「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」新シリーズが今夜スタート! 米倉涼子「今年も未知子は失敗しないので!」2021/10/14
主人公・大門未知子(米倉涼子)が病院組織で数々の騒動を巻き起こしながらも、外科医の本質である手術や治療を成し遂げるため、一切の妥協を許さず突き進む姿を描いた医療ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)。
「群れを嫌い、権威を嫌い、束縛を嫌い、専門医のライセンスとたたき上げのスキルだけが、彼女の武器だ」という田口トモロヲさんのナレーションが印象的ですが、そんな本作が2年ぶりに帰ってきます! シリーズとしては2012年の放送開始から10年目となり、大きな話題を呼んでいます。本日から放送の第7シリーズでは、パンデミックによって医療崩壊が起こる病院を舞台に、未知子がさまざまな困難に立ち向かいます!
新局面を迎えた東帝大学病院で実権を握るのは外科ではなく…?
新シリーズの舞台は、100年に一度のパンデミックによって世界中で医療崩壊が起こる中、新局面を迎えた日本最高峰の大学病院「東帝大学病院」。実はこのパンデミックの影響により、院内では内科チームが方針採用の実権を握ったことで、感染治療と内科を最優先、不要不急の外科手術は延期する方針となってしまったのです! 外科と内科の対立といえば、第2シリーズ(13年)で、外科の蛭間重勝(西田敏行)と内科の馬淵一代(三田佳子)が帝都医科大学付属病院での激しい権力争いを繰り広げていましたよね。しかし、今回の対立は内科が一歩、いやだいぶリードしてしまっているようで…。
この危機的状況下で内科を執り仕切る人物こそ、内科部長兼院長代理、そして未知子の最大のライバルにもなる蜂須賀隆太郎。演じるのは狂言界の至宝とも言われ、民放連続ドラマはこれが初出演となる野村萬斎さんです。蜂須賀は、100%ではないオペが許せない完璧主義者。このパンデミックによって、院内で発言力を増し、内科部長に躍進したのです。内科主導の組織変革をもくろむ蜂須賀ですが、実は元外科医出身。なぜここまでのこだわりを見せるのか、謎多き人物です。
さらに、蜂須賀に忠誠を誓う「新・御意軍団」も登場。内科副部長・鍬形忠(小籔千豊)をはじめ、内科医・寒蝉勇次(永野宗典)、広報室長の三国蝶子(杉田かおる)といった“蜂須賀派”の一行が、蛭間たち外科チームの前に立ち塞がります。小籔さん演じる鍬形が掲げているこのポーズ、実はある意味を示すポーズのようですが、一体何なのか…放送でしっかり確かめたい筆者です。
「ドクターX」に欠かせないメンバーも奮闘!
内科の面々だけでなく、前シリーズ(19年)に出演していたメンバーも続々と登場します! 第6シリーズのラストで、東帝大学病院・病院長の座を奪われ、解雇されてしまった蛭間は、なんと外科分院長として「東帝大学病院」に戻ってきます。しかし、いざ戻ってみると外科は別棟の分院へ追いやられ、発言権はなくなり、かつての面影もなく…。自分が思っていたように物事が進まず、蛭間も思わずこの表情。
そんな蛭間を支えるのは、権力者からの命令にはとことん忠実な外科部長・海老名敬(遠藤憲一)と、“腹腔鏡の魔術師”と呼ばれながらもお金にはとことん目がない外科副部長・加地秀樹(勝村政信)。上の指示には絶対服従の2人も、意気消沈する蛭間をサポートしようとしますが、内科が院内で勢力を強めていることで、機嫌の波がいつも以上に激しい蛭間の様子に思わずタジタジ…しかし! 風当たりが強い中でも「御意!」の精神で内科に立ち向かうのではないでしょうか!(笑)。
もちろん、未知子の師であり「神原名医紹介所」の所長を務める神原晶(岸部一徳)、未知子とともにオペに駆けつけるフリーランスの麻酔科医・城之内博美(内田有紀)も登場し、これまで以上に危機的な状況で大変な未知子を支えます。筆者としては、晶の「メロンです。請求書です」というセリフ、今作も外科の蛭間にぶつけるのか、はたまた内科の蜂須賀にぶつけるのか…というところも注目したいです。
また、前シリーズで未知子から叱咤(しった)激励され、看護師の仕事への決意を固めた大間正子(今田美桜)も続投。さらに、蛭間の新しい秘書・朝蜘優衣(結城モエ)や、外科チームの研修医である蟻原涼平(一ノ瀬颯)、虻川リサ(宮本茉由)、矢島源五郎(上川周作)といった新しい人物も登場します。優衣や研修医の3人が未知子とどんな関わりを見せるのか、目が離せません!
