「うきわ―友達以上、不倫未満―」出演・門脇麦＆森山直太朗が気持ちが沈んだ時に救いになっている存在を明かす！「音楽と友達です」（門脇）、「僕は森に行くかな。あと湯治場にも」（森山）2021/08/09

　テレビ東京系で連続ドラマ「うきわ―友達以上、不倫未満―」が8月9日にスタート。社宅のベランダを舞台に、“不倫まで壁1枚”という、お互い既婚者でお隣同士の危うい関係を描いた大人のラブストーリーです。

　原作は野村宗弘さんによる2015年に完結した同名漫画で、「最終巻は涙なくしては読めない！」と評され、今も読み継がれる名作。夫がいながらも不倫に心揺らぐ女性・中山麻衣子を門脇麦さんが、その相手・二葉一をテレビ東京連続ドラマ初出演の森山直太朗さんが演じます。初回放送に先駆け、出演するお二人を直撃取材！　ドラマの見どころはもちろん、お二人にとって“救いの手”（＝うきわ）になっている存在についてもお伺いしました。

――まず、この作品の率直な感想を教えてください。

門脇　「オファーをいただいてから原作の漫画を読み、すごくすてきな作品だなと思いました。“不倫”というテーマだけど、重すぎないポップさやどんな状況の中でも支え合うという人間関係などがとても丁寧に描かれているなと」

森山　「僕も漫画を読んだけれど、この作品には脚本で初めて触れました。脚本を読んだだけで麻衣子と二葉の会話の間にある、言葉では表現できないものや情景までが頭に浮かび、何だか引き込まれていきました。“不倫”という題材の作品なんだけれど、それぞれの夫婦4人が成長していくヒューマンドラマでもあるのかなと思います」

――お二人がそれぞれ演じられる麻衣子と二葉という人物に対して、どんな印象を抱きましたか？

門脇　「私が演じる麻衣子はあまり自分の意思がなく、流されるままに生きてきた女性だなという印象です。初めて夫（大東駿介）に浮気をされるという悲しい経験をし、自分を見つめ直して成長していくという役ということで、演じるのがすごく楽しみでした」

森山　「僕の役に関しては、どういう環境で育ったの？　っていうくらい物腰が低く、相手を傷つけない人だなと。だけどその優しさがあだとなり、相手に誤解を与えてしまって、逆に傷つけてしまう人でもあるのかなと思います。でも、ある種、二葉の欲のなさや弱さは麻衣子にとって癒やしだったり、救いになっているのかもしれない」

――今回、お二人は初共演ということですが、お互いの印象を教えてください。

門脇　「森山さんは小さい頃からテレビで見ていた方だったので、まさかこういった形でご一緒にお仕事ができるとは…想像していなかったです。そして衣装合わせをした時に初めて森山さんとお会いし、『二葉さんがいる！』って思いました」

森山　「門脇さんとお会いするのをとても楽しみにしていました。俳優さんや女優さんの中でも独特な存在感があり、僕よりも年上なのかなと思うような雰囲気を感じます。麻衣子と二葉と同じように、僕と門脇さんも実際に初めましての関係だからこそ出せるたどたどしさがあり、それが反映されるのはこの作品にとっていいことかもしれないですね（笑）」

――タイトルの「うきわ」は“救いの手”の象徴ということですが、お二人にとって気持ちが沈んでしまった時の“救いの手”は何ですか？

門脇　「私は音楽と友達です。その時に聴きたい曲だけでなく、むしろ知らない曲を選んで聴くことも…知らない曲をふわふわと流しておきたいなって気分の時もあるんです。あと、友達に電話したりもします。釣り友達や飲み友達とかに」

森山　「僕は森に行くかな。とにかく周りから入ってくる情報や人との接触を減らして、森の中にたたずむって感じかな。あとは、湯治場にも行くかな。そこに行けば、ちゃんとリセットして帰れるの。結構この二つは、みんなにもおすすめ」

――貴重なお話をありがとうございました！

【プロフィール】

門脇麦（かどわきむぎ）
1992年8月10日生まれ。東京都出身。しし座。B型。主な出演作に、映画「愛の渦」（2014 年）、「二重生活」（16年）、「止められるか、俺たちを」（18年）、「チワワちゃん」「さよならくちびる」（ともに19年）、「あのこは貴族」（21年）、ドラマ「トドメの接吻」（日本テレビ系）、「40万キロかなたの恋」（テレビ東京系）、連続テレビ小説「まれ」、大河ドラマ「麒麟がくる」（ともにNHK総合ほか）などがある。

森山直太朗（もりやまなおたろう）
1976年4月23日生まれ。東京都出身。おうし座。B型。シンガーソングライターとして2002年にメジャーデビュー以来、コンスタントにリリースとライブ活動を展開し続けている。近年では俳優としても活動し、主な出演作に連続テレビ小説「エール」、「心の傷を癒すということ」（ともにNHK総合ほか）などがある。