悪いが、腕は超一流のフリーランスの看護師・灯(松下)が、東帝大学病院に雇われることになった。灯は早速、興梠が執刀医を務める記者・五木和男(井上肇)の直腸がん手術で、オペ看を担当。灯は興梠の指示を待つことなく、次々と的確な器械を差し出すが、そんな彼女に憤慨した興梠はナースステーションに連絡を入れ、今すぐオペ看をチェンジするよう要求。応対した看護師・正子(今田)は、慌てて手術室へ向かう。
やがて手術は終了。ところが翌日、五木が激しい腹痛を訴え、再手術が必要な状態に! オペに何か問題があったと考えた未知子(米倉)は、急いで原因を突き止めようとする。ところが…存在するはずのオペの録画データは、なぜか消失。未知子は灯を捕まえ、途中でオペ看を外された理由を尋ねるが、灯はただただ無愛想に口をつぐみ…!?
さらに、事態はとんでもない方向に。未知子に問い詰められた興梠が、手術ミスをしたのは正子だと主張し始めたのだ! 一方、なぜかこの一件に対しても灯は無関心な態度を固持。依然として何も語ろうとせず…。
【番組情報】
「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」
テレビ朝日系
木曜 午後9:00〜9:54
テレビ朝日担当 S・H
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