君とゆきて咲く～新選組青春録～2024/09/12

記者会見情報

テレビ朝日の連続ドラマ「君とゆきて咲く～新選組青春録～」の記者会見が東映太秦映画村で行われ、ダブル主演を務める前田拳太郎と奥智哉をはじめ、杢代和人、羽谷勝太、柊太朗、庄司浩平、藤岡真威人、阪本奨悟、永田崇人の新選組隊士を演じる9人が登壇。キャストたちは観客が見守る中、剣舞を披露し、前田は「すごく緊張もしていたのですが、僕たちの本気が伝わったんじゃないかな」とあいさつ。奥も「今までで一番ベストなパフォーマンスが見せられたのではないかと思います！」と充実した表情で語った。撮影現場の雰囲気について、前田と奥が「部活みたい」と口をそろえ、休日にはキャスト同士で出掛けているとプライベートの交流も明かした。さらに、新選組隊士キャストが“キミユキ”のアーティスト名で担当するドラマのオープニングテーマとエンディングテーマの一部が公開され、前田と奥がTikTokダンスを披露するなど盛りだくさんの会見となった。

撮影現場は部活みたい（前田拳太郎／鎌切大作）

僕は秘密を抱えたミステリアスなキャラクターで、その秘密が今後の展開で重要になってくるので、ぜひ大作のキャラクターに注目していただけたらと思います。予告で公開されている（奥と）2人で戦っているシーンは、ストーリーにどう関わってくるのかはまだ言えないんですけど、こんなに殺陣やるんだっていうくらい、殺陣の稽古がたくさんありました。撮影が始まる2、3カ月ぐらい前から準備が始まって、長い日だと1日に12時間とか稽古をした日もあったので、すごくいい出来になったんじゃないかな。撮影現場はキャスト同士、世代も近いですし、すごく仲がよくて、和気あいあいとしていて部活みたいです。実際に新選組も若い人たちの集まりなので、こんな感じの雰囲気だったのかなと思いながら、懐かしい青春を取り返しているような気持ちになって撮影しています。僕が演じる大作の衣装のポイントは、何といってもこのストールです。めっちゃ暑いんですけど（笑）、ストールがみんなとの違いだと思うので、ぜひ注目してください。着物のストライプ柄も個性が出ていいなと思っています。

みんなで新しいことに挑戦している作品（奥智哉／深草丘十郎）

（剣舞を披露して）とても緊張しましたが、みんなそろっていい感じだったんじゃないでしょうか。今までで一番いい、ベストなパフォーマンスが見せられたのではないかと思います。剣舞の稽古も部活みたいな空気感でずっとやってきました。みんなで助け合いながら毎日撮影に臨んでいます。僕が演じる丘十郎はズバリ“イノシシ”です。劇中でも丘十郎はイノシシに例えられるのですが、丘十郎の真っすぐな性格をよく表している言葉だと思います。（エンディングテーマの「夢HANABI」は）爽やかさとかわいさを兼ね備えていて、われわれ若手俳優に似合っている曲です（笑）。キャッチーなメロディーで、踊りやすくかわいい振り付けがたくさん入っているので、まねしていただければ。今作は、剣舞や、オープニングとエンディングテーマを役者が歌って踊るなど、さまざまな新しいことに挑戦している作品です。キャスト含め制作スタッフ一同、本当に誠心誠意込めて毎日撮影に臨んでいますので、ぜひお楽しみに！

“キミユキ”の活動で絆が生まれている（杢代和人／松永新之丞）

新之丞は優しさとか愛にあふれるキャラクターなので、劇中でもささいな優しさを見てもらいたいなと思います。（衣装の推しポイントは）何といっても、僕のメンバーカラーは紫ですね。皆さん、紫色のアイテムを持って応援してくれたらなと思います。（腰に）かわいい尻尾が付いていて、これで初対面の方にじゃれてどんどん仲を深めていこうという策略です（笑）。（原因は自分にある。での）グループ活動では杢代和人としていますが、“キミユキ”は役として、そして衣装も相まって、経験したことのない活動です。練習中もみんなで話す機会が多いので絆が生まれていて、それを大切にして、楽しく活動できたらと思います。（自身の青春は）僕はそれこそやっぱりグループ活動ですね。今年5周年になるんですけど、中学生の頃から活動しているので、本当に青春って感じです。

今が一番、青春（羽谷勝太／南無之介）

南無之介は実直な隊士という感じで、すごく真っすぐなタイプ。不器用なんですけど、何でも全力で頑張る隊士です。（オーディションは）めっちゃしんどかったです。でも本当にすごく楽しくて。ただ、“明日は宿舎に残れるか分からない”という生死を懸けた戦いだったので、毎日緊張感もあって、精神的にはすごくきつかったです。最後に南無之介というすてきな役をいただいて、いろんな方がこの役を目指してやってきた思いがあるので、僕の南無之介を見て「こいつでよかったな」と思ってもらえるように頑張っていきたいと思います。（自身の青春は）みんなはどう思っているか分からないですけど、今ですね。今が一番、青春です。でも大学4年生まで12年間野球をやっていて、その野球をやっていた時間も楽しかったですね。

