夫婦の秘密2024/03/08

記者会見情報

BS-TBSで放送する連続ドラマ「夫婦の秘密」の取材会が行われ、主演の臼田あさ美と、共演の剛力彩芽、豊田裕大、山下幸輝、古川毅、桃月なしこが出席した。また、主題歌「SOS」を担当したChe”Nelleも登場した。同作は、生花店を営む夫婦や、その近所でカフェを経営する店主らの、一見幸せそうな日常とは裏腹のダークサイドを描いていく物語。登場人物全員が裏の顔を持ち、欺瞞（ぎまん）に満ちた“愛憎・闇落ち”ミステリーとなっている。臼田は「登場人物はみんな、表と裏の顔があります。なかなか演じたことがないようなキャラクターでしたが、みんなに助けてもらって最後まで乗り切れました。第1話はどんな人か分からないと思うので、推理していただくのもよし、誰かの気持ちに感情移入して1人のキャラクターを中心に見ていただくのもよし、見どころは満載だと思います」と共演者への感謝とともにアピールした。

演じたことがないようなキャラクターでしたが、助けてもらって最後まで乗り切れました（臼田あさ美／野山穂香）

演じる野山穂花は至って普通の女性。でも、登場人物はみんな、表と裏の顔があるんです。なかなか演じたことがないようなキャラクターでしたが、みんなに助けてもらって最後まで乗り切れました。第1話はどんな人か分からないと思うので、推理していただくのもよし、誰かの気持ちに感情移入して1人のキャラクターを中心に見ていただくのもよし、見どころは満載だと思います。豊田くんはすごく努力家で、いい意味で私の初心というか、忘れてはいけないことをあらためて思い出させてくれてすてきだなと思いました。山下くんは基本的に物静かなんですけど、チラッと見ると踊っているんです。それがすごく自然で上手なんです。今回、主演ということを意識しないようにしていましたが、皆さん激しい感情の見せ場もあるので、できるだけリラックスしてそれぞれがベストパフォーマンスを本番の瞬間に出せるように、微力ではありますが、私に何かできることがあればという気持ちは常にありました。現場でリラックスしてもらえたらと考えていたんですけど、皆さんそれぞれのキャラクターを全うして演じてくださったので、むしろ私が助けてもらうことも多かったなと思っています。

主題歌を聴いて、どんなことがあっても生き抜いて進んでいく力強さを感じました（剛力彩芽／植村翠）

私が演じたカフェの店主・植村翠は、基本的には明るいキャラクターです。この街に穂花より前から暮らしているので、頼られるとうれしい姉御肌気質な女性。あと、一応パティシエという名目もあるので、そういうシーンもちょっと出てきます。キャラクターの濃い人物がたくさん出てくるので、自分に置き換えてみて、「自分はこんな顔を持っていたっけ？」「私はこんなことしてないかな？」「こんなふうに考えたことないかな？」と考えてしまうような、なさそうでありそうな感情がたくさん出てきます。見ていただきながら、ドキドキハラハラしていただけたらうれしいなと思います。ラジオ番組をやらせていただいた時、Che”Nelleさんの曲をテーマソングにしていたくらいChe”Nelleさんの音楽が大好きだったので、主題歌に決まったと聞いて本当にうれしくて。音源を聴かせていただいたら、どこか本当につらい苦しいって思いがある中で、どんなことがあっても生き抜いて進んでいくような力強さを感じて、音楽ってやっぱり作品の中でとても大事なものなんだなということも、あらためて感じました。

臼田さんが、今まで出たことのない感情を引き出してくれました（豊田裕大／野山雅道）

野山正道は、穂花よりも6歳年下の夫で、すごくミステリアスでちょっとアンニュイな感じ。それに色気がある。「この人は何を考えて行動しているんだろう？」と思うかもしれませんが、それはきっと、穂花に対して愛があるから故の行動なんだなと捉えていました。僕自身、初めて経験するシーンが多くて戸惑いましたが、監督と相談しながら助けていただいて完成したシーンがたくさんあります。例えば、泣くお芝居もキスシーンも初めて。すごく緊張して大変だったんですけど、いい感じに仕上がっていると思うので、注目していただけるとうれしいです。現場は、ストーリーとは裏腹に本当に穏やかでした。臼田さんは、みんなを包み込んでくれるというか、現場がいい締まり方をするんです。僕はすごく居心地がよかったです。僕に寄り添ってお芝居をしようとしてくださって、日を追うごとに今まで出たことのない感情を引き出してくれて、本当に感謝しかないなって。夫婦役は初めてだし、年の差もあるし、どういうふうに構築していけばいいんだろう、難しいなと思っていたんですけど、全くその心配は必要なく、撮影がどんどん楽しくなっていきました。

ミステリアスで何を考えているか分からないところが真白の魅力でもあります（山下幸輝／小野寺真白）

僕が演じる小野寺真白は、一流バリスタで無口。正道と同じで、ちょっとミステリアスで、何を考えているか分からない感じです。セリフだけでは分からないと思いますけど、そこは真白の魅力でもあります。セリフで伝わらないからこそ、表情や目で何かを伝えるという役は強みかなと思って意識していたので、注目してみてください。現場は、皆さんゆっくりというかなごやかなムードもあったんですけど、全員緊張感を持ちながらやっていました。臼田さんが一番ムードメーカーだったのは間違いないと思います。ナチュラルで、ちゃんと一番主演として背中を見せてくれるというか、人間としてもすてきな方だなと思いました。

臼田さんがフワッとリラックスした空気づくりをしてくださって、ありがたかったです（古川毅／栗原蒼太）

正道の親友・栗原蒼太役ということで、非常に刺激的で濃厚な撮影期間でした。タイトルに「夫婦の秘密」とある通り、最初から最後まで秘密たっぷりの内容です。蒼太の秘密だったり、その中に見える愛情だったり…。いろいろな部分を皆さんに知っていただいて、時に詮索していただき、それぞれの楽しみ方で皆さんに愛される作品になればいいなと思っております。家のセットで撮影することが結構多かったので、撮影が1カット終わって次のシーンまで待ち時間がある時に、みんなソファーの周辺でくつろぐんですけど、真っ先に臼田さんが横になるんですよ。結構クッションに埋まっていて、完全にオフでした。そんな、かわいらしい姿を見せてくれたところも含めて、フワッとリラックスした空気づくりをしてくださったので、非常にありがたかったです。

初めてのシーンが多くて大変だった部分もありましたが、結構頑張っております！（桃月なしこ／三枝朱音）

すごくかわいらしくて口数も多くて、誰にでも興味があるという結構明るいキャラクター・三枝朱音を演じました。本当に私とは真逆でして…（笑）。台本をいただいた時、「どうしよう、このテンション感…」とすごく悩みました。でも、それはあくまで表の顔。朱音だけじゃなくて、みんなにも裏の顔がありますが、朱音の裏の顔はどんな顔なのかと考えながら見ていただけたら、楽しめるんじゃないかなと思います。私も、初めてのシーンが多くて大変だった部分もあるんですけれども、結構頑張っております。自分もキスシーンがあります！　誰とするんでしょう？　回を重ねるごとに分かります！撮影現場の近くにおいしそうなお店が多くて、パスタが食べたいなと思って1人で入ろうとしたら、開店があと10分後くらいだと言われたので、別のお店を散策しておいしそうな馬肉のお店を見つけて、さすがにこの時間なら誰もいないだろうと思って入ったら、剛力さんがいらっしゃって（笑）。ご一緒できてうれしかったです！