大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」2025/03/24
番組情報
あらすじ(第13回 3月30日放送)

蔦重(横浜流星)は同じ茶屋で働く留四郎(水沢林太郎)から鱗形屋(片岡愛之助)が再び偽板の罪で捕まったと聞く。鱗形屋がためたつけの証文が鳥山検校(市原隼人)を頭とする金貸しの「座頭」に流れ、取り立てに追い詰められた手代が偽板で金を工面していたのだ。江戸城内でも、旗本の娘が借金のかたに売られていることが問題視され、意次(渡辺謙)は座頭金の実情を探るよう旗本の長谷川平蔵宣以(中村隼人)に命じる。
キャラクター紹介
- 蔦屋重三郎(横浜流星)
江戸郊外の吉原の貧しい庶民の家に生まれ、幼くして両親と生き別れ、引手茶屋の養子になる。血のつながりをこえた人のつながりの中で育まれ、貸本屋から身を興して、書籍の編集・出版業を始めることに。朋誠堂喜三二などの文化人と交流を重ね、「黄表紙本」という挿絵をふんだんに使った書籍でヒット作を次々と連発。33歳で“江戸のシリコンバレー”こと、日本橋通油町に店を構えることになり、“江戸の出版王”へと成り上がる。 - 田沼意次(渡辺謙)
自らの才能と実行力で、足軽出身の出自から遠江相良藩(今の静岡県牧之原市)の五万七千石の大名に上り詰めた。米による幕府の財政運営に限界を覚え、金を動かしてこそ“経済がまわる”商業重視の政策に方針を大転換。商人を中心に江戸は好景気に沸く。また印旛沼の干拓、蝦夷地の開発、優秀な人材を幕政に積極的に登用し、“新しい日本”を創り始める。 - 喜多川歌麿(染谷将太)
幼い頃、絵師・鳥山石燕の下で絵を学び、その後、蔦重と出会う。蔦重が洒落(しゃれ)本、黄表紙、狂歌本と次々と新たな出版物を手掛けていく中で、挿絵の仕事などを任され、自らの画力を磨いていく。やがて寛政の改革で時代が変わると、蔦重と浮世絵の美人画を仕掛け、その才能を一気に開花させる。美人画は江戸で大評判となり、人気絵師の地位を確立していく。 - 田沼意知(宮沢氷魚)
意次の嫡男。田沼権勢の象徴として、若くして若年寄に昇進。異例の出世を遂げる意次が着々と実行してきた改革を、より推進し、政治的手腕を発揮、蝦夷開発にも積極的に携わっていく。また、江戸の町をたびたび見聞するなど好奇心旺盛な一面も持つ。意次の正統な後継者と思われていた矢先、江戸城内で予期せぬ事件に巻き込まれてしまう。 - 鱗形屋孫兵衛(片岡愛之助)
大人向けの絵本・黄表紙「金々先生栄花夢」で黄表紙のパイオニアとなった江戸を代表する日本橋(今の中央区)や深川(今の江東区)の地本問屋のあるじ。蔦重に初めて本格的な本づくりの仕事を任せるなど、商売の基礎を指南する。やがて蔦重が本格的に本屋業に乗り出すと一転、ライバル関係となり、激しい争いを繰り広げていく。
出演者
横浜流星/渡辺謙/染谷将太/宮沢氷魚/片岡愛之助 ほか
スタッフ・音楽
作:森下佳子/演出:大原拓/演出:深川貴志/演出:小谷高義/演出:新田真三/演出:大島慧介/制作統括:藤並英樹/制作統括:石村将太/プロデューサー:松田恭典/プロデューサー:藤原敬久/プロデューサー:積田有希
横浜流星が“江戸のメディア王”蔦重に! 笑いと涙と謎に満ちた痛快エンタメ描く

親なし、金なし、画才なし…ないない尽くしの生まれから“江戸のメディア王”として時代の寵児(ちょうじ)になった快男児“蔦重”こと蔦屋重三郎の波乱万丈の生涯を森下佳子が描く。主人公・蔦重役を演じるのは横浜流星。そのほか、蔦重の人生に大きな影響を与えた田沼意次役を渡辺謙が、喜多川歌麿役を染谷将太が、田沼意知役を宮沢氷魚が、鱗形屋孫兵衛役を片岡愛之助が演じる。
記者会見情報

2025年1月5日にNHK総合ほかでスタートする横浜流星主演の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の第1回試写会が開かれ、横浜、脚本家の森下佳子氏、演出家の大原拓氏、制作統括の藤並英樹氏が登壇した。大原監督は「横浜さんはかっこいいイメージが強かったのですが、今回はかわいらしさも出ています。蔦屋重三郎は明るさで自然と人を引き寄せる存在。横浜さんの笑顔には元気をもらえる力があり、理想の姿が表現されています」とその演技を絶賛。森下氏も「パワフルで頭が良く、成り上がりながらも愛される蔦屋重三郎は私の憧れ。横浜さんが演じることで、好きになりすぎてしまいそうな危険な状態です(笑)」と魅力を強調した。両者の称賛コメントに横浜は、「感動しています。僕自身は森下さんの作る世界、大原さんの演出のもと全力で演じているだけですが、方向性に確信が持てました。このまま突き進んでいこうと思います」と意気込みを見せた。
自分にとっては挑戦の連続。全力で撮影に臨んでいます!(横浜流星/蔦屋重三郎)

撮影中から新たな大河ドラマが生まれる予感がありましたが、完成した作品を見て確信しました。合戦はありませんが、商売を巡る戦いや人間ドラマがスピーディーに展開し、痛快なエンターテインメント作品になっています。蔦屋重三郎はあまり知られていない人物だからこそ、先入観なく楽しんでいただけると思いますし、町人という立場から視聴者にとっても身近に感じられ、共感してもらえるキャラクターだと感じています。自分にとっては挑戦の連続です。NHK作品への出演も大河ドラマも初めてで、触れたことのない世界観とキャラクターに向き合う壁の高さを実感しましたが、キャスト、スタッフ一同、全力で撮影に臨んでいます。地口(言葉遊び)を言うシーンでは、いかに自然に蔦屋の言葉として表現するか苦労しました。特に独り言の言い回しは難しかったですが、良い形に仕上がったと思います。最近は映画の仕事が多かった中で、ドラマならではの限られた時間の中でもこだわりを持ち、妥協せず取り組むことを大切にしています。現場では声を張り上げるタイプではありませんが、自分の姿勢を見て「横浜が頑張っているから自分も頑張ろう」と思ってもらえたらうれしいです。
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