キントリ解散の時! 天海祐希「真壁有希子として過ごせた時間は本当に宝物」 ――「緊急取調室」最終回2021/09/16
天海祐希さん演じる真壁有希子ら取り調べ専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」が、一癖ある被疑者の取り調べを行って事件を解決に導く「緊急取調室」(テレビ朝日系)。9月末に解散を命じられたキントリチームが、解散まで残りわずかとなっても、“真正面から被疑者にぶつかってマル裸にする”というスタイルで、彼らと真摯(しんし)に向き合っています。
7月からスタートした放送も、本日で最終回。第4シーズンでは、神尾楓珠さんや小池徹平さん、板谷由夏さんなどさまざまなゲストが演じる被疑者一人一人に、キントリが一丸となって向かってきました。実は今シーズン、「緊急取調室」公式Instagram(https://www.instagram.com/exkintori/)ではドラマ放送終了後に、天海さんのスペシャルメッセージが投稿されており、筆者も一視聴者として楽しみにしていました。「来週もキントリで会いましょう」、この言葉に押されるように毎週欠かさず放送を見てきましたが、キントリ解散になるともう聞けないのか…とも思ったりしてしまいます。
そんな激動のシーズンもついにクライマックス! 先週放送の第8話のラストで突如逮捕されてしまったキントリメンバー・菱本進(でんでん)、さらに第1話から謎に包まれ続けた活動家・大國塔子(桃井かおり)の起こしたハイジャック事件の真相を巡って、キントリチームが最後の戦いに挑みます!
突然の逮捕! 菱本の単独行動の意図は…?
国土交通副大臣・宮越肇(大谷亮平)の秘書・須田(尾上寛之)を切りつけた容疑で逮捕された菱本。突然起こった緊急事態に動揺する有希子のもとへ、公判中に急死した塔子の国選弁護人・羽屋田空見子(大塚寧々)が突然現れ、第8話は幕を閉じました。
謎が多い空見子が口にした「菱本を救うため、力になりたい」、この言葉は本心なのか…。疑いが残るも、「菱本は意味もなく人を傷つける人間ではない」と菱本を信じる有希子たちは空見子と協力し、留置場の菱本との面会を試みます。すると、ずっと黙秘を続けていた菱本が、「空見子が担当弁護士になってくれるなら、事件について話す」と口を開きます。空見子を指名した理由、そして単独捜査の裏で起こった宮越との出来事とは…?
一方、救世主・空見子にもやはり何か裏がある…!? 彼女を演じた大塚寧々さんは「空見子の執念のような気持ちでずっといることはつらく悲しく、背中に重しをのせているような感覚でした」と、芝居中の率直な思いを告白。実は、この意味深なコメントの真意こそが、最終回でキントリを翻弄(ほんろう)する大きな要素となっていくのです!
最後の敵・宮越と直接対決! キントリは“マル裸”にすることができるのか!?
菱本の無実を証明するために有希子が動く一方、宮越と須田の供述内容についても捜査を続けていたキントリメンバーたち。そしてついに、ある矛盾を見つけ、事態は急転。有希子は菱本の無実を確信するとともに、宮越への疑念を一層強くします。捜査一課の渡辺鉄次(速水もこみち)、山上善春(工藤阿須加)のナベヤマコンビ、そしてキントリを長年支え続けた“あの人”も駆けつけ、チーム一丸となって“キントリ最後の事件”へ動きだします!
“菱本の逮捕”だけでなく、第4シーズン冒頭から動き続けた“ハイジャック事件”、その事件を起こした“塔子の急死”、すべての鍵を握る宮越と有希子たちがついに直接相まみえます! その取り調べは、まさに壮絶な展開に。宮越を演じた大谷亮平さんは「本格的な悪役は日本では初めてで、最初はどうなるかなと思いましたが、そんな役をこのドラマで経験できて、非常にうれしく思っています」と自身の役を振り返り、最終回で不遜かつ猛然とキントリの前に立ちはだかる最強の敵・宮越を完全体現しました。
救世主として突如現れた弁護士・空見子と最強の敵・宮越という、一筋縄ではいかない不穏な最終回のキーパーソン2人を前に、どこまでも正義の道を突き進むキントリ。有希子たちはすべての真相を“マル裸”にできるのか!?
