オクラ~迷宮入り事件捜査~2024/11/20
番組情報
あらすじ(第8回 11月26日放送)
千寿(反町隆史)と利己(杉野遥亮)、倫子(白石麻衣)は未解決事件ファイルから「2024.12 首都爆破テロ事件」と翌月のタイトルがついた情報を発見。10年前の「警察官連続殺人事件」の実行犯と警察の関与を疑う。愁(観月ありさ)らも合流する中、利己に加勢(中村俊介)殺害の実行犯・門真(山中聡)が自殺したとの連絡が入った。利己と千寿、倫子は、取調室にいた門真が、志熊(有澤樟太郎)の前で服毒したと聞き…。
キャラクター紹介
- 飛鷹千寿(反町隆史)
元警視庁捜査一課強行犯係のエース。洞察力に長けて機転が利く有能な刑事だったが、ある事件をきっかけに特命捜査情報管理室、通称・オクラに異動することに。昔は熱血漢だったが、今は愚痴とボヤキが止まらず、「捜査に行ってくる」と外出しては、喫茶店でサボっている。思いやりと人情にあふれた優しい性格。10年前に起きた警察官連続殺人事件で大切な同僚を失った過去を持ち、未解決のままのこの事件を今も追い続けている。 - 不破利己(杉野遥亮)
インテリで有能な刑事だったが、ある理由でオクラに異動。これまでの未解決事件は全て頭にインプットされている頭脳派。理屈っぽく、人の発言や行動の揚げ足を取りがち。自らの感情は表に出さず、他人の感情には無頓着。タイムパフォーマンス重視で省エネに動くため、千寿からはロボット扱いされているが、実は自らの正義に強いこだわりを持っている。 - 結城倫子(白石麻衣)
オクラ所属の女性刑事。元ヤンキーで、気もけんかも強い。オクラの前に所属していた“組対”(組織犯罪対策部)では、ヤクザ30人を組ごと病院送りにしたと警視庁内でうわさになっている。度々ぶつかる千寿と利己の間に入り、仲を取り持つことに。10年前に殉職した、千寿の元同僚・結城真一の娘。 - 吉岡雷(前田旺志郎)
オクラのメンバーで、サイバー犯罪対策課で活躍していたハッカー。天才的なハッキング技術を武器にしていたが、庁内のあるサーバーへ忍び込んだことでオクラ行きに。ゲームが大好き。 - 牧原祈里(青木さやか)
オクラに所属する刑事。毎日定時になると帰宅する主婦だが、元公安のため警視庁職員の個人情報を調べることが得意。不可解な異動でオクラにやって来た利己の過去を調べようとしている。 - 幾多学(橋本じゅん)
オクラのメンバーで室長。物腰が柔らかい。室長という肩書ではあるが、度重なるギャンブルが原因でオクラに異動してきたギャンブル狂い。 - 鷲沢泰造(宇梶剛士)
オクラのメンバーで定年間際の温厚な老刑事。昔は名刑事として活躍していたが、現在は3分しか稼働できない。部署内ではほぼ寝ているか寝ぼけている。
出演者
反町隆史/杉野遥亮/白石麻衣/前田旺志郎/青木さやか/橋本じゅん/宇梶剛士 ほか
スタッフ・音楽
脚本:武藤将吾/演出:柳沢凌介/プロデューサー:足立遼太朗
主題歌:Kroi「Jewel」
W主演の反町隆史と杉野遥亮がバディに! お蔵入りの事件に挑む刑事役
反町隆史と杉野遥亮がダブル主演。実質“お蔵入り”してしまった未解決事件を追う部署、通称“オクラ”に所属する刑事たちが難事件に挑む姿を描く。人情に厚く“捜査は足で稼ぐ”がモットーの昭和の刑事・飛鷹千寿(反町)と、クールでタイムパフォーマンス重視の省エネな令和の刑事・不破利己(杉野)が、時に知的に、時に体当たりで捜査を進めていくことで、事件関係者の止まっていた時間が再び動き出す。警視庁内のはみ出し者たちが集うオクラに強烈なキャラクターたちがそろい、お蔵入り事件を解決していく。
記者会見情報