初回ゲストの冨永愛、岡田将生が事態を大きく狂わせる…!?
新シーズンの物語は、ニュージーランドから始まります。なんでまた…と思った人もいますよね。というのも、未知子はニュージランドの副首相のオペをするために執刀医として訪問。無事手術を終えて帰国すると、未知子はある人物に呼ばれ、パーティー会場へ向かうことになります。その人物は、冨永愛さん演じる参議院議員・一橋由華。実は、由華は胆石症を抱えており、担当の主治医から未知子のオペを勧められたのです。
その主治医こそが、もう一人のゲスト・岡田将生さん演じる呼吸器外科医の一木蛍。一木は、アフリカの貧困地域を回って医療活動に従事していましたが、アフリカ滞在時、そして帰国後も猛威を振るう感染症を前に己の無力さを痛感し、医師として働くことに迷いを感じ始めていました。そんな中、ニュージーランドで未知子と出会い、彼女のオペを間近で確認し、その実力を確信。担当していた由華の治療も任せようと、由華に未知子を紹介します。
ところが、由華が突然倒れてしまい、パーティー会場は騒然とする展開に。未知子は一木とともに由華に付き添い「東帝大学病院」へ向かうと、そこに待ち構えていたのは…院内で権力を握っていた蜂須賀。未知子と蜂須賀、完璧を至上とする2人がここで初めて顔を合わせるのです。なんとかオペの許可を得た未知子は“失敗しないで”由華を救うことができるのか、そして未知子のオペを見た蜂須賀は何を思うのか…。
第1話放送前に、主演を務める米倉さんは「私たちが日々、満身創痍(そうい)で撮影に臨んでいる『ドクターX』最新シリーズの放送が、いよいよ始まります。新シリーズにもグッとエネルギーを向上させるサプリメントが入っていますので、元気のない方も、元気をさらにつけたい方も、コロナ禍で悩んでらっしゃる方も…ぜひ、たくさんの方々に見ていただきたいです。今年も未知子は失敗しないので!」とコメント。初回から怒濤(どとう)の展開が予想される「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」新シリーズ、ぜひお見逃しなく!
初回あらすじ(10月14日放送)
ニュージーランドにやって来たフリーランスの天才外科医・未知子(米倉)は、執刀医を務める同国副首相のオペが始まる数時間前、AEDも設置されていないのどかな牧場へ。慌てて迎えに来た副首相オペの第一助手・一木(岡田)の前で、不意に感電して瀕死の状態に陥った羊飼いの命を救う。
その後、副首相のオペも無事に成功させ、日本へ帰国した未知子は、参議院議員・由華(冨永)が主催するパーティーに招かれる。実は由華は、主治医・一木の勧めで胆石症のオペを未知子に頼もうとしていたのだ。医師とは思えないほど派手な未知子を見て由華は不安を抱くが、未知子の見事なオペを目撃していた一木は、その腕前を完全保証。一方、由華のCT画像を見た未知子は、あることに気が付く…。
その矢先、パーティー会場内で由華が急性胆のう炎を発症して倒れてしまう。未知子は一木と共に、由華に付き添い、搬送先の「東帝大学病院」へ向かう。一刻を争うと判断し、緊急オペを断行しようとする未知子のもとに、100年に一度のパンデミックにより、院長代理として発言力を強め、内科主導の組織改革を推し進める内科部長・蜂須賀(萬斎)が現れる。蜂須賀は、未知子の腕前に懐疑心を抱きながらも、由華の意向をくんでオペを許可するが…。
やがて、事態は急転。なんと由華が主催したパーティーでクラスターが発生してしまったのだ!
【番組情報】
「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」
10月14日スタート
テレビ朝日系
木曜 午後9:00〜9:54 ※初回は午後9:00〜10:09
テレビ朝日担当 S・H
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