ドラマチューズ！「なれの果ての僕ら」2023/09/13

記者会見情報

テレビ東京ほかで放送の連続ドラマ「なれの果ての僕ら」の記者会見が行われ、主演のHiHi Jets／ジャニーズJr.・井上瑞稀をはじめ、犬飼貴丈ら共演者が登壇。MCを、共演者でもあるラランドのニシダ・コウキが務めた。冒頭のあいさつの後、ニシダが「自分だけ見ていないんですよ」とこぼしつつ、完成した第1話の感想から撮影現場の雰囲気や、衝撃を受けた演技などをそれぞれ明かした。井上は「僕、座長でした？　座長っぽいことは、あまりできなかったかもしれない」と謙遜しつつ、「主題歌も担当させてもらったので、（HiHi Jetsの）メンバーに見てほしい」と希望を述べた。23人のクラスメートが3日間監禁され13人死亡するという大事件に巻き込まれる内容にもかかわらず、撮影現場は和気あいあいだったそう。事件の首謀者役の犬飼が「楽しい撮影の様子が少しでも皆さんに伝わればいい」と語ったように、大爆笑連続の会見となった。

HiHi Jetsのメンバーに見てほしい。たぶんリアタイしてくれるんじゃないかな（井上瑞稀／真田透）

第1話から衝撃の連続といいますか、まさかまさかの出来事が本当にジェットコースターのように襲いかかってくるので、見ていてすごく臨場感も感じられますし、自分が体感しているような感覚に襲われるんじゃないかな、なんて思いますね。僕、座長でした？　座長っぽいことは、あまりできなかったかもしれないです。でも、結構たくさんの方にいじってもらって、すごく愛されてるなっていうのは、うれしかったですね。主題歌も担当させてもらったので、（HiHi Jetsの）メンバーに見てほしいですね。予告映像も見て「見たくなった」という話をしてくれたので、そういうのを聞くとすごくうれしいですね。たぶん、リアタイ（リアルタイム視聴）してくれるんじゃないかなって思います。本当にそれぞれのキャラクターに感情移入して、すごく個性の光った作品になっていると思います。思わず目を背けてしまいたくなる瞬間もあるんですけど、それ以上に、人が持っているその根底にあるものの感情であったりとか、そういうものが入り混じってすごく人間味のある美しいドラマになっているので、1人でも多くの皆さんに見ていただけたらと思います。

重い感じが、原作の空気感そのままだなと感じました（犬飼貴丈／夢崎みきお）

撮っている時はなんとなくイメージするんですけど、実際に映像になってみないと分からないことってたくさんあって、それが答え合わせのように見られたというのが、まず僕の中での一つの感想です。それで、ドラマとしては、すごく重厚感があるというか重い感じが、原作の空気感そのままだなと感じましたね。（セリフが多いことについて）どうしても、自分が実験をしていて、口で説明をする感じだったので、説明ゼリフみたいなのが多かったんですけど。僕、説明ゼリフを言うのが得意じゃなくて、苦戦した思い出はありますね。感情が入っているセリフだったら感情込みで言ったりするんでしょうけど…。とにかく、撮影はすごく楽しかったです。

年配の方でも楽しんでいただけるんじゃないかなと思います（大原櫻子／桐嶋未来）

最初は、この作品、結構グロテスクなシーンが多いのかなと不安だったんですけど、キャストの皆さんと本当に仲良くさせていただいて、とても和気あいあいとした現場でした。テンポ感がすごく早いドラマなので、絶対これ飽きないなって、第1話を見て思いました。やっぱり1話での出来事によってのメークとか。あれ、みんな何時間かかっているんだろうな？って。メークもすごく見どころだなあって思います。皆さん、お芝居が素晴らしくて、こういう同世代がギュッと集まっているドラマなんですけれども、あまりにもリアルで、本当にうそがない感じなので、年配の方でも楽しんでいただけるんじゃないかなと思います。

自分自身も見つめ直すきっかけになる作品なんじゃないかなと思います（矢花黎／水野カイト）

（撮影の）最初は濃かったですよね。2日目とかなのに、もう1週間くらい撮っているような、すごく濃い時間を過ごしている感じがありました。やっぱり見どころでいうと、アクションだったりかなりリアルに作られているグロテスクなシーンもあるんですけど、そもそもストーリーの内容としても、人の善性を問うというのが物語の真ん中にずっとテーマとしてあるんです。そのあたりも、テレビの前で見ているけれど、自分だったらどうするかな？と、自分自身も見つめ直すきっかけになる作品じゃないかなと思って。そういうところも注目して、いろんな人に見てもらえたらと思っています。自分もこの教室にいたら、こうできるかな？　こうしちゃうんじゃないかな？というところも考えながら見ると、より深く楽しめると思います。

それぞれが生き抜く姿が残っているので、そこを感じていただけたら（大原優乃／雨宮鈴子）

今回、同世代の方と、先生も含めて23人で撮影させてもらっていたんですけど、最初からみんなでこの現場を作っていくっていう空気をすごく感じました。人数が多い分、動きとかも自分1人の動きが誰かに影響することが多かったので、みんなに助けられて耐えられた印象があります。話数が増えていくにつれて、井上さんが演じられてる“ネズ”くんは、抱えているものが、どんどんどん大きくなっていくのが私は目に見えて感じて、それを役として少しでも何かパーツになれたらいいなと思いながらやらせてもらいました。（井上が）叫んでいるところとか、本当にすごいなと思って。一見、死んでしまうとか殺されてしまうという方にフォーカスが当たりがちかもしれないんですが、監禁されている3日間の環境の中で、それぞれが生き抜く姿が残っているので、そこを感じていただけたら。1人でも多くの方に届いたらいいなと思います。

こんなすごい人たちと一緒に画面に映ってんねんぞって自慢したい（笑）（西村拓哉／黒田大輝）

作品自体は怖いお話だったんですけど、撮影している雰囲気は、皆さん和気あいあいと、僕も仲良くしていただきました。（話数が進むに連れ）人は減っていきましたけど、中の話は濃くなっていったので、盛り下がった気はしなかったですね。確かにちょっと寂しかったですけど、皆さんとお食事に行ったりもできたので、そういう意味では楽しかったです。（演じる）黒田くんが大人しい子だったので、僕の1日にしゃべりたい文字数がセリフじゃ足りなくて、だからカットがかかってから文字数を稼いでましたね（笑）。それこそ、たくさんの生徒が死んでいく作品なんですけど、結構、女性の方が死ぬシーンが僕的に印象に残っていて。女性なので体も細いわけじゃないですか。なのに声量とか、アクションとかすごくて勉強になりました。僕は普段、関西で活動しておりますので、関西圏の方たちはBSとかTVerで見られるので、ぜひ関西で応援してくださっている方とか、地元の友達とかに見てもらえたらというふうに思います。こんなすごい人たちと一緒に画面に映ってんねんぞって自慢したいんで（笑）。