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さらば、海老名敬!? 自らの“クビをかけた下剋上”が今夜開幕――「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」第4話2021/11/04

さらば、海老名敬!? 自らの“クビをかけた下剋上”が今夜開幕――「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」第4話

 専門医のライセンスとたたき上げのスキルを持ったフリーランスの外科医・大門未知子(米倉涼子)が病院組織で数々の騒動を巻き起こしながらも、目の前の患者を救うというポリシーのもと、自らの道を突き進む姿を描いた医療ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)。

 先週放送の第3話では、内科チームを支える広報室長・三國蝶子(杉田かおる)に厚生労働事務次官・神部八尋(宮川一朗太)との“接待疑惑”、そして神部との“不倫疑惑”がかけられ、東帝大学病院内がバタバタする展開に。さらに、たこつぼ心筋症を抱え安静にしていた蝶子の容体が“神部の一言”によって急変。良かれと思ってとった内科副部長・鍬形忠(小籔千豊)の行動も影響し、内科チームは窮地に追い込まれますが、未知子の手によって蝶子は救い出されました。

 たこつぼ心筋症が不幸な瞬間、幸せな瞬間によってショックを与えるということにも驚きましたが、一番ビックリしたのは、蝶子の行動の計画性。自身にかけられた接待疑惑を利用し、最終的には神部を略奪するという蝶子の用意周到ぶりには、内科部長・蜂須賀隆太郎(野村萬斎)だけでなく、ドラマを見た方もゾッとしたのではないのでしょうか…?

 未知子に助けられた蝶子が言った「私と組んでもっと上を目指さない?」という言葉にも現れているように、内科の面々の一部も未知子の実力を認め始め、院内の空気も変わり始めています…が! 本日放送の第4話では、外科VS.内科の戦いに新たな展開が! 権力に忠実な“あの男”が、内科チームを相手にやらかしてしまったようです…。

外科部長・海老名がやっちまった!? うっかりすぎる大失言で大ピンチに!

さらば、海老名敬!? 自らの“クビをかけた下剋上”が今夜開幕――「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」第4話

 今夜の第4話では、外科部長・海老名敬(遠藤憲一)にシリーズ史上最大ともいえるピンチが訪れることに。東帝大学病院にやってきた患者を巡って、内科主導の切らない手術「ケミカルサージェリー」による治療を決定した内科部長・蜂須賀を相手取って、海老名がとんでもないことを起こします。なんと、患者への外科手術の採択を主張する海老名が、うっかり内科にけんかを売る大失言を放ち、蜂須賀の地雷を踏んでしまうことに…!

さらば、海老名敬!? 自らの“クビをかけた下剋上”が今夜開幕――「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」第4話

 右腕である蝶子に対してもなかなか高圧的な蜂須賀でしたが、海老名の発言にも静かな怒りをにじませながら、外科チームに患者へのアプローチを許可します。しかし、もちろんただでオペなどさせません。なんと、海老名に対して「外科手術で治せなかった場合、辞表を書いてください」と通告。つまり、“失敗したらクビ”という状況になってしまったのです! 自ら起こしてしまった“クビをかけた戦い”、海老名先生はどうなるのでしょう…。

さらば、海老名敬!? 自らの“クビをかけた下剋上”が今夜開幕――「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」第4話

 海老名の戦い(?)といえば、第3シリーズ(2014年放送)での西京大学病院で外科部長を務めていた談合坂昇(伊武雅刀)との「戦略統合外科部長」の座をかけた争い、第4シリーズ(16年放送)では、病院長だった蛭間重勝(西田敏行)に対して自らのポストをかけたオペを執刀したこともありました。上の命令には基本的に従うも、時々見せる危なっかしさから、前シリーズ(19年放送)ではついに“ヒラの医局員”にまで転落してしまいましたが、今シリーズでは不死鳥のごとく息を吹き返し、外科部長の座についた海老名。今回の危機も乗り越え、“外科部長”という立場を死守したいところですが…ここで失敗したら一巻の終わり。“海老名敬のクビをかけた下剋上”が、今夜幕を開けます!

「私、オペしないので」―― 未知子がオペを拒んだ理由、海老名の知られざる一面とは?