シリーズ開始から8年——天海祐希らが感無量のクランクアップ!
「緊急取調室」ファンの胸にもさまざまな思いが去来するであろう最終話の放送を目前に、主演の天海さんはいつにも増して集中力を高め、最後の撮影に参加。物語の中でもキーポイントとなる、でんでんさんと2人のシーンを撮り、クランクアップの時を迎えました。現場にいる全員から鳴り止まない拍手を送られた天海さんは、「長い時間をキントリの中で過ごすことができて、とても幸せに思っています。皆さんと過ごせた時間、真壁有希子として過ごせた時間は本当に宝物になっています」と、全シリーズを通して培った並々ならぬ思いを吐露。「本当にありがとうございました! 愛されるキントリを作っていただけて本当に幸せでした!!」と感無量の面持ち。
また、ドラマ終盤、大きな動きを見せた菱本を演じたでんでんさんは、「活気あふれるスタッフの皆さん、すてきなキャストの皆さんと最後まで仕事ができたことは、本当に何て言っていいのかな…幸せものですね。足掛け8年、このキントリのメンツでいられたことを誇りに思っています。ありがとうございました」と言葉にしました。
また、他のキントリメンバーも続々とクランクアップ。キントリチームの管理官・梶山勝利を長年演じた田中哲司さんは、「無事にクランクアップを迎えられてよかったです!! 撮影終わってからも、みんなで体調に気をつけて、また元気で会えたらうれしいです。お疲れさまでした!」とコメント。同じくキントリメンバー・小石川春夫を演じた小日向文世さんも、「お疲れさまでした! 楽しい現場でいつも大笑いしながら撮影できて、本当に幸せでした。天海ちゃん、本当にありがとう。いやもう、本当にお疲れさまでした! 本当にありがとうございました!」と笑顔でコメントしました。
クランクアップ後も、照明スタッフには「まさに“光の魔術師”でした」と声を掛けるなど、スタッフ一人一人に心のこもった謝辞を述べて回った天海さん。そんな天海さんが全身全霊、真壁有希子として経験してきたすべてを注ぎ込んで撮影した「緊急取調室」最終話。その熱く繊細な芝居、キントリチームの団結力が凝縮された集大成に、ぜひ胸を熱くしてください!
最終話あらすじ(9月16日放送)
有希子(天海)ら「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」の仲間たちには何も告げず、単独で国土交通副大臣・宮越(大谷)のもとを訪れた菱本(でんでん)が、宮越の秘書・須田(尾上)に切りつけた罪で逮捕された。その直後、公判中に急死したハイジャック犯・塔子(桃井)の国選弁護人・空見子(大塚)が有希子の前に現れ、菱本を救うため、力になりたいと申し出る。「菱本は意味もなく人を傷つける人間ではない」と信じる有希子らキントリメンバーに、空見子は「適任の弁護士を紹介したい」と切り出し、すぐさま所轄に留置されている菱本と面会。逮捕以来ずっと黙秘を続けていた菱本だが、「空見子が担当弁護士になってくれるなら、事件について話す」と口にする。
そんな中、宮越と須田の供述内容を精査したキントリメンバーたちは、菱本の無実を確信! 捜査協力という名目で宮越をキントリで取り調べられないか、空見子に相談する。その一方で、有希子は救世主であるはずの空見子に対して抱いた“違和感”を拭いきれずにいた。
キントリにとって、空見子は本当に“救世主”なのか? そして、ハイジャック事件、塔子の急死、菱本逮捕、すべての鍵を握る宮越を有希子らは“マル裸”にできるのか!? キントリ解散まで残り7日。壮絶を極める“最後の戦い”が幕を開ける。
【番組情報】
「緊急取調室」
テレビ朝日系
木曜 午後9:00〜9:54 ※9月16日は午後9:00~10:04
テレビ朝日担当 S・H
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