連続テレビ小説「虎に翼」2024/09/29
番組情報
キャラクター紹介
- 猪爪寅子(伊藤沙莉)
大正3(1914)年、五黄の寅年に生まれ、寅子(ともこ)と名付けられる。女学校の卒業を迎えた年、見合い結婚を勧める母親を振り切って、女性に法律を教える日本で唯一の学校・明律大学への入学を決意。やがて日本初の女性弁護士となり、後に裁判官となる。世間知らずで自信家のところもあるが、すべてに全力。あだ名は“トラコ”。 - 猪爪はる(石田ゆり子)
寅子の母。料理と整理整頓が得意で、猪爪家の家計も家事も完璧に管理するしっかり者。常に現実的で、寅子には早く結婚してほしいと思っており、夢を語る寅子に厳しいアドバイスをすることも。末っ子の直明にだけは甘い。 - 猪爪直言(岡部たかし)
寅子の父。銀行に勤め、3人の子どもの父として猪爪家を支える。大抵のことは笑って許してくれる優しい父だが、妻のはるには頭が上がらない。法律を学びたい寅子の夢を応援する。 - 佐田優三(仲野太賀)
猪爪家に下宿している書生。早くに両親を亡くし、弁護士だった父に憧れて大学に通うが、高等試験(現在の司法試験)にはなかなか合格できずにいる。昼は銀行で働き、夜は大学で勉学に励んでいる。 - 花岡悟(岩田剛典)
明律大学・法学部の学生。社交的で学生たちの中心的な存在。女子部卒の学生たちにも心を開き、寅子たちと行動を共にする。女性から大人気で、寅子にとっても気になる存在。 - 桂場等一郎(松山ケンイチ)
司法の独立を重んじる気鋭の裁判官。堅物で腹の内を決して見せないため、つかみきれないところがある。寅子に対して、女性が法律を学ぶことに疑問を呈する。「法の世界」の手ごわい先輩だが、実は甘党。 - 穂高重親(小林薫)
高名な法学者。女子教育に熱心で、明律大学女子部の立ち上げに尽力し、教べんをとる。おおらかで何事にも動じないが、ひょうひょうとしておちゃめな一面も持つ。「法の世界」における寅子にとっての「生涯の師」。
出演者
伊藤沙莉/石田ゆり子/岡部たかし/仲野太賀/岩田剛典/松山ケンイチ/小林薫 ほか
スタッフ・音楽
作:吉田恵里香/演出:梛川善郎/演出:安藤大佑/演出:橋本万葉/制作統括:尾崎裕和/プロデューサー:石澤かおる/プロデューサー:舟橋哲男/プロデューサー:徳田祥子
主題歌:米津玄師「さよーならまたいつか!」
概要
伊藤沙莉が演じる日本初の女性弁護士と仲間たちのリーガルエンターテインメント
日本初の女性弁護士の1人・三淵嘉子さんをモデルに、激動の時代を生きた1人の女性法曹とその仲間たちの波瀾万丈の物語を吉田恵里香が紡ぐリーガルエンターテインメント。伊藤沙莉が主演を務め、日本初の女性弁護士で後に裁判官となる猪爪寅子を演じる。寅子は道なき道を切り開き、迷える子どもや追いつめられた女性たちを救っていく。寅子の母・はるを石田ゆり子、父・直言を岡部たかし、猪爪家に下宿している書生・佐田優三を仲野太賀が演じるほか、法を学ぶ寅子が通う明律大学の仲間として岩田剛典らが出演。法の世界の手ごわい先輩・桂場等一郎役を松山ケンイチ、寅子にとっての生涯の師・穂高重親役を小林薫が務める。
記者会見情報
NHK総合ほかで放送の連続テレビ小説「虎に翼」の会見が行われ、ヒロイン・猪爪寅子を演じる伊藤沙莉のほか、寅子の両親役を務める石田ゆり子、岡部たかしが出席した。第1週を見た感想を問われた伊藤は、「本当にテンポがよくて、猪爪家の楽しい雰囲気も伝わってきて、いい出だしというか、すごく気持ちのいいスタートが切れたんじゃないかと思いました。そして第2週目に向けて、法律と出合うっていうところも含めて、今後がより楽しみだなと思えたので、すごくうれしかったです」と手応えを感じた様子。石田は「沙莉ちゃんが演じる寅子がチャーミングでかわいくて。毎日のように撮影しているのですが、彼女のお母さん役をできることがとても幸せです。法律をテーマにしている朝ドラというのは珍しいですし、新鮮な切り口でいろんな方に楽しんでいただけると思います」と自信を見せた。