さらば、海老名敬!? 自らの“クビをかけた下剋上”が今夜開幕――「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」第4話

 未知子からは「(顔が)怖い」と言われ、権力者にはとことん忠実、たまに思ったことを勢いで口にしてしまうという憎めない医師・海老名。いつだって「チェンジ&チャレンジ」と「御意!!」の精神をフル発揮し、未知子のおかげで“棚ぼた高評価”も得るという運の強さも相まって、どんな窮地もギリギリで切り抜けてきましたが、今回、彼を待ち受けているのは想像を絶する“けもの道”のようです。

さらば、海老名敬!? 自らの“クビをかけた下剋上”が今夜開幕――「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」第4話

 “失敗したらクビ”ということを突きつけられ焦る海老名ですが、今回も「大門未知子なら完璧な手術ができる!」と進言。しかし、あろうことか海老名が担当する患者は外科手術を拒絶し、蜂須賀が勧める「ケミカルサージェリー」を選択しようとします。一方、頼みの綱である未知子もなぜか「オペしないので」と宣言。患者と未知子それぞれからノーを突きつけられてしまった海老名、これは本気でヤバイです。

こちらも見逃せない! ゲストの凰稀かなめ、鷲見玲奈が火花を散らす“女の戦い”

さらば、海老名敬!? 自らの“クビをかけた下剋上”が今夜開幕――「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」第4話
さらば、海老名敬!? 自らの“クビをかけた下剋上”が今夜開幕――「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」第4話

 そもそも、海老名が首をかけることになってしまった患者とは一体、何者なんだと気になる方もいるはず。今回、東帝大に運ばれてきた患者は、世界的大舞台での主演を目前に控えた人気ミュージカル女優・四季唯花、演じるのは元宝塚歌劇団のトップスター・凰稀かなめさんです。唯花は重度の甲状腺がんを患ったことで東帝大にやってきますが、“極秘入院”ということで、院内でも一波乱ありそうな予感。極秘入院患者はこれまでのシリーズでも度々登場してきましたが、これまた一癖ありそうな感じですよね。しかし、極秘入院する唯花にも“負けられない戦い”がやってきます。唯花の入院によって、主演を務める舞台で、鷲見玲奈さん演じるライバル女優・早水楓を唯花の代役にするという話が舞い込んできます。唯花と楓による“主役の座をかけた女の戦い”、こちらからも目が離せません。

さらば、海老名敬!? 自らの“クビをかけた下剋上”が今夜開幕――「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」第4話

 海老名はこのまま首になってしまうのか。そして、未知子はいったい何を考え、三度の飯より好きなオペを拒んだのか。回を増すごとに熾烈(しれつ)化する「外科VS. 内科」の争いにも大転換期が訪れる第4話。海老名の知られざる趣味嗜好(しこう)も明らかになる、いろんな意味で見どころ満載な新エピソード、お見逃しなく!

第4話あらすじ(11月4日放送)

 パンデミックの影響で出演舞台がすべてキャンセルになるという苦境の1年を経て、世界的大舞台で主演を務めることになった人気ミュージカル女優・唯花(凰稀)。彼女が待ちに待った公演を目前に、重度の甲状腺がんを患い「東帝大学病院」に極秘入院した。内科部長・蜂須賀(萬斎)は内科主導の切らない手術「ケミカルサージェリー」で治療することを決定するが、外科部長・海老名(遠藤)は早急に外科手術をすべきだと主張。しかも…外科分院長・蛭間(西田)の命令を受け、何としても“特患”である唯花を外科で囲い込もうと躍起になった海老名は、内科にけんかを売る大失言をうっかり放ってしまう! 静かに激怒した蜂須賀は“ある究極の条件”を海老名に提示した上で、外科に唯花へのアプローチを許可。どの治療法を選ぶか、最終判断は唯花本人に託されるのだが…。

 当の唯花は、稽古に復帰できるほど回復するまでに時間がかかることや、人目につきやすい首に傷が残ることを恐れ、外科手術を拒絶。焦った海老名は、未知子(米倉)なら完璧な手術ができると進言する。ところが、唯花はどういうわけか、未知子に対して不快感をあらわに! 対する未知子も、何を考えているのか「オペしないので」と言い放ち…!

 そんな中、唯花のケミカルサージェリーが始まった。しかも、なぜかそこには未知子の姿があり…!? さらに、不測の事態は続発する。1日も早い復帰を目指す唯花だが、一向に退院のめどが立たないばかりか、ライバル女優・楓(鷲見)を唯花の代役に立てるという話まで持ち上がる。

【番組情報】

「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」 
テレビ朝日系 
木曜 午後9:00〜9:54

テレビ朝日担当 S・H



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