BS時代劇「あきない世傳 金と銀」2024/02/03
番組情報
キャラクター紹介
- 幸(小芝風花)
学者の父と10歳年上の兄の影響で、幼少より学問に強く興味を抱く。9歳の時に兄と父が相次いで死去したため、大坂天満の呉服商「五鈴屋」に女衆(おなごし)として奉公に出される。以後、商いに興味を持ち、丁稚の手習いをのぞき見しながら「商売往来」を学ぶうちに、番頭の治兵衛からその才を絶賛される。 - 智蔵(松本怜生)
「五鈴屋」の三男。読書好きで商いに身が入らないが、幸が好奇心から商いを学びたい気持ちをわがことのように後押しする。ある日、物語を書いていることが兄の惣次にばれて、店を追い出される。 - 惣次(加藤シゲアキ)
「五鈴屋」の次男。三兄弟の中で唯一商いの才能に恵まれた人物だが、その厳しい発言に、丁稚、手代、女衆までも恐れる存在。働かない兄・徳兵衛とは犬猿の仲。大坂一の商人伏見屋への婿入りの話が舞い込む。 - 四代目徳兵衛(渡辺大)
「五鈴屋」の現店主。商いから逃げるように放蕩の限りを尽くし、「アホぼん」と言われている。せっかく嫁いできた船場の大店の娘・菊栄にも逃げられ、持参金35両を使い込んだことによって、幸の運命が変わってくる。 - 富久(高島礼子)
2代目徳兵衛の妻。3代目の息子夫婦が早逝したため、その息子たちである三兄弟を育ててきた。店では「お家さん(おえさん)」と呼ばれる。治兵衛から4代目徳兵衛の後添えの話を聞いた時は反対だったが、幸の商才と人柄を買い、「五鈴屋」の未来を託す。 - 治兵衛(舘ひろし)
「五鈴屋」の番頭。2代目から4代目徳兵衛まで仕え、「五鈴屋の要石」と呼ばれる。大坂一といわれる船場の伏見屋から引き抜きの話が合ったほどの人物。幸の商いの才に気付き、商いの手ほどきを施す。放蕩を繰り返す徳兵衛を改心させるため、幸を後添えにして「五鈴屋」を立て直そうとする。
出演者
小芝風花/松本怜生/加藤シゲアキ/渡辺大/高島礼子/舘ひろし ほか
スタッフ・音楽
原作:高田郁/脚本:山本むつみ/演出:田中健二/演出:船谷純矢/演出:岡野宏信/演出:中野亮平/制作統括:山本敏彦/制作統括:柳川強
概要
小芝風花主演×高田郁原作×山本むつみ脚本でおくる人情時代劇
汗をかき、知恵を絞って商いを成功させる庶民の姿を、江戸時代中期の多彩な風俗を絡めつつ明るく生き生きとしたタッチで描く時代劇。主演を務めるのは小芝風花。原作は高田郁の最新シリーズで、脚本を「ゲゲゲの女房」「八重の桜」「小吉の女房」(すべて同局)の山本むつみが手掛ける。大阪の呉服屋に女中奉公に入った幸(小芝)は、さまざまな苦難にぶつかるたび、己の知恵と周りの教えに助けられ、女衆(おなごし)から御寮(ごりょん)さん、そして女主人へと登りつめていく。そんな主人公を支える共演者には、松本怜生、加藤シゲアキ、渡辺大、朝倉あき、八嶋智人、萬田久子、高島礼子、舘ひろしら多彩なキャストが顔をそろえる。
記者会見情報
NHK BS・NHK BSプレミアム4Kで放送のBS時代劇「あきない世傳 金と銀」の取材会が行われ、主演の小芝風花と共演の松本怜生、脚本を手掛ける山本むつみ、演出の田中健二が出席した。同作は、「みをつくし料理帖」の高田郁による同名小説が原作。大阪の呉服屋「五鈴屋」に奉公に出された幸(小芝)が、己の知恵と周りの教えに助けられながら商いの道を通して人生を切り開いていく姿を描く。脚本家の山本は「展開を早くして43分間を飽きさせないような“飽きない商いドラマ”にしています(笑)」と、大阪が舞台のドラマにちなんだコメントをし、「原作の中にちりばめられている、商いの知恵と知識や“商いの心”のようなものを、うまく表現できるように考えながら書かせていただきました」と制作秘話を明かした。小芝も「一瞬で読み終わるくらい面白くて、続きが見たくなる作品」と太鼓判を押した。
幸は気になったことに一直線で知識欲の強い女性だけど親しみやすいキャラクター(小芝風花/幸)
幸は、知らないことはどんどん知りたいという知識欲が強い女性。この時代は女性が商いとか学を身につけることに対して否定的で、男性よりも下に見られる。そんな、「女衆(おなごし)は一生鍋の底を磨いて終わる」と言われていた時代に、幸は奉公人だったにもかかわらず、怒られても気になったことに一直線。しかも、分かったら終わりじゃなくて、どうやったらもっと大きな商いにつながるんだろうと知恵を絞るんです。原作では、頭の中でグルグルと考えて言葉に出すことが少ないんですけど、ドラマでは(脚本の)山本先生が親しみやすいキャラクターに変えてくださったので、表情も豊かで思っていることがポロッと出て周りを驚かせたりします。商人が覚えていたら生涯困らないと言われている「商売往来」という本みたいなものがあって、幸は小さい頃から盗み聞きしていたのでそれを丸暗記しているんです。私もそれを覚えたので、着物の名前は分かるんですけど、実際の反物と結びつかなくて。毎回、「これはちりめんですか?」なんて確認しながら、衣装を着せてもらっています(笑)。
小芝さんはいるだけで安心感がすごい。現場を和ませてくれて毎日感動しています!(松本怜生/智蔵)
暗いシーンが続いても、台本では智蔵のくだりに毎回「笑顔」と書かれています。そこは「五鈴屋」にとって智蔵が重要な存在で、幸が智蔵に心を開いたのもその部分なのかなと。でも笑顔ばかりでも駄目で、表情の管理が難しくて、安心できる人間像をつくるのに苦戦しました。時代劇は初めてで、姿勢をよくするのにも苦労しました。自分では分からないけど、外から見たらできていなくて、ありがたいことに細かくアドバイスをしてくださって、所作の先生に座るたびに腰を「グイッ」と押されて…。「やっと板についてきたね」と言われますけど、今でもやっぱり頭の片隅には「姿勢、姿勢、姿勢」という文字が浮かびます(笑)。小芝さんは、いるだけで安心感がすごいんです。僕は、撮影の前に細かいことで緊張しちゃうんですけど、現場に入った瞬間に小芝さんが、ほかの演者の方たちと会話をしているところでも話を振ってくれたり、写真を撮る時に「おいでよ!」と呼んでくれたり、目を見て話してくれるので、本当に毎日助けられてるなって。それは、たぶんみんなが感じていると思うんです。現場を和ませてくれて毎日感動しています!
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