フジテレビ系の連続ドラマ「オクラ~迷宮入り事件捜査~」の制作発表会見が行われ、ダブル主演の反町隆史と杉野遥亮、共演者らが登壇した。同作は、人情深い昭和刑事・飛鷹千寿(反町)とクールな令和刑事・不破利己(杉野)がバディ組んで、迷宮入り寸前の実質“オクラ(お蔵入り)”状態な事件に挑むヒューマンミステリーエンターテインメント。フジテレビ制作の連ドラ主演が約20年ぶりとなる反町は、初共演となる杉野との初めての撮影が“手錠をかけられるシーン”だったとのこと。当の杉野は「緊張もしますし扱いにも慣れていないので、手錠をかけるのは本当に嫌で…」と苦笑い。「20回くらい撮影を繰り返したのですが、反町さんの手首が手錠の跡だらけになってしまって…。だけど、何も言わずにいてくださって本当に優しかったです」と回顧。反町からは上手な手錠のかけ方も教わったそうで、まさに刑事の先輩後輩の姿を体現していた。
杉野くんから手錠をかけられるシーンは本物を使っているので、実は結構痛かったです(反町隆史/飛鷹千寿)
すごく盛りだくさんの内容を詰め込んでいるので、実際どういう形になるのか僕たちもやってみないと分からなかったところもありましたが、素晴らしいキャストと素晴らしい監督のおかげでうまくまとまったなと思っています。クランクインして初めてのシーンが、杉野くんから手錠をかけられるシーンでした。鉄でできている本物の手錠を使っているので、本当は結構痛かったのですが、最初から痛いと言えないので黙っていました。宇梶さんとは25年前に、映画「GTO」(1999年)で共演して、北海道ロケも一緒でした。実は、その前に、TBS系のドラマ「未成年」(95年)でも宇梶さんと一緒だったんです。野島伸司さんの脚本で、僕は19歳の時だったので、30年以上前ですね。宇梶さん、昔はものすごく怖かったですけどね(笑)。観月さんとは初共演。観月さんが出演されているドラマはよく見ていたので、今回は元妻役を演じていただき、ものすごくうれしくいです。現場に入ってお互いの演技を初めて見たら、芝居とかではなく昔から知っている雰囲気が出ているなと思ったので、すごく良かったです。
手錠をかけるシーンは、気付いたら反町さんの手首が跡だらけになっていて…(杉野遥亮/不破利己)
特報映像には初めて見るシーンがいっぱいで、主題歌や劇伴も入っていて、ドキドキしながら見ました。手錠をかけるのは初めてなので、緊張しました。刑事役に慣れていなくて分からない部分もたくさんある中で、反町さんに手錠をかけるのは嫌だなと思っていたんです。実際、テストを含めて10~20回くらいやったのですが、かけ方も不慣れなのでたたきつけてしまったこともあって、気付いたら反町さんの手首が跡だらけになっていて…。反町さん、我慢してくれていて優しいなと思いました。初めての刑事役でまだまだこれからですし、自分なりに勉強していきたいです。だんだん、オクラ内でのシーンが増えてきて、メンバー同士の掛け合いや癖の強い部分だったり、一人一人の細かいところとかで笑ってしまう時間が増えています。みんなでロケをする機会も増えてきて、いいロケーションだな、みんな楽しそうだなと思いながら、自分もその中にいさせてもらいました。この前のドラマ「マウンテンドクター」(2024年)で平山さんと共演して、またこの作品でもご一緒できると知ってうれしかったです。今回、さらにマッチョになっていてびっくりしました。
元ヤンの刑事ですが、お仕事には結構真っすぐで真面目な性格です(白石麻衣/結城倫子)
このドラマは本当に面白そうだなと純粋に思いました。結構笑えるポイントもたくさんありますね。私が演じる倫子は、元ヤンキーという過去があるので、言葉遣いが少し乱暴だったり、当たりが強かったりするところがあります。でも、お仕事には結構真っすぐで真面目な性格です。最初は、元ヤンというキャラクターにとらわれすぎて、インターネットで元ヤンについてたくさん検索して、どう役作りをしようかと悩みました。いざ、撮影が始まったら、そこまでヤンキーでもなかったです。元ヤン精神を秘めているというか、普段はそうでもないですが、気持ちが強いという感じです。橋本さんとは、テレビ朝日のドラマ「漂着者」(21年)以来3年ぶりの共演です。前回ご一緒させていただいた時は新聞社の上司と部下でした。今回も上司と部下ですけど、倫子の性格が結構強いので、「漂着者」の時とは少し2人の関係性が変わりました。今回は、部下の方が強めのカジュアルな関係です。
