滅相も無い2024/06/05
番組情報
キャラクター紹介
- 川端(中川大志)
大学生。幼い頃から怒り方が分からず、教祖の小澤に怒り方のアドバイスをもらう。 - 菅谷(染谷将太)
小学生の頃の初恋の女性と偶然の再会を重ねる。 - 松岡(上白石萌歌)
田舎で暮らす女性。アルバイト先のオルゴール記念館で不思議な体験をする。 - 青山(森田想)
両親は日本人だがイギリスで生まれ育った21歳。バレエを習うが辞めさせられた。 - 渡邊(古舘寛治)
司法試験に落ち続け、家族から無心している54歳。 - 真吾(平原テツ)
起業家。SNSビジネスで成功するも、大手ホテルから不当な扱いを受ける。 - 井口(中嶋朋子)
高校時代の恋人だった同級生が行方不明で音信不通になる。 - 岡本(窪田正孝)
小学生の頃、祖母の実家で夢と現実の境が分からなくなる経験をした。 - 小澤(堤真一)
穴を信仰する団体の教祖。
出演者
中川大志/染谷将太/上白石萌歌/森田想/古舘寛治/平原テツ/中嶋朋子/窪田正孝/堤真一 ほか
スタッフ・音楽
監督・脚本:加藤拓也/企画・プロデュース:上浦侑奈/プロデューサー:戸倉亮爾/プロデューサー:林田むつみ
主題歌:クリープハイプ「喉仏」
概要
希代の演出家・加藤拓也×豪華俳優陣による完全オリジナルのSFヒューマンドラマ

希代の演出家・加藤拓也が、演劇と映像を交差させる完全オリジナルのSFヒューマンドラマ。七つの巨大な穴が現れた日本を舞台に、穴を信仰する団体の教祖・小澤(堤真一)の下に集まった男女8人が、穴に入るか悩み、お互いの人生を語り合う。8人の信者には中川大志、染谷将太、上白石萌歌、森田想、古舘寛治、平原テツ、中嶋朋子、窪田正孝が扮し、演劇と映像の手法を合わせて撮影。8人がそれぞれの人生を語る場面では、語り手の人生にまつわる登場人物としてわずか6人のキャストが全話を通して出演。約150役をこなし、セットチェンジ、早着替えも映像内で行うという、リアルタイムでの場面転換を試みる。
記者会見情報

MBS・TBSのドラマイズム「滅相も無い」の第1・2話先行上映と完成披露トークイベントが行われ、出演する中川大志、染谷将太、上白石萌歌、森田想、監督・脚本を務める加藤拓也が登壇した。加藤監督は第67回岸田國士戯曲賞、第30回読売演劇大賞演出家賞部門優秀賞。映像分野でも「きれいのくに」(NHK)で第10回市川森一脚本賞受賞、自身で監督・脚本した映画「ほつれる」(2023年)は、ナント三大陸映画祭で受賞する気鋭のクリエーター。加藤監督は「演劇の手法と映画の手法の両方を使っています。紙芝居やCG、AIも使って、いろんな表現方法を混ぜ合わせて作っています」と製作過程でのこだわりを述べ、「穴が注目されますが、派手な物語ではなく、俳優一人一人、人生のある一部分にフォーカスを当てた物語。地味なお話で深夜に見るにはぴったりの作品になっていますので、いろんなお話を最後まで味わいながら見ていただけたらと思います」とアピールした。
芝居がうまい人しかいないので、現場ではドキドキしていた(中川大志/川端)

いよいよスタートということで、ドキドキしています。今回脚本を読ませていただいて、現実世界に突如穴が現れるという、リアルと非現実が隣り合わせにある監督の世界観が本当に好きです。演劇と映像をミックスした手法で撮影していくということで、現場に入るまで想像できていない部分が多かったので、撮影に入るのが楽しみでした。演劇的な撮り方、作り方をしているシーンもあるので、一発に懸ける集中力というか、同じ時間軸でキャスト・スタッフが一斉に集中して撮影したテークがたくさんある。それはしびれましたね。すごく面白い作品です。皆さん芝居がうまい人しかいないので、現場ではドキドキしていましたが、加藤さんが紡ぐ言葉や世界観を自分で解釈して落とし込んでやらせていただきました。未知なる新たなエンターテインメントを作っているという気がして、刺激的な時間でした。とにかく面白いので、楽しみに見ていただけたらと思います。
よくしゃべる役柄で不安も(染谷将太/菅谷)

(演じる菅谷について)本読みの時に「ずるい男だけど、ある種の一番普通の人間」と監督がおっしゃられて、それでしっくりきました。ほかの役者さんに「今、加藤さんの作品に出ている」と言ったら「よくしゃべるでしょ」と言われたぐらい、むちゃくちゃしゃべる役柄で、演劇の経験が薄いのもあって不安でした。虚構と現実の微妙な距離感がしっかり描かれていて、虚構性がしっかりあるからものすごく現実的に迫ってくる。そんな不思議な作品だと思いました。なかなか感じたことのない体験ができると思います。たくさんの方に見ていただけたら幸せです。
夢の加藤組に参加できてうれしい(上白石萌歌/松岡)

舞台を拝見してきて、加藤さんの作品には“加藤語”というのがあると思っていて。例えば、普通にしゃべっていると「あの、えっとなんだっけ?」とか言うと思うんですが、そういう日常的な会話のエッセンスがセリフに入っていたり、普通にしゃべっている時にかんじゃう部分も脚本に落とし込まれたりしています。そのせいか、今回はセリフを覚えるのに普段より時間がかかりましたが、セリフとして発すると登場人物に寄ったセリフになっていくので、これが加藤さんの世界観なんだなと思いました。第1、2話を見て、今まで見たことのないような作品になっていて、映像の中で場面転換をするところがあったり、見ていて1秒も飽きなくて、まだまだこの世界にいたいなという気持ちになりました。夢の加藤組に参加できたことをうれしく思いますし、たくさんいる魅力的なキャストの皆さんと一つの作品を作れることを幸せに思いました。4月は新しい生活や新しい出会いがある中で、心が揺れたりする瞬間が多いと思いますが、深夜の誰にも邪魔されない時間に、加藤さんの現実と非現実を行ったり来たりする、とても居心地がいい、でも危ういみたいな時間に身をゆだねてほしいなと思います。
監督が“間”の演出にこだわってくれたのが印象的(森田想/青山)

特殊な物語の魅力について、周りの方に説明しても分かってもらえなかったのですが、見ていただけたら面白さが分かる素晴らしいドラマです。バレエに挑戦して作品に臨むことも楽しい過程でした。皆さんと違って私の役はしゃべらない役柄ですが、監督がしゃべらない“間”の演出もこだわってくださったことが印象深いです。こんなに大きなキャストの皆さんの中に入って作品に参加できたことがうれしかったですし、全部が新鮮で先鋭的で尖った、でも心のどこかに着地するような作品になっていて、必ず楽しんでいただけると思います。1日の終わりにこうしたエンタメを楽しんでもらえたらうれしいです。
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