新宿野戦病院2024/09/12
番組情報
キャラクター紹介
- ヨウコ・ニシ・フリーマン（小池栄子）
アメリカ国籍の元軍医。ニューオーリンズに生まれ、14歳で母親とカリフォルニアへ。医大に合格し28歳で医師免許を取得後、13年間軍隊病院で働いていた。戦地に配属され、銃弾が飛び交う“野戦病院”で兵士や住民の救急活動を行っていた際に、ある戦地で、瀕死状態の兵士から大切な物とメッセージを託される。その兵士との約束を果たすため、日本にやって来た。岡山弁や英語交じりの口調で、明るく破天荒な性格。 - 高峰享（仲野太賀）
美容皮膚科医。父譲りの金もうけ主義者で、夜は年老いた叔父の「聖まごころ病院」で麻酔の勉強をし、昼は週3で東京・広尾のビューティークリニックで働きアンチエイジング療法を学んでいる。「聖まごころ病院」を美容整形クリニックとしてリニューアルオープンするという夢を抱いている。気取り屋で、趣味は港区女子とのギャラ飲み。ヨウコと出会ったことで、その生き方に変化がもたらされていく。 - 南舞（橋本愛）
NPO法人「Not Alone」の新宿エリア代表。ピュアな心の持ち主で、困っている人がいると放っておけない真っすぐな性格。“貧しい命も富める命も皆平等”、“人権は保障されるべきだ”という強い信念を持って行動している。ひょんなことからヨウコと高峰と出会い、彼らと共に歌舞伎町の救済を志すことに。実は、その信念の裏に、他人には打ち明けられない“秘めたもの”を抱え続けている。 - 岡本勇太（濱田岳）
歌舞伎町にある交番の地域課に勤務する巡査。交番に駆け込んでくるトラブルを抱えた人々だけでなく、住民たちからも完全になめられている、心優しくも頼りない街のお巡りさんで警察官としての威厳はない。映画やサブカルチャーが好き。「聖まごころ病院」に入り浸ったり、休憩がてらに病院を訪れており、路上のけんかやトラブルが原因でけがをした人たちを病院に運び込む。 - 高峰啓介（柄本明）
「聖まごころ病院」3代目医院長。名医だった創業者の祖父、2代目である父親から運営を引き継いだ。元は腕のいい外科医で、ホームレスから犯罪者まで分け隔てなく治療することで、歌舞伎町の“赤ひげ先生”と称されていた。近年は、病院の老朽化や相次ぐ医療費の未払い、多額の借金などさまざまな問題を抱える。アルコール依存症となって現場を退き、病院を手放すか否かの瀬戸際に立たされている。
出演者
小池栄子／仲野太賀／橋本愛／濱田岳／柄本明 ほか
スタッフ・音楽
脚本：宮藤官九郎／演出：河毛俊作／演出：澤田鎌作／演出：清矢明子／プロデュース：野田悠介
主題歌：サザンオールスターズ「恋のブギウギナイト」
小池栄子＆仲野太賀W主演！ 宮藤官九郎脚本の“救急医療”エンターテインメント
「不適切にもほどがある！」（TBS系）のヒットも記憶に新しい、脚本家・宮藤官九郎のオリジナル作品。ダブル主演を務める小池栄子と仲野太賀が、それぞれアメリカ国籍の元軍医と金もうけ主義の美容皮膚科医に扮し、東京の新宿・歌舞伎町にたたずむ病院を舞台にした“救急医療エンターテインメント”をおくる。ホストやキャバクラ嬢、ホームレス、トー横キッズ、外国人難民など、さまざまなバックボーンを持つ訳ありな登場人物たちが交錯する中で、ユーモアを織り交ぜながら、悩みや問題を抱えつつも人生を強く生きる人々の姿を通して“命”の尊さを投げ掛けていく。
記者会見情報
フジテレビ系の連続ドラマ「新宿野戦病院」の制作発表会見がドラマの舞台となっている新宿・歌舞伎町で開催され、ダブル主演の小池栄子と仲野太賀、共演の濱田岳、生瀬勝久、柄本明が登場した。会場には、歌舞伎町で働いている現役のキャバクラ嬢60名が集結。宣伝担当に就任した彼女たちは、イベントの後半で特別にステージ撮影が許可され、おのおののSNSでその模様を拡散。舞台あいさつ後の撮影会では、キャストの5名のバックにスタンバイし華を添えた。イベント中盤では、主題歌を務めるサザンオールスターズの桑田佳祐から届いた音声メッセージを紹介。「『恋のブギウギナイト』は、ちょっぴり切なくもノリノリなダンスナンバーということで、大変おこがましいとは思いますけども、今や世界中から注目を集めるこの新宿歌舞伎町にピッタリではないかと思っている次第です」との内容が出演者の名前と共に流れると、出演者一同感激していた。
この夏は、サザンオールスターズの「恋のブギウギナイト」で決まりです！（小池栄子／ヨウコ・ニシ・フリーマン）