天才ハッカー役なので、撮影に入る前にタイピングの練習をしました(前田旺志郎/吉岡雷)
天才ハッカー役ということで、撮影に入る前にタイピングの練習をしました。大学に通っていた時もパソコンを使っていたので、割と得意だと思っていましたが、ちゃんとしたやり方ではなかったみたい。効率のいいタイピングの仕方を知ったら、いかに今まで自分が自己流で適当にパソコンを打っていたのかというのを、身に染みて感じました。高速タイピングのコツとか手の置き方とか、どの指でアルファベットを打つのかとか、習得してドラマ本編でも生かせたらいいな。反町さんの、現場での立ち居振る舞いが、天真らんまんというか、本当に千住さんがいるみたいで、ずっとおちゃらけてくれているので、僕ら若手でもリラックスして現場にいることができて感謝しています。撮影現場に昔のゲーム機があるんですけど、みんなでグループショットを撮る時に「反町さんがいない」となったら、そのゲームを反町さんがやっていて。「俺ここにいる。ごめんごめん」って、来るのがちょっと遅れてました(笑)。そういうゆるい瞬間とかもたくさんあるのでリラックスできて、雰囲気がどんどん良くなって、日を追うごとに一体感が出てきているんだなと感じています。
「ビーチボーイズ」を反町さんと一緒に見たんですよ。解説付きでぜいたくでした(青木さやか/牧原祈里)
元公安の主婦刑事の役です。公安と聞くと、何にも動じないという印象がありますけれども、私自身はとてもあたふたする人間。今回もリハーサルの時とかにあたふたしてしまったのですが、反町さんがお話しになると緊張感がほぐれていくような感じがします。若い頃に見ていたドラマの話を、反町さんと宇梶さんが前室でしているのを聞くのが楽しくて…。先日は「ビーチボーイズ」(97年、フジテレビ系)を、前室で反町さんと一緒に見たんですよ。解説付きでね。あれはちょっと興奮しましたし、ぜいたくでした。あんなに大勢でテレビを集中して見るというのは、すごく久しぶりでした。橋本さんとは舞台で共演していて、私にとって頼もしい先輩です。今回、橋本さんはオクラの中で一番上の室長という役ですが、本番中もそうですし、前室でもじゅんさんがきっかけでいろいろな話をする機会をいただくので、頼りになります。
僕も、長きにわたって反町さんの作品を見てきた、いち視聴者です(橋本じゅん/幾多学)
温厚だけどギャンブル狂いという設定の役ですが、本当にギャンブルをやっていたら室長としていられないと思います。だから、捜査とか正義の下に犯人を逮捕できるかどうかというところに精神性を持っていきたいなと。でも、台本がどんどん変わっていくので、これからどうなるのか楽しみです。白石さんの元ヤン姿は、ありだなと思いました。すごく新鮮ですし、お茶の間にも新しい白石さんが飛び出ていくのではと思います。期待していただいていいと思いますよ。前田くんとはTBSのドラマ「MIU404」(20年)で、最初は刑事と犯人グループ(の1人)という関係でしたが、刑事と刑事という間柄になって、上映中の映画「ラストマイル」に一緒に出ているんですけど、今回もまた刑事役で共演することになって面白いなと思います。ここにいるほとんどの方と共演経験があるとはいえ、僕にとっては皆さんテレビの中にいる方々というイメージが強いです。先日、反町さんに顔を近づけて、捜査に行く許可をもらうシーンがあったのですが、その時に「うわぁ、反町さんって本当にいるんだなぁ」と思いました(笑)。僕も、長きにわたって反町さんの作品を見てきた、いち視聴者です。
若い頃の反町さんはキラキラで、ジェームス・ディーンの映画を見ている感じでした(宇梶剛士/鷲沢泰造)