寅子の「はて?」という気持ちに共感(伊藤沙莉/猪爪寅子)
撮影を進める中で、最初は「これでいいのかな?」と不安に思うこともありましたが、第1週を見た後、「面白い! これで進めばいいんだ」とあらためて自信を持つことができました。放送が始まり、さまざまな反応が寄せられることを考えると緊張しますが、それもまた自分を奮い立たせる原動力になると感じています。(両親役の2人について)撮影を通じて、お二人から本当に愛情深く支えられていると感じていて、伸び伸び演じさせてもらっています。お二人の自然なやりとりを見ながら、この2人の子どもだったら温かく幸せに暮らせるだろうなと思えて、本当の自分の両親のような気持ちで演じています。現代では当たり前に感じることも、設定上の時代背景ではそうではなく、「なぜそうなの?」という疑問が生じます。その気持ちを寅子は「はて?」というセリフで表現しているのですが、それはまさに現代的な反応で、私自身も寅子の「はて?」(疑問)にとても共感しています。第1話の放送時には、SNSを開いて「#虎に翼」で検索しながら、テレビの前で待機します。放送を見届けた後は、ある程度エゴサ(エゴサ―チ)して、その後リハーサルに向かいます。
食卓を囲むシーンを何度も撮影して、本当の家族みたいに(石田ゆり子/猪爪はる)
暑い夏の終わりに撮影がスタートし、いよいよ放送が始まる今は、まさにわが子を世に送り出すような気持ちです。これまでこんなに長いスパンで撮影する作品に携わったことがなくて、朝ドラの歴史を感じています。ドラマは法律を扱っていて、現代の日本にもマッチしていると思います。変わりゆくこの時代に、どのように受け止められるかが楽しみです。家族で一緒にご飯を食べるシーンが多くて、そのたびにご飯がものすごくおいしいんです。私が演じるはるさんが作った設定になっているんですが、実際にはもちろん(スタッフに)作っていただいていて(笑)。そんなおいしいご飯を一緒に食べるシーンを何度も撮影しているうちに、本当に家族みたいな感じになってきたんです。それがすごく印象に残っています。沙莉ちゃんは、夢と希望が詰まった弾むボールのような存在。彼女から直球で投げられるエネルギーが、周りをポジティブに変えていく力を持っています。私も彼女からたくさんの力をもらいました。これまで演じてきた母親役の中でも、一番厳しい母親を演じていますが、沙莉ちゃんと岡部さんとのシーンを演じる中で、自然と役柄が出来上がっていて、幸せな時間をたくさん過ごさせていただきました。
アドリブがいい雰囲気をつくっている(岡部たかし/猪爪直言)
冒頭、寅子が河原で憲法14条を読んでいるシーンから始まるんです。後ろ姿で表情は見えないのですが、自分が出演しているからなのか、すでにグッとくるものがあって。表情は見えなくても寅子が闘ってきたもの、信じてきたものが見えるというか。そこからつながる尾野真千子さんのナレーションも素晴らしくて、冒頭から心をつかまれました。僕ら、割とアドリブでやっているところがあって、それがすごくいい雰囲気をつくっていたんですよ。カットされることもあるんですけど、そのアドリブが生んだ化学反応みたいなものが、撮影現場全体を和ませていた気がします。お互いを信じて演じることができたのは、そういう部分が大きいんじゃないかなと思います。僕もご飯のことを言うと、これまでちゃんとお箸の持ち方を習ってこなかったんですが、ゆり子さんに、この年になって初めてちゃんとした箸の持ち方を教えてもらって、とても幸せでした。初回のオンエアがある夜は、笑福亭鶴瓶さんの「鶴瓶の家族に乾杯」(NHK総合)にも出演しているので、勝手に“たかし祭り”って言っているんです。なので、祭りにふさわしい格好をして、テレビの前に1日いたいと思います。
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