ヨウコは、今にも消えそうな命を戦地で助けていた軍医なので、（劇中に出てくる）お医者さまたちとはまた違った視点で命と向き合っています。宮藤さんの脚本はそういったバックボーンがとても生かされていると感じました。どんな命も目の前にあるものは絶対に諦めずに救う。どんな立場の人も同じように尊いものだから救うという信念を持った、本当に強くてかっこいい女性です。せりふの面白さはピカイチだなと思いますし、（登場人物は）ぶっ飛んだ役柄が多いのですが、そこが全然違和感がない。歌舞伎町に行ったら、この人たちに会えるのではという感じがしました。いろいろな訳ありの患者さんが運ばれてくるのですが、そういった方たちを宮藤さんの脚本は軽視するのではなくしっかり向き合って、どういうふうに人と人が接するのかというのを、優しく丁寧に描かれています。主題歌をサザンオールスターズさんが書き下ろしてくださると聞いた時は、みんなで喜びました。みんな大好きですし、新曲を提供してくださりとてもありがたいです。「恋のブギウギナイト」は、一度聴いたら忘れられないくらいグルグル回っています。この夏はこの曲で決まりですね！
港区で遊びまくっているチャラチャラした役ですけど、伸び伸びと演じています（仲野太賀／高峰享）
小池さんは、英語と岡山弁のせりふがあって、さらに医療シーンも多いので、俳優としてどれだけ大変なことかと…。なのに、ものすごい集中力でお芝居されていて、しかもほとんどノーミスなんです。（本作は）ワンテイクで進んでいく撮影が多いのですが、そこに照準をしっかり合わせていて、かなりの打率だと思います！ 僕が演じている享は、若くして美容皮膚科医となりお金を持っていて、チャラチャラして、港区で遊びまくっているというキャラ設定ですけど、自分でも思ってもいなかったくらい伸び伸びとやれています。自分の中の持ち前のチャラさなのか分からないですが（笑）、楽しく撮影をさせていただいています。享は、ヨウコや歌舞伎町のいろいろな人と出会うことによって成長していきます。そんな享の成長していく姿を、ドラマを通して表現できたらいいなと思います。桑田さんに名前を呼んでいただけただけでもうれしいのに、メッセージをいただけて、本当にこの作品に出てよかったなと大満足です。（主題歌の）この曲に恥じないように、ドラマも頑張って面白く盛り上げていけたらいいなと思いました。
医者でもないのに病院にずっといる“ガヤ”の警察官役です（濱田岳／岡本勇太）
警察官の役ですが、今日は制服じゃなくて普段着の役衣装です。僕の私服ではないですよ（笑）。仕事でない時はこのような格好で、医者でもないのに聖まごころ病院になぜかいる役です。歌舞伎町の治安維持に燃えている警察官というわけではなく、歌舞伎町に住んでいるただ1人の映画好きという方が近い感じだと思います。僕も難しいなと思っているのですが、医者でもないのに病院にずっといるのは、どういうことなんだろうと。でも、最近は台本に、「なぜかいる岡本」と宮藤さんが描き始めたので、理由を考えても仕方ないなと思っています（笑）。なので、この世界にいることを楽しんでいます。医療ものには珍しい“ガヤ”の役という感じですね。桑田さんからメッセージをいただいて、ものすごく感動しました。サザンが主題歌のドラマって、同業者に少しマウントが取れるんですよね（笑）。「うちのドラマの主題歌、サザンなんだぜ！」と。それぐらい胸を張れることなので、ものすごく興奮しました。このメッセージで、自分の名前を呼んでいただけて鳥肌が立ちました。
学生の時に（兄役の）柄本さんのお芝居を見て、憧れてこの世界に入りました（生瀬勝久／高峰啓三）
先代から続いている聖まごころ病院で、柄本さんが演じるお兄ちゃんの啓介は医者になったのですが、啓三は医者にはならなかったんですよ。いろいろあって、聖まごころ病院の将来を考えています。啓介との仲は良くない設定なのですが、僕は学生の時に柄本さんのお芝居を見て、憧れてこの世界に入った人間ですので。本当に尊敬していて、柄本さんみたいな俳優さんになりたいと思っていたので、うれしく思っています。桑田さんのメッセージは本当にうれしいです。桑田さんの声で「生瀬勝久さん」と言われたこと自体がすごいことで、それだけで本当にうれしいです。
僕も少しだけ英語のせりふがあって大変です（柄本明／高峰啓介）
台本をいただいて、僕が演じる人物はどういう人なのかなと模索しながら、横にいる生瀬さんや皆さんに助けていただきながらやっております。今は少しだけ、どんな役柄を演じるのか分かってきました。宮藤さんの本は、（この発想は）どこから出てくるのかと思うことも多く、楽しくやらせていただいております。僕も少しだけ英語のせりふがあって大変です。僕も、桑田さんから名前を呼んでいただけて感激しております！
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