室内の戦いでやりをぶつけちゃいました（柊太朗／原田左之助）

左之助には従来のイメージがあると思いますが、本当にその通りの、裏表がなく、ちょっとおバカな面もあるんですけど、愛くるしいキャラクターになっています。僕1人だけやりを持っているので、室内での戦いでガンガンガンってぶつけちゃったのが印象に残っています。（オーディションは）最初の方はみんな“絶対俺が受かってやる”みたいな、ちょっとトゲトゲした感じで、1日目、2日目は探り合う感じでした。でも3日目に、残っているメンバーで胸の内をさらけ出してゲームをやったりして、ようやく人となりが分かって。最後に集団演技があったんですが、その時はすごくやりやすかったですね。（衣装の推しポイントは）メンバーカラーはオレンジで、何といっても袖がございません。その代わりにバンテージみたいなものが付いていて、あとはネックレスもつけています。（自身の青春は）僕はサッカーをずっとやっていたんですけど、モテましたね。うそです（笑）。でも、ちょっとしたモテエピソードはありました。

自分たちの魅力をより引き出してもらえる役をいただいた（庄司浩平／斎藤一）

斎藤一は黒子ですね。衣装も真っ黒なんですけど、自分から表に出ず、命令が出たら絶対服従で、物事が円滑に進むなら自分の手が汚れるのもいとわないというのが、皆さんが知っている斎藤一の像でもあり、僕が目指しているところでもあります。（オーディションは）毎日ヒリついた環境の中にいました。最終審査では主演のお二人と4人芝居に臨み、勝太くんが南無之介役に決まって、やっぱり彼が南無之介だなと思わせるようなお芝居でキラキラまぶしかったし、この現場でも、ついていきたくなるような大きな背中を見せてくれました。最終的には、僕は斎藤一、柊太朗は原田左之助、上野凱くんは長州藩士役と、自分たちの魅力をより引き出していただけるような人物を当てていただきました。合宿オーディションを通して、僕らをしっかりと見ていただいた結果なのかなと思っています。

新旧両方のオープンセットで撮影できてうれしい（藤岡真威人／沖田総司）

沖田総司は、強さと優しさとはかなさを兼ね備えた隊士です。撮影の最初の頃、僕と拳太郎くんと浩平くんの3人で嵐山の方に行って、「楽しいことしたいね」って言って、手こぎボートに乗りました。僕は一番年下なのでこがされたんですが、僕が汗をかいてこいでいる中、2人はみたらし団子を食べていて。でも、めちゃくちゃ楽しかったなっていうのを言いたかった（笑）。殺陣ももちろん頑張っています。（衣装の推しポイントは）一番特徴的なのが朱色の着物。襟も白くてはかまも白で、赤と白の組み合わせが目立つんじゃないかな。パッと見た時に“あ、沖田だ！”ってすぐ気付いてほしいです。赤は強さの証しです。この会見の会場は新オープンセットですが、オープニングとエンディングは旧オープンセットで撮ったんです。新旧両方のセットで撮影したのは、たぶん僕らが最初で最後だと思うんで、その瞬間に立ち会えて、形に残るのがめちゃくちゃうれしいです。なので、オープニングもエンディングもすごく力が入っているので、楽しんでください。

「テニスの王子様」が青春（阪本奨悟／土方歳三）

演じる土方は鬼だと思います。鬼の副長と呼ばれる理由や背景をドラマの中でもちゃんと描いていただいているので、なぜ土方が鬼になるのか、鬼になって引っ張っていくのかを、ドラマを見て感じ取っていただけたらうれしいです。ダンスや歌って時代劇でやることがないと思うんですが、その練習も一緒にできるので、本当に部活みたいですね。（自身の青春は）僕は14歳の時にミュージカル「テニスの王子様」に初めて出させてもらったんですけど、そこから2年近く参加していたんです。だからその時期は、学校に行くより舞台にスケジュールを割いていたので、本当に青春だったなと思います。ちなみに僕も学生時代、モテました（笑）。

このドラマの山南敬助は新選組のお母さん（永田崇人／山南敬助）

山南敬助はよく新選組の心と言われますけど、今回のドラマでの役回りは新選組のお母さんという感じです。現場の雰囲気は明るい方が楽しいじゃないですか。みんなで切磋琢磨する新選組ですから、そんなふうになればいいなと思っています。みんな本当に和気あいあいとやっていますよ。エンディングはワンカット長回しで撮影したところがあって、みんなのタイミングが合わないとなかなかOKにならないんですけど、そこはこだわりポイントじゃないかな。オープニングとエンディングだけ見ても楽しめるぐらい、すごくいいものができたんじゃないかと思います。（自身の青春は）小学校5年生のバレンタインデー。それまで1回もチョコレートをもらったことがなかったのですが、“今年はどうやらもらえそうだぞ”という雰囲気があって、当日ウキウキして学校に行ったらもらえず、母親に泣きつきました。これが僕のアオハル（笑）。