誰もが泣けるアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」が金曜ロードショーに登場!2021/10/29
京都アニメーション制作の傑作「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」が、10月29日と11月5日の「金曜ロードショー」(日本テレビ系)で放送。本日10月29日はテレビシリーズを石立太一監督の監修で新たに再構成した「特別編集版」をおくります。
幼い頃に軍人として大戦に参加したヴァイオレット(声・石川由依)は、人の気持ちを理解することも、自分の気持ちを表現することもできませんでした。感情を持たず「愛」を知らないまま、依頼人からの手紙を代筆する「自動手記人形」の職に就いたヴァイオレットでしたが、手紙に託されるさまざまな思いに触れ「愛」とは何なのかを知り、成長していきます。そんな様子を、情緒あふれる世界観、登場人物の細やかな心情、美しい映像で伝え、感動の輪が広がっていく本作。
実のところ筆者は恐縮ながら、「名前は聞いたことあるが、見てはいない」というのが正直なところです。2018年にTOKYO MXなどで放送され、当時から「大人が本気で泣けるアニメ」と大きな話題となり、今でも多くのファンに、しかも日本国内だけでなく海外でも愛されているそう。「多くのランキングサイトで泣けるアニメの上位にランクインしている」ということですので、実際にインターネットで「泣けるアニメ」と検索してみました。膨大なアニメ作品がある中で、「さすがに、ランクインするかしないはサイトによって違うでだろう」と思いましたが、本当にどのサイトで見ても上位に挙げられていました。しかもそのほとんどで第1位! 本当にすごい人気なんだなあと実感。
見たことがあるという同僚に聞いてみると、「言葉の複雑さや人間の心の繊細さを実感できる」とのことです。「見栄やプライドが邪魔して、本当の気持ちを言えないという人間の葛藤。それを、人の心を理解できなかったヴァイオレットがくみ取るようになっていく部分に心を動かされる」作品のようで、「ぜひ!」と薦められました。こういった作画のアニメになじみのないので、とっつきにくい感が否めないのですが、それが気にならないくらいのストーリーだそうです。
「金曜ロードショー」での放送に向けて、東野幸治さん、工藤阿須加さん、ROLANDさん、鈴木愛理さんといった面々が絶賛コメントを寄せています。東野さんは「愛することを知らないヴァイオレットちゃんが、代筆業をすることで愛とは何かを知っていく。愛というものが分かったからこそ、戦争でたくさんの命を奪ってしまった自分に落ち込むこともあり、そしてそこから立ち直り、一歩一歩歩んでいくという姿がけなげでいいんです!」と紹介。そういえば、東野さんもいろいろなところで「人の心を持たない」と言われることが多かったですね…。失礼ながらそう思ってしまったのは筆者だけではないはずが、そんな東野さんの心を打ったということが何よりもお薦め度をアップさせるかもしれません。
今回の「特別編集版」では、物語の序章となる第1~3話まで、名作とされる第7~9話、さらに神回と呼ばれる第10話を中心に放送されます。石立監督は「手紙がモチーフになっています。手紙に“想い”を込めるように、この作品にもスタッフのたくさんの“想い”を込めて作りました」とアピール。世界中で愛されている今作を、食わず嫌いで終わらせてしまうのはもったいないので、楽しみに見てみようと思います。皆さんもお見逃しなく!
【番組情報】
金曜ロードショー「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 特別編集版」
日本テレビ系
10月29日 午後9:00~10:54
日本テレビ担当 K・T
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