僕が扮(ふん)する鷲沢泰造という男は、寝てばかりの単なる年寄りです(笑)。反町さんの雰囲気が、多分、現場の空気をリラックスさせてくれているんだと思います。だから、かなり自然体で現場にいます。自然な時の方が人柄が出ると思うので、反町さんがそういう雰囲気を作ってくれているのか、元々そういう人なのか…。いい感じで撮影をさせてもらっています。寝ているのは演技ですけど、毎日、リラックスしています。反町さんは今もキラキラしていますが、「未成年」の時は若かったしもっとキラキラしていて、それはもう本当に触れられないくらい、ジェームス・ディーンの映画を見ている感じでしたね。「GTO」の時、反町さんは主役で、学園ものですから一応僕も教師の役で、反町さんとは同僚だったので、意気込んで現場に行ったんですよ。撮影で北海道に1カ月いたのですが、物語が始まって早々、空から飛んできた気球が顔に当たって、ずっと大きいばんそうこうを貼っていました(笑)。毎日、撮影現場に行くと指さされて、共演者に笑われたというのが思い出です。
僕が演じる結城と千寿は、お互いに背中を任せられる関係です(平山祐介/結城真一)
出来上がったものを見ていただければ分かると思いますけど、千寿(反町)と利己(杉野)のバディは、これから利己を育てていくという関係性だと思うのですが、千寿と、僕が演じる結城の場合は、お互いに背中を任せられるというか、完全に仕上がった2人の空気感を出したかったものですから、そこにすごく気を使いました。杉野くんとは「マウンテンドクター」に続いて2クール連続で共演させていただきます。杉野くんが僕のことを推してくれたと聞きましたが、違うのかな…(笑)。2クール続けてご一緒することはまずないので、本当にうれしかったです。この短期間で、杉野くんの成長みたいなものも見せていただけているような気もしますし、楽しいです。
観月さんとのカラミがあるかなと期待しますが、なさそうですね(笑)(中村俊介/加勢英雄)
演じる加勢英雄は、千寿をライバル視してオクラを見下しているという設定。オクラのメンバーから何か言われると「ノー」と答えるんです。ノーと言える日本人です(笑)。全て否定から入ってしまうけれども、仕事に関してはものすごくできる人なんです。多分、人の意見を聞かないような人物で、上司にしたくない人間ですね。いつもオクラに行っては嫌味なこと言ったりするので、多分、みんな俺のことは嫌いだと思います(笑)。観月さんとは何度も共演していて、今回は、ドラマ「おひとりさま」(09年/TBS系)で共演して以来かな。同じ作品でに出ていても共演シーンがなかった作品もあったんですけど、「おひとりさま」では、恋仲というか、そうならなかった2人みたいな関係でした。いつもそういう、恋仲になりそうでならなかったような役が多いですね。今回、観月さんは千寿の元妻役ということですけど、ちょっと俺、ワンチャンあるんじゃねえかなと思っています(笑)。新しい台本が送られてくる度に、観月さんとのカラミがあるかなと探したりするんですけど、なさそうですね(笑)。
反町さんとは同じ時代を生きてきたので、距離が近い感じを表現しやすいと思います(観月ありさ/井伏愁)
「ナースのお仕事」シリーズ(96年、フジテレビ系)以来となる、火曜9時のドラマ枠に、今回はナース姿ではなく、科捜研の研究員役として白衣で出演しています。この枠は、一度なくなっていた枠ですが、それがまたこの作品で9年ぶりに復活するということで、私もすごく思い出のある枠なので、また出演することができてとてもうれしいです。最近、どの現場に行ってもそうなんですけど、プロデューサーさんや監督さんをはじめ、技術部の皆さんなどの年齢が若くて、スタッフの方たちの中でも女性が多いなと。22年前に比べると、若い世代の方、そして女性がこうして活躍している時代になりましたね。私も反町さんをテレビでよく見ていましたが、共演機会が本当になかったんですよね。今回、元夫婦という役なので距離感がかなり近いのですが、お互い同じ時代を生きてきたので、共通する話題もあって、そういった意味では、初共演ではあるんですが距離が近い感じを表現しやすいと思います。ご一緒できて、とてもうれしく思